チャイルド44 森に消えた子供たち(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

こんな幸せな国で殺人なんかないもんねー!

 

 

パルナス、パルナス、モスクァ~の味~~

そんなモスクァ~で子供が殺される事件が多発

でも、ここは楽園なんだから、

「事件なんか起きてないっぺ!」

 

 

 

 

レオは、まぁいろいろ辛酸甘苦を舐めた生い立ちを背負ってましたが、

運良くトントン拍子で成功して、

今じゃMGBのエリート。

 

 

その頃、子供が惨殺される事件が多発してたのですが

「殺人なんてねぇ、資本主義国家で起こることだよ、

ここでそんな事件が起こるわけナイよ、チミィ~~」

という公式見解があるため、

表立った捜査は何もされへんかったですよ!

 

ガーンガーンガーンガーン!!

 

 

 

レオはMGBとして、スパイ容疑をかけられてた人を匿ってる農家に、

「御用だ!御用だ!」と行きますが、

ここで、ただ匿ってただけのほぼ無実の両親を子供の目の前で銃殺したニキーチンに対し、

「おどれは、子供の前で何しくさっとんじゃ、ヴォケが」

と叱責しちゃったら。

 

 

「規律を乱さんとってな」と、上司のクズミンに怒られちゃった。

クズミン…名の通りクズイラッ

 

 

 

レオの友人の息子が、殺人事件の犠牲になるけど、

捜査も出来ない。

理不尽さに震えるが、体制に逆らうことも出来まへんがな。

結局「事故死」扱い。

もやもやえーんえーんえーんえーんもやもや

 

 

 

レオの妻ライーサがスパイ容疑をかけられ、タイーホされそうになります。

しかし「ややこができたん!ややこがっ」ということで、

タイーホは免れたものの、

エリート街道だったレオは地方の閑職に回されました。

 

 

 

 

あまりにもど田舎で、

住まいもぼろぼろだし…で、

ライーサは、

「ホントは好きで結婚したんじゃないもんね。

アンタがプロポーズした時、断ったら、

MGBからどんな報復があるかもわからんやん。

怖くて結婚したんや!」

と打ち明けられ、レオショック。

 

 

 

しかし、そんなショックも吹き飛ばす勢いで。

ここでもまた、子供が殺される事件が起きてるやん!

 

 

 

レオは周囲の冷たい目も気にせず、

「偉い人のいう事聞いて、はいはい言うてた僕よサラバ!」と、

ネステロフ将軍の協力をもぎ取り、

捜査を開始。

 

虫めがね真顔真顔真顔真顔虫めがね

 

 

 

鉄道沿いに事件が起こっていることなどから、

犯人は鉄道を利用しているのか?

 

その中でも9人という大量殺人が発生している場所が、

犯人の居場所に近いのでは?と推理。

 

 

レオは事件の謎を追い求め、ホントはアカンけどモスクワに行きいろいろ調べるけれど、これといった情報は集まらず。

 

 

それを知ったあのシーチキン…もといニキーチンが邪魔しくさりやがります。

 

 

シーチキンはライーサに、

「オレのとこに来たらいい思いさせたるでぇデレデレ

と言いますが、ライーサはそれを拒否。

 

 

 

シーチキンは、ライーサの件と、かつて怒られた一件を恨みに思ってクズミンと手を組み、レオを陥れてやがった、腐れ外道。

ムカムカムキームキームキームカムカ

 

 

シーチキンのせいで、レオと彼に協力したネステロフは拷問にかけられ。

レオは刺客に襲われた!

列車内で、刺客と激しい攻防。

 

 

 

ここで、レオだけでなくライーザが、猛反撃。

まるで怒髪天のトト子ちゃんのように、

迫る男をちぎっては投げちぎっては投げ(ちょっと誇張)!

さすがはノオミ・ラパス姐さんや!

 

 

無事刺客から逃れたレオ夫婦。

 

 

 

レオが赴任してきた村にも、犠牲者多発の村も、トラック工場があり、

トラック野郎関係者に犯人おるんちゃうん?って推理は出来上がってて、

列車から逃げ出したついでに犠牲者の多い村へやってきたレオとライーサ。

 

 

ここで真犯人と相まみえますが、

シーチキンもまた推参!

 

 

シーチキンが犯人を射殺し、レオにも「往生せいやぁ!」と銃口を向けますが返り討ちに。

銃ゲローゲローゲロー銃

 

 

 

レオはシーチキンの部下たちに、

「シーチキンは犯人と戦ってその結果亡くなったでおじゃる」

と嘘八百並べて、丸く納めます。

 

 

 

レオは再びモスクァ~に戻り、

クズミンもなんでか失脚してはって。

 

 

レオは

「犯人は西側に捕虜として拉致られられてる間に洗脳されて、良からぬことを吹きこまれ、やらかした」

という表向きの事情を黙認する代わりに、

殺人課を作ってもらって、そこのトップになることを許可されます。

ネステロフ将軍も部下として呼び寄せ、

ロシア初の殺人課が成立。

 

 

 

レオとライーサは、シーチキンに殺された農夫の子どもたちを孤児院から探しだし、我が子として引き取ることに。

 

 

新しい家族となった4人。

ライーサは、

「もう何も怖くない」

とつぶやくのでした。

 

       おしまい

 

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

もっとサスペンスフルでミステリ要素が強いのかと思ってたら、

アクションが多くて。

 

 

ついでに言えば、最初の方はいろいろ説明とかが多くて退屈。

 

 

だいたい名前が覚えられないよね。

だからってシーチキンって呼ぶことはないやろう?

 

 

正直に言います。

最初の頃ちょっと寝落ちしました。

 

 

だって、もっとグロいのが出てくるんかと期待してたのに、拍子抜けやってんもん。

ドクロパックパックパックドクロ

 

 

レオが地方に飛ばされて、

組織から離れたところあたりから面白くなっていくよ。

OKお願いお願いお願いOK

 

 

 

とにかくこの「人事異動」→僻地

これがひどくて。

 

 

アパートじゃなく間借りだし。

ライーサは教師なんだけど、掃除のおばちゃんの仕事をさせられてます。

 

 

ライーサは不満が昂じて、

「妊娠したなんて大嘘じゃ!」

という告白からの、真実の吐露へつながっていくのですが、

ここまで言われても、

「それでもやっぱ好っきゃねん」なレオがすごいです。

 

 

 

 

アクション要素が強くて、レオはいつも大立回り。

さすが、マッド・マックスで大暴れした人は違うわ。

ラブラブ照れ照れ照れラブラブ

 

 

そんでもって嫁のライーサも、

しおらしい女には絶対見えへん。

 

 

男相手に戦う時も、さすがのノオミ・ラパス。

「いやー、やめてぇぇ」と言いながら、

えげつ無いことやっとるがな。

 

チョキニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒチョキ

 

 

 

スターリン独裁政権下では、こういう、

「んなアホな」

なことすらも、正義としてまかりとおてたっていうことが、

ある意味一番

怖かったかな。

 

よく出来た作品だとは思うけど、

もうちょっとミステリの部分を

しっかり描いて欲しかった。

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