ザ・デッド・インディア(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

今度はインドやでぇ!
ザ・デッド インディア [DVD]/ジョセフ・ミルソン,ミーヌ・ミシュラ,アナンド・クリシュナ・ゴヤール
¥4,104
Amazon.co.jp

アフリカで発生したゾンビはソマリア経由でインドに来ました。
インド、あっちもこっちもゾンビだらけなのだ~。



インドの港。
一人の男が怪我をしています。
なんでも「ソマリアで、基地外の女に噛まれた」らしい。

検疫制度はないのか?

インドの郊外で風力発電の技師として働いてるニコラス。
高所で作業をしてたら、地上では、どっかのおっさんがふらふらした男に襲われてはる。


?…となりながらもガソリンスタンドに行くと、
「なんか事故があったみたいで、ガソリンが入って来ーへんねん」
インドではよくあること。


仕事に戻ってたら、ムンバイで大変な何かが起こってるらしい。
暴動はよくあることやし~。
恋人のイシャニから「妊娠してしもうた」と電話があり、
ニコラスは「結婚しませう」と決意。


ところが電話の途中で、電波が悪くなり、イシャにと連絡が取りづらくなります。
「なんかおかしいの」
というイシャニに「家に帰ってなさい、迎えに行く」というニコラス。


このイシャニが、なんというか気が利かないというかボーッとしてるというか、
オロオロするばっかで。
まぁあんなパニックになったら誰でもそうなんでしょうけど、
ちょっとおつむ弱いのかしらん?と思うほど、アカン子。



イシャニは父親から「あんな外国人、遊ばれてるに違いないわ」と言われ結婚どころか付き合うのも反対されてます。


恋人を助けるためムンバイに行く決心をしたニコラス。
彼に助けられたことをきっかけに、行動をともにする少年ジャベド。
と言うか、ニコラスがジャベドに助けられたっていうほうが当たってるやん!


ジャベドの手ほどきで、車を手に入れ、食べられる果実なんかも教えてもらい、
順調にムンバイに行けるんかいとおもいきや、
検問で、ちょっと怪我してるだけでも「おめー、ゾンビ」判定からの~銃殺、
手に怪我してるジャベドも殺されちまう!



逃走。

回り道をしながら、
武器を調達しに行ってバイクを手に入れたり、
そのバイクを盗まれたり。




唐突にヘリが来て、ジャベドは救出されますが、ニコラスはそのまんま。
「ムンバイで待ってる!」
ジャベドの声が響きます…。


一方イシャニは、家に閉じこもってます。
オカンは噛まれて瀕死。オトンはこの地獄の有様に、自分の信念にちょっと疑問を持ちかけてる。


オカンがいよいよゾンビになり、家の中で喰い合いか?と思ったら、ニコラスがやって来ました。


オトンも(自分も噛まれてゾンビになるのが分かったし)、ニコラスの男気に感動し娘を頼む!


ムンバイの避難所に、逃げこむイシャニ。
ニコラスは、ジャベドを探し見つけ出します。
「もうワイら、家族やでぇ!」

なんとなく光明が見えたかと思いましたが、
避難所を軍がゾンビもろとも「なかったコトにしやう」と攻撃。

ニコラスとイシャニとジャベドは、
崩れ落ちる瓦礫の下に埋もれていくのでした…。


       おしまい



助からへんのんか~~~い!

アフリカ・インドと来て、今度はチャイナかな。

イシャニが妊娠したことで激怒ったオトンは、
「キィィィ!あんなアメリカ人と結婚なんかさせるか!」といきり立つし。

ニコラスは昔、恋人が妊娠した時に逃げたという「サイテー!」な過去の持ち主。
ソレをまだ年若いオコチャマのジャベドに打ち開けて、
「まぁいろいろアラーな」といなされてるニコラス…。


でも、あんな気の回らん子と結婚したら、
きぃぃってなるで、絶対。
おっとりしてだれにでも優しい美点もあるんやけど。


ゆるゆるゾンビが、のたりのたりと襲ってきて、
精神的にしんどい。



『ゾンビ大陸アフリカン』(観たはずなのにレビューがなかった。たぶん前のブログに保管されてるのかも…)の、続編。
アフリカゾンビ紀行に続く、インドゾンビ紀行。


インドには、すごいべっぴんさんがおるのに、
なんであんな庶民的な女優さんを使ったのかなぁ。

あと、アカン言うてるのに急に走り出したりするジャベドに、
ちょっとイライラしました。

グロはそこそこ。



「子供のためにバイク頂きぃ」と盗んでいったおっちゃんが、子供にガウガウ喰われてたのが泣けるわ-。


ゾンビさんはいっぱいいてワラワラ。
ニコラスが空を滑空して逃げる時、空に手を伸ばすゾンビさんの姿は、美しいと思いました。

後味は…。
いくら前振りで生き埋めにされた王様伝説を聞かされたとはいえ…。
なんで無差別攻撃?
わからぬ!


ゆるゆるなので、地味です。
でもこれが本当のゾンビ。
ゆるゆるだから逃げられそうなのに、追いつかれる…この絶望感が、
ゾンビ映画の肝の一つ。
ポチッとよろしくお願いいたします
     ↓

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村