イニシエーション・ラブ(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

あの原作をよう映像化出来たな!

 

 

たっくん大好き。

たっくんに会って恋して、

哀しいことも経験して。

たっくん…大好き…。

 

 

注!)

ネタバレを知らないほうが楽しめます。

原作のネタバレもわかっちゃうので気をつけて!

 

 

静岡にある大学の理学部に通う鈴木夕樹は、小太りで野暮ったい男。

偶然誘われたコンパで、

繭子というかわいこちゃんにズッキューン。

ハートラブラブラブハート

 

 

 

何故か繭子にも気に入られ、交際スタート。

もう夕樹は有頂天。

 

 

どこからどう見ても可愛い繭子が、自分みたいな野暮天に好意を持ってくれてるなんて。

イッツミラクー!

 

 

神様ありがとう。

 

 

 

繭子と夕樹はいつしか「マユ」「たっくん」と呼び合う仲に。

繭子に進められるままにオサレな髪型に買えオサレな服を買い、

車の免許までゲット車

 

 

 

恋人たちが十字軍のごとくシティホテルを目指すクリスマスクリスマスツリーキラキラキラキラ

当時はそうやってん!

 

 

恋のスタートが遅かったから、もう予約は出来ないよね、今からじゃ…。

おおおお、「今、キャンセルが出ました」これは、神様も後押ししてくれてるってことじゃよね?

 

 

クリスマス、ホテルでプレゼントの交換をする二人。

繭子にはネックレス。

たっくんにはエアジョーダン。

 

 

 

不躾なカポーが、マユ&たっくんをみて、

「不釣り合いだよな」

とほざき腐ったことで(失礼な奴らですね)たっくんは、

小太り脱却を目指し、ダイエットに励むことを決心するのです!

 

 

 

エアジョーダンを履いてランニングするたっくん。

ランニングランニングランニングくるくるくるくる

 

 

 

たっくんは東京の大手から内定をもらってたのに、

地元静岡で就職してました。

女のために一流企業を蹴るのか、オメーすげーな!

!!ポーンポーンポーン!!

 

 

 

ところが皮肉なことに会社から「東京に行くように」と言われちゃうちゃうちゃうんちゃう。

宮仕えですから、イヤとも言えませんわな。

 

 

 

こうしてマユとたっくんは、遠距離恋愛を始めました。

 

 

 

最初こそ、恋パワーで東京静岡を週末に往復してたたっくんですが、

仕事もキツイし、どんどんその逢瀬が辛くなってきます。

タラーチーンチーンチーンチーンタラー

 

 

 

そんな時たっくんの前に、同僚でKO卒、お嬢様の石丸美弥子が現れた。

 

 

 

 

美弥子は、たっくんにアプローチを掛けますが、

マユがいるから二の足を踏むたっくん。

 

 

 

その頃マユは、たっくんの子を孕んじゃってたー。

どうする?

どうなる?

 

 

結局ズルズルと結末を引き伸ばしたまま、子供を堕ろすことに決めた二人。

 

 

 

 

たっくんは、マユが重くなっていきます。

自分ばっかり静岡に行くのも、なんか疲れる。

 

 

 

そして何より美弥子の猛アタックを受け、

出来上がってしまってたこともあり、

静岡行きが億劫で仕方ない。

 

 

 

ある日とうとうたっくんは、

マユに対して「美弥子」って呼ぶ凡ミス発射。

アカン、これあかんやつや!

 

 

ちょいギレしたマユの些細な行動に逆切れ。

大あばれる君した挙句、

マユのアパートからとんずら。

ムカムカムキームキームキームカムカ

 

 

そのまま美弥子と正式にお付き合いを始め、

結局婚約前提みたいな感じまで行きはる。

ピンクハートぶちゅーぶちゅーぶちゅーピンクハート

 

 

ある日美弥子にかけたつもりの電話がマユに繋がりますが、

マユは「たっくん?」と問うてきよる。

 

 

 

ええ?

もうあのブチ切れ別れから、かなり日数たってるのに、

マユ…まだ俺のことを待ってたん?

 

 

 

クリスマスの日、

美弥子の家に招待されたものの、

とっくにキャンセルしたホテルの前でマユが今正にこの瞬間、

たっくんを待ってるのかと思うと

居ても立ってもいられないーーーー。

 

 

 

車を飛ばしてホテルに駆けつけるたっくん。

 

 

ホテルの前で、マユは待ってはるやん!

「マユ…」駆けつけるたっくんは、誰かとぶつかって転倒。

 

 

「たっくん!」

驚いて駆け寄るマユ。

 

 

「マユ!」

…え?

なんでワイやのうて、あっちの男の方に駆け寄って行くのん?

 

 

あっちの男のこと、

なんで「たっくん」って呼んでるん?

 

 

 

一方美弥子の家では、

お父さんもお母さんもタックンが気に入った様子。

「鈴木…鈴木…何クンだっけ」

「彼の名前は、鈴木辰也よ」

 

 

ぶつかってきた男に駆け寄った後、

「すみませ~~~ん」と、こちらに謝るマユ。

 

 

その顔に驚きがちょっと浮かぶ。

「たっくん…?」

 

 

たっくん=鈴木夕樹右矢印今彼

たっくん=鈴木辰也右矢印元カレ

 

 

小悪魔のほほ笑みでたっくん(元カレ)を見つめるマユに、

辰也は呆然とするのみ…。

 

         おしまい

 

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

 

原作既読です。

 

これ原作を読んだ時、

なんかすごい違和感があったんですよ。

?滝汗滝汗滝汗?

 

 

 

Side-AとSide-Bという、2つの物語。

カセットテープの時代の物語だからね。

 

 

 

マユとたっくんの恋物語が、座りの悪い話で、

何やこの、気色悪い感覚は…と思ったら、

そうか!びっくり!

となる結末で。

 

そして、この時は、マユに対して非常な嫌悪感を持ったわけよ。

 

 

 

これを映像化するって言うから、

どうするんかなと思って観たら、

なかなかうまい方法を使ってはった。

 

 

 

ダイエットするたっくん→足元のエアジョーダン→スリムになった、たっくん。

そしてたっくんは東京へ行き遠恋が始まり…と、

鈴木夕樹たっくんが、変化して行ったように見せかけながら、別人たっくんチェンジ完了!

たっくん一筋に思えたマユが、陰ではたっくん2号と二股かけとったゲロー(辰也も美弥子と二股中ですわ…)。

東京でも静岡でも、二股進行中ガーン

 

 

 

 

まゆが便秘で入院してたとたっくん2号に言ってたのも、

1号との子を堕胎手術するための入院だったってわけ。

 

 

別人に「たっくん」という愛称をつけて呼んでるところが、繭子はあざとい!と思わせるんだけど。

 

 

映画版は、そこまで繭子が嫌な女に思えなくて、

まぁ嫌な女なんだけど、辰也に振り回されてて気の毒な部分もあったり。

 

 

原作の「うわ、ウチ、この女好かんわ!ムキー」濃度がかなり薄まってしまったのは、

アテクシが女だからでしょうか?

 

 

一番気の毒なのは夕樹なんだろうけどね。

 

 

 

で、この映画で、

原作を知ってたから、

はいはいここで入れ替わり…のシーンが、分かりやすかったのもありますが。

 

 

理学部数学科の夕樹と、

理学部物理学科の辰也では、

同じ理系でも全くちゃうことしてますんやで?ってことを知ってる理系男子ーズのオカンとしては。

 

 

「数学科」「物理学科」

マルデ、チガイ★マース!

びっくりびっくりびっくりびっくり

ってなってしもうたやん。

 

 

 

アラン・スミシーも、ちょっと皆さん「わかってますやろ?」で、頼りすぎw

 

 

 

でも、なかなか面白かったですよ。

ただ、2回観ないとわからないかと言われたら、

普通に見てたらネタに気づく…と言っておきましょう。

 

 

あ、アレがこれ…?という伏線は巧くて、

アテクシは結構好きですよ。

 

クリスマスのホテルキャンセルの件や、

昔は痩せていた…の件は、

いいですよね~~

OKウインクウインクウインクOK

 

 

 

 

 

前田敦子のおかげ?で繭子が毒気抜かれた感はあるし、

美弥子のほうが悪い女やん…って見えてくる木村文乃マジック!

(なんか上から目線なんだよね、この人の美弥子は)

 

 

80年代の音楽や流行りものがふんだんに使われてて、

そこはすごく良かったです。

 

 

でも流石に

「葉桜~」は

映像化できんやろうなぁ。

 

 

小説だから出来うるトリックの隙を巧くついた、

頑張った作品!

 

前田敦子の繭子は、鬱陶しい感じが若干あり。

ラストの本当は怖い繭子も、

小悪魔って感じになってたし。

それがアカンかというとそうでもない…寧ろこれはこれでいいからアレなんですが。

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