- アンチクライスト [DVD]/ウィレム・デフォー、シャルロット・ゲンズブール
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夫婦でエッティに勤しんでる間に赤子が転落死。
嫁はおかしくなり、
旦那は自力で嫁を治そうとするが。
雪の降る夜。
夫婦が愛し合ってるそのちょっとの隙を狙いすましたかのように、
赤ちゃんがチャイルドゲートを開けて窓から身を乗り出し、転落、ご臨終。
妻は葬儀の途中でポテチンしてしまい、病院に担ぎ込まれます。
精神科の投薬を受けてますが、
夫は「医者なんかに何が出来る！このセラピスト俺様！が、嫁ちゃんを治して見せたらぁ」と、
無理やり退院させてやんの。
妻は夫に言われ薬を中止しますが、もう、精神がボロンチョ。
そんで二人で、森にある別荘と言うか掘っ立て小屋というか、
エデンと名付けたそこに行って療養することに。
「こわいいものをこくふくすれば、むてきになれるから、こころがつよくなってもとにもどる」
なんちゅう理屈や？
行く途中、列車に乗ってたら、
世界の車窓から、お化けっぽい顔がちらっと映りこみます。
「こりゃ、ホラーけ？」上がる期待。
ところが期待に反して、
夫婦のちぐはぐさがどんどん際立っていくシーンが延々と映しだされるばかりなりけり。
とりあえず言いたいことは、
どんぐり煩い！！
エッティ依存になってる様子の妻。
自分に絶対的な自信を持ってる俺様夫。
妻は観念的なことを言い出します。
これきっとどんぐりが煩くて睡眠不足になってるせいやで。
妻の治療に来たはずが、
出産途中のシカに出会ったり、
ひなの死骸に蟻が集ってて、それが他の大きな鳥に捕食されたり、
家の中に狐？なにこれ穴熊？が来たり。
カラスがカーとなったり。
嫁は相変わらずエッティを求めて求めて求めてきます。
1人エッティに励む嫁から～の二人の合同儀式に至り～の。
背後の樹からにょきにょき生える手！
ハナハナの実？
もう、なんか収拾つかなくなってるぉ！
夫は、息子が妻から虐待されてたことを検死書で知ります。
そういえば写真に写ってる息子の靴は、左右反対。
そして、嫁は実は赤ちゃんが転落した時、
快楽のまっただ中にいて、
赤ちゃん転落を知っていながら快楽を優先させたのです。
母より女を優先したってこと？
気づかれた事を察知した嫁は、
「捨てられたらかなわん」
という思いから、
旦那のポコティン部分をしばき上げ（潰したのか？）、
旦那が気を失ってる間に、
足に砥石を埋め込んで逃げられないようにしてしまいます。
おかしいよ、
アンタおかしいよ！
気づいた旦那は、ギャー足になんか古代のお金みたいなんが埋まってる！
ポコティンも痛いけど逃げる～～。
嫁は「おどれぇぇぇ、逃さへんでぇぇ、ワシを捨てる気かぁぁぁ」
旦那、見つかりますた。
イッちゃってる嫁。
「エッティしたくなる自分の身体を持て余してるんや」
と、ご自身の大事な部分をハサミで切り取ってしまったり。
もう、チミたち何がしたいのかわかんないよ！
狂った嫁を殺す夫。
よってたかる動物。
夫は砥石を外し、エデンから逃げますが、
山のあちこちから、顔のない女が大挙して押し寄せて、
旦那オロオロ。
おしまい
わかるか！！
最後にうじゃうじゃ出てきた女性陣は、何物なん？
マダムはキリスト教じゃないし、
宗教にはとんと疎いので、
なんか意味深なこと言ってるんだろうけど、
知らんがな！
という映画でした。
実はこの映画、4度目にしてようよう見終えた曰くつきの映画。
だってつまんなくて途中で寝てしまったんだもん。
でもさ、なんか「高尚や」とか「すごい」とか言う評判やから、
ほな頑張って観てみよか？って思ったんだけどさ。
やっぱつまらんかった。
もうね、
いい年こいた男と女が、ぐじぐじやってるのにイライラするっちゅーの！
旦那の暴君っぷりにむかっ腹が立ったし、
何様なん、アンタは！って思っちゃったワケ。
そんで、どんぐり煩いし！←一番許せない部分
多分、あるセンサーを持っている方には、
すごい映画なんだろうなーというのはわかる。
残念なことに、
アテクシにはそのセンサーが欠片もなかったので、
退屈な上に、ミステリアスでもなく、
そのくせ不快感だけは、ビシバシ伝わってくるというね。
もうさー、この夫婦、
肉体のみでつながってるだけやん。
愛情とか、あんま無さ気やん（妻の言葉の端々から感じられる）。
愛情を肉体でしか確かめられへんみたいやん？
大体、気が臥せっている嫁を、
あんな僻地の掘っ立て小屋に連れて行くて…。
健康な人でも病気になるわ！
しかも投薬も中止させて。
まぁ、嫁も、我が子を虐待してたんだけどさ、
その虐待って、旦那に対する不満を旦那に直接ぶつけられないから代償行為として息子にぶつけてたんやとしたら、
諸悪の根源旦那やん？
「お前のこと案じてるんだ」と見せかけて実は、
「俺様の言うとおりにしとけや！」
全てがそれだったら、
でもエッティは相性抜群だったら…。
嫁の気持ちの持って行き場は何処へ？ってなるわいな。
嫁は旦那の言うことハイハイ訊いてないで、
ゴゴスマの電話相談にでもかければええねん！
あるいはブログで愚痴を吐き出したらええねん。
便器に頭叩きつけてる場合か！
なんてことを思いつつも。
全部、どんぐりが持って行きよった。
まぁ、痛々しい映画ではあります。
肉体的にも、
精神的にも。
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