V/H/S ファイナル・インパクト(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

お馴染みのシリーズ、ちょっと趣向が変わった?
V/H/S ファイナル・インパクト [DVD]/パトリック・ローリー,エミリア・ゾーヤン,ジャスティン・ウェルボーン
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アイスクリーム販売のバンが街を疾走。
パトカーが追いかけてるので、
オレは撮る。
その合間合間に、奇妙な物語が挟まれてるよ-。





ケビンと、その彼女のアイリス。
ケビンが撮影ばっかしてるので、アイリスはちょっとイラッとしてきました。
女は現実的なのです。

ある日、一台のバンが町中を失踪し、
パトカーが追いかけてるシーンがテレビで流れます。
「俺んちの近所やんけ!」

ケビンは勢い込んで撮りに行きますが、
惜しいところで激写の瞬間を逃したぁ!



暴走のどさくさに紛れて、誰かが轢かれて腕がぶっ飛んだり。
おまけに彼女のアイリスが、鼻血ぶ~になって、バンに連れ去られたやん!


ケビンはチャリキ(ケッターマシーン)でバンを追いかけますが、あちこちで鼻血ブーな人が続出。


スマホで助けを求めるアイリスを求めて、
バンに追いつきます。


バンの中には、モニターが並んでおり、
モニターから「スイッチを押せ」と命令が。

なんか押したらアカン予感がする…躊躇してたら、
アイリスが自分で自分の頭を壁にぶつけだし血塗れに。


「うわーん、押すがな、押したらええんやろ?」
ポチッとな。

しかしアイリスは、スマホを口にぶっこまれてすでに死んでおり、世界が、アカン事になりそうな予感をはらみつつ終わりますぞ?

と、これがメインの作品の
Vicious Circles


合間に挟まってるのが
一作目
【Dante the Great】
ダンテはマジシャン。
もう、超人気!

その秘密は、マントにあった!


そのマントを使うと、摩訶不思議な力を使えるの。
テレポートとかサイコキネシスとか、
一般人がバビル2世になっちゃうのよ!


で、アシスタントの女の子がどんどん行方不明になるんだけど、実はマントがその力の代償として、生け贄を求めてたのよぅ。


ダンテの力の秘密を知った新アシスタントの女の子は、
我が身を守るため、警察にチクるけど、
乗り込んだ警察は全滅。

仕方なく彼女がダンテと戦うことに。


マントの端っこを持ってるだけでも、超能力を使えるみたいで、
マントを引っ張って戦う二人は、存外にドラマティックでカッコヨスよ?


結局ダンテは、嬢の策略でマントに喰らわれアデュー。
ひと安心した嬢ですが、彼女もまたマントに喰われるのでした。
ちゃんちゃん!


二作目。
【Parallel Monsters】
異世界への扉を開けてしまった科学者の主人公。
時を同じくして平行世界の「自分」も、同じ異世界への扉を開発してたん。

オレがお前でお前がオレで…ってなった二人は、
互いに別の世界へと移動します。

ただし15分したら戻ること。

ウキウキしながら、平行世界に行く二人の「自分」。

ところがぎっちょん。
あっちの世界の嫁は、変な儀式(黒魔術っぽい)をしてはるやん。
おまけに、知らん男が二人おるやん。

どうも自分がいる世界と、見た目は似てても根本的に違うんちゃうんか?
そんなことふと思ったり。



一方、あっちからこっちにきた「自分」も、
違いに気づき始めたよ?


あっちの世界に行った「自分」は、世界の違いに驚き桃の木。
何が違うって、ティンコが違うやん、
何やねん、そのティンコ!

怪物やん!
えぐすぎやん!
そんなティンコで、この僕ちゃんにBL的な何かをしようと企んでるのか、チミタチィ!

アヒーアヒー!
「自分」は、
「どうしたのよ?」と訊いてくる平行世界の嫁をぶん殴り、自分の世界へ戻ろうとします。


貞操の危機!
…は、自分の世界の嫁にも及んでいて…。

元の世界に戻った「自分」たち。
あっちの世界の「自分」は、「ようも嫁を殴ったな!」と、
怪物化したあそこに頭を喰われて…。


はい、終了、もう、世界を革命する力、要らんから終了!
でも一息ついてたら、
血まみれになったこっちの世界の嫁に包丁でグサグサ刺されて…。

あっちの自分、嫁にあの化物ティンコで何しやがった…なんて考えながらアデュー!


三作目。
【Bonestorm】

馬鹿。
馬鹿が集まっても馬鹿。

そんな馬鹿たち、スケボーしてる映像をネットにアップして一儲けを企んでます。

「ちょっと変わった場所で撮ろうや」
メキシコに行くもんね-。

撮影に選んだ場所は、
人気のない変な場所。


広場の真ん中に祭壇のようなものがあり、
犬のウンチョが置いてあったり、
変な魔法陣みたいなのが描かれてたり。

普通なら「おかしい」と気づくのですが、
馬鹿だから、なんでもええわーと撮影に勤しみます。


そんでちょっとした怪我をしたら、
その怪我から出た血が、魔法陣みたいなんのところにポタリ。

すると何と致したことか!
わらわらと、ボロ布を纏った奴らが現れ襲ってくるっす。

ギャー。
ギャギャギャギャー!

襲われたので、反撃しました。
殺らな殺られるからです。
もう、見事なほど潔く、ボコボコにぐちゃぐちゃに殺しますよ?

ところがそいつら死んだ後、骸骨になってまた襲ってきやがる。

結局バカ少年たちは、
殺されました。

        おしまい



どっかの家とかに入って、
テープを探したら…って言う今までの流れからはちょっと外れちゃった本作。

短編も、
判りやすい分、不穏な感じはなくなったかな?

とりあえず、馬鹿たちがゴアゴアしながら戦うだけで一本終了な奴は、
ちょっと唖然。

ダンテはなかなか面白かったです。

ティンコは、え?そっち(下ネタ)に行っちゃうのん?
というね。
嫁ちゃんが気の毒やん、というね。

監督が変わったらしく、
これはこれでなかなかいい味出してると思うけど、
今までの「V/H/S」シリーズから観たら、
トーンダウンかのぅ。


つか、カメラ小僧の哀しみが、
結局ぽちっとしたらどないなんねん?
という尻切れトンボみたいな終わりだったのは、
不親切かなーと思いました。

もう少し、どうなるかを(人類鼻血計画とかよ~)描いて欲しかったかな。


コアなファンにはそっぽ向かれてるようですが、
初心者なら、このレベルでいいと思います。
バラエティも豊かだし。
ただし下ネタがダメな人は注意。
あと、BBAのヌードは、誰得???

あんなでっかいティンコを、どうやって隠し持っていたのか?
見た目上は、もっこりしてなかったやん!

突っ込むとこ、
そこか?


つかこの監督、アテクシが吐き気を催した最低映画、
「デッドガール」の監督やったんか!
ほな、あんまり褒めんでもええか…ヲイ!
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