- キカイダー REBOOT [DVD]/入江甚儀,佐津川愛美,高橋メアリージュン
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君を守るためにやってきたアンドロイドだ!
好きな音楽はYMO。好きなお笑いはドリフだっ」
コレジャナイ…。
「ARKプロジェクト」
それはロボットを実用化するプロジェクト。
ザックリ言い過ぎかも知れぬが、そういうもんやと軽く思っておくが良い。
そのメインを担ってる博士、光明寺は、
ジローというアンドロイドを作り上げていた!
戦闘用ではないジローは、戦闘ロボットであるマリに戦いでは及ばないが、
組み込まれた「良心回路」が、人の心を理解するキーになるはず。
ところが、光明寺にライバル心むき出しなのに追いつけない、永遠の二番手、ギルバート神崎は、光明寺の甘っちょろい考えなんて何さ!とプンスコ。
光明寺の子供、ミツコとマサル。
研究一筋な父親に、あまりシンパシーを感じていない二人ですが、
光明寺が事故死したことで、二人は狙われることに!
なぜならマサルの身体には「光明寺ファイル」という、ロボットを作る基礎となる秘密メモが隠されていたカラー!
って、四代目火影じゃないんだから、自分の息子の身体に、物騒なもん封印するなや。
四代目火影は良いの。かっこいいから。
イケメソなら許されることですが、一茂じゃ許せねーよね?
高層マンションの窓を割って(何故そんな大げさな事を!)進入する誘拐犯。
二人がピンチになった時、一人の青年が現れ救出。
彼こそがジロー!
でもミツコは、「機械だし!」「お父ちゃん嫌いやったし!」と警戒心丸出し。
マサルはその点柔軟なので、ジローになつきます。
ルポライターの服部半平たちの協力を得て、いっとき身を隠す姉弟ですが、
ミツコの勝手な行動で発見された-。
ジローに助けられ、「逃げんしゃい!でないと捕まりマッソウ!」と言われ、バスで逃避行。
バスで!!サイドカーちゃうんかい!
はぁぁ…ウルヴァリンもバスで逃げてたけど、
ウルヴァリンは絵になったのに、何このびんぼ臭さ。
野宿したりしながら逃避行をしてる間に、
吊り橋効果でミツコはちょっとジローに心を開いていきますよ。
機械のジローにフツーの女子大生が好意を持ってもおかしくないように、ミツコは夢子という設定です。
(夢子:マンガなどの登場人物に恋をする乙女のこと)
夢子なのに、ボッチちゃうし、合コンのお誘いもあるし、許せへん。
夢子は夢子らしくしれ!夢子なめんなよ!!
この野宿でジローがドリフのギャグを叫びますが、そこは「ハ~~イッチョメイッチョメ!」にしなきゃダメでしょ!「だっふんだ」じゃないでしょ!
しかし、ボディガードジローはマリにボコられます。
「やめて!私達が行くから、ジローを助けて」
「欲しいのはマサルだけよ!」と言わないマリは偉いと思いました。
不甲斐ないジローを助けるのは光明寺博士の恩師。
昔ジローをしていた伴大介さんです。
ジローは修理され、
「もっと強くなりてぇ」
と言うのですが、
「良心回路があるから無理、それはリミッターになってるもん。でもそれがあるからチミには心らしきものがあるんよ?」と諭されます。
つまりリミッターを外したら、OKやでと吹き込んだってこと。
ギルバート神崎博士は、なんでかハカイダーになり脳を埋め込みます。
「は~~ヨボヨボな身体が、こないなアクションまで出来るようになるとは!」
はっちゃけた博士はARK本部を破壊してしまいました。
ジローが戦いを挑みに行き、ミツコは服部半平とともにそれを制止に行く…って、あんたらに何が出来るんや?
ジローとハカイダーの激しい戦いが繰り広げられ、
圧倒的にパワフルなハカイダーの前にジローは苦戦。
良心回路を壊しリミッターを外しますが、それでもハカイダーに押されっぱなし。
双方大ダメージを負ったので、ガチャコーンガチャコーンと変な動きをしたりしてますよぅ。
ジローがマルマインの自爆的な電磁エンドで決着を付けハカイダーはハカイサレターになりました。
そしてジローも動かなくなり、
ミツコは「きっと私が治してみせる!」と決意。
服部半平が「ええ話やないか~」と感動。
マリは黒幕と一緒にサッサとトンズラこいてましたし、
光明寺博士の脳みそは保存されてるっぽいです。
続編ありますよ!とアプローチしつつ、
「テレビ特撮キカイダー」の場面を流しながら、
スイッチーオンという歌が流れ、
殆どの人が「電人ザボーガーかいっ」と突っ込んで、
おしまい
もう何も言うまい。
中の人がアクション頑張ってはった。
これしか感想がないというのもどうなんやろうと思うけど。
これしか感想がないのも事実。
敢えて言うなら、マリがクールビューティで良かったです。
さて、TV版の「キカイダー」をREBOOTしたものになってるので、
ジローが繊細という設定はどっか行ってます。
そして肝である「良心回路」が、邪魔者扱いされとるがな!
良心回路壊したらジローは強くはなるものの、破壊衝動のままに…となるんじゃなく、ただ強くなっただけ…だったら、良心回路いらんやん!
善のブルー、悪の赤。そして不完全な心の象徴のむき出しのメカ部分。
だったら良心回路壊したら、全身赤になってくれよ、って思うのが人情やん?
何より、頑張ってるのは認めるけど、
ジローとミツコがイメージに全く合ってない。
ジローとミツコのやり取りも、なんか上滑りしてるしさ。
アクションだけ頑張りたかってん!他はもう、何でもええねん!
そういうお覚悟だったのでしょうか?
まぁね、キカイダーがボコボコにされてしまうシーンでは、
「ジロー頑張れ」って応援したくなっちゃいましたよ。
でもさ、ハカイダー詰めが甘いと思っちゃったのもまた事実なわけで。
ジローがハカイダーに手出しできないのって、
脳が光明寺博士だから…って言う枷もあったはずなのに、
ギルバート神崎だったら、別に躊躇いらねーわな。
アテクシZ級作品は、Z補正を掛けて観るんですが、
これは補正をかけても…うむむぅ。
アテクシのイメージするジローとミツコは、この役者さんじゃない、ここが一番大きい。
んで、ジローはメカなのに、むっちゃ軽いねん!
普通に太ってる人より軽いねん!
そこはもっと重量級にしないとアカンやろ?
いくら時代がコンパクト化してるって言うても、
一応メカなんやから、キカイダーは。
『キカイダー』小説感想→■
こちらも併読していただければ、
アテクシが「キカイダー」に何を求めていたかが判っていただけるかと。
命令だけを遂行してるだけでいい、アッパラパーなマリと、
下手にかしこになってしもたから生きるのに苦労するジロー。
どっちが幸せデスカ?
ココらへん上手く絡めても良かったやん?
とりあえず、
ジローはもっと、ナイーブじゃないとあかんねん!
エレキじゃアカンねん!
原作の「イエッサー」と「ジェミニィ」の間で揺れてしまうジロー。
限りなく人に近づいたがために、「苦悩」という付属物まで頂戴してしまったジローに、
母性本能がキュンとしたアテクシの純情を返せ!
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