呪われたジェシカ(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

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映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

私がおかしいのか、周りがおかしくなってるのか?
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心の病を癒やすため田舎にやって来ましたが、
癒やされるどころか、
追いつめられてる気がするんですが…。




以前心を病んだことがあるジェシカは、療養を兼ね、田舎の一軒家に引っ越してきました。
旦那のダンカン、
友人のウッディも一緒です。
「田舎で農業をして生計を立てるバーイ!」(甘い考え)


ジェシカってば、
霊柩車で引っ越してくる…という、ぶっ飛び具合もさることながら、
他人様の墓の図案を紙に転写して寝室にインテリアとして飾るという、いろいろ、危うい方。



墓の図案を映してたら、少女がいるのをみつけます。
誰ジャイ!?
でも、ここで事を荒立てると、
また病気が再発したと思われるので、黙っておくことに。


家にたどり着いたら、家に中に誰かいます。
誰ジャイ!?
今度は、他の人にも見えてるので幻覚じゃないわ~。


見つかったのはエミリーという女性。
空き家だと思ってたの、ゴメンネ…ということなので、
4人で共同生活することになります。
何でぇぇぇ?
見知らぬ女と一緒に住むってドユコト?



家のそばにある湖に泳ぎに行ったら、ジェシカは水中に女のようなものをみつけます。
溺れかけて旦那とウッディに助けられるのですが、
「なんかおった」
と言っても信じてもらえません。
「サメみたいなんが…」
信じるかーーーーー!
湖にサメて、そんなん信じるのは、サメ映画をアホほど観た人だけ!



つか、紅葉がちらほらしてる時期に泳いでるこいつらの神経がわかりません。


お金もそろそろ底をついてきたので、
家にあるものを売りに行こうということに。
屋根裏に行くと家族写真をみつけます。

骨董品を持って村まで売りに行きますが、
村の人は冷酷。


古物商のおっちゃんが、
「あそこは、曰くつきの家でな…」
と教えてくれよる。

なんでもその家では新婚の嫁が湖で行方不明になり、
彼女は吸血鬼となって彷徨ってるんだそうな。



さて、メアリーはウッディに熱視線を送っていますが、
ダンカンにも興味がある様子で、
ジェシカはなんとなくお察しで心を痛めてます。


謎の少女に誘われるようにして付いて行った先で古物商の遺体を発見。
少女が、幻ではなく実在の女の子だとは旦那のおかげで判るのですが、
古物商のおっさんのご遺体は消えた!


屋根裏にある写真の女性が、エミリーにそっくりなことに気づくジェシカ。
もしかしてエミリーは「消えたと言われているアビゲイルさんその人」で、吸血鬼なのん?


一緒に湖に行ったら、溺れさせられそうになり、
逃げて帰るジェシカ。
旦那は村に行ったまま帰ってこない。


エミリー吸血鬼に違いない!
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

部屋に鍵かけて閉じこもりませう、そうしませう。


ところが待てど暮らせど旦那が帰ってこないので、
ジェシカはトラックの運ちゃんに村まで乗せて行ってもらいます。
旦那を探してると村のじじぃたちが寄ってたからっしゃるが、
みんな首とかにパックリした傷跡(ゴケミドロのパックンチョな傷跡みたいなの)があるやん!
さっきのトラックの運ちゃんにもあったやん!!



ウヒィィィなジェシカは、
またもやダッシュで家に帰ります。


旦那が帰ってたのでああ良かったとおもいきや、
旦那の首にも傷跡が!

玄関ホールに放置してある棺桶?には、あの謎の少女が殺されて入れられとる。


農場で農薬散布をしているウッディに助けを求めたら、
ウッディも殺されてた-!

村から出ようとしても、
「オマエはここから出したらへん」
と、船着場の船長さんに言われる(傷跡あり)。


ジェシカは襲い来る村人とエミリーに囲まれ、
やむを得ずボートで川に脱出し、
「コレは夢なの?それとも悪夢なの?」
と自問自答。これが冒頭のシーン。


さて、ジェシカが体験したことは、
現実なのでしょうか?
それともジェシカの心の病が見せている幻なのでしょうか?


        おしまい



ジェシカが、精神的におかしくて、
なんでも「変に」見えてるんかと思ってたら、
ゴケミドロ?

もう、何がなんだかわかめ●ですよ!
(お子様に配慮した)



年代物のファッションとかいろいろ見どころがあるんですが、
ジェシカが「おかしい子」というのはもう早くから提示されてて、逆にそれがミスリードを誘ってるのかな?


ほんとに吸血鬼エミリーがいて、
村人たちはエミリーの思うがままに操られてる。
エミリーはそろそろ普通の身体が欲しくて、
ジェシカの肉体を乗っ取ろうとしてる…とも読み取れるし。


あんな岸に近い川辺に浮かんでるボートなのに手出しできないのは、
吸血鬼だからなの?

んじゃ、あの水の中でゆらゆら揺れてた女の人は、
お化けなの?
吸血鬼なの?
サメなの?(無い)


古物商は何で殺されたん?
思わせぶりに出てきた少女は、何者?


という、突っ込みどころがたっぷりございますが、
まぁ、モダンホラー(当時の)なら、こんなもんかなぁと。

隠れた名作ってほどには名作ではない…気もするものの、モヤッとした気色の悪い感情は、さすが。


味方がどんどんいなくなる絶望感、
これは旦那を寝取られる恐怖と表裏一体。
エミリーという異分子を受け入れたジェシカ。
ジェシカ一家という異分子を受け入れた村。

異分子を簡単に受け入れたらアカンということか?
たこ焼きにチョコ入れたりチーズ入れたりそういう邪道は、
アカンということか?



ファッションが古かったり、
メイクが古かったり、
髪型が古かったり、
そういうのが好きな人は、楽しめますよ。

ぱきっとした「判りやすい」ものを求めてると、
がっかり。


とにかくヒロインのジェシカが全力疾走します。
「太陽に吠えろ!」か、
「呪われたジェシカ」かってくらい、

走ってばっかり。

アテクシがヒロインに抜擢されたら、
最初のワンカットで、
交代命令。
ぽちっと押してね、走れないマダムだけれど。
     ↓

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