シャニダールの花(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

お胸に花が咲きました。chi chiにじゃないよ!!!チッ
シャニダールの花 特別版 [DVD]/綾野剛,黒木華,刈谷友衣子
¥5,076
Amazon.co.jp

花が咲きます、花が咲く~~。
「これは人類にとって役に立つ花アル!」
でも、ほんとにそうなのかにゃ?





ネアンデルタール人の遺跡のそばで、同じように化石化して見つかった花。
シャニダール遺跡の名をとってシャニダールの花…と呼ばれたそれが、
女性の胸に咲き始めます。


胸と言ってもchi chiではなく、デコルテの部分。


シャニダール研究所は、この花を咲かせた女性を隔離し、
満開になった花を切除しています。

なんでも、特効薬として効果があるとかないとか。


シャニダール研究所に、1人の新人がやってきます。
美月響子というその女性は、花を咲かせた女性たちのケアをしたり…、
まぁ下っ端。




植物学者の大瀧は、花の成長に一喜一憂。


満開になった花を切り取る手術をしたら、被験者が死んでしまうという症例が相次ぎます。
花を奪えば命も奪う。


「研究のためですから、多少の犠牲はやむを得ませんな」
所長はそういう考え。


花は、女性たちの心理状況で咲き誇ったり萎れたりしていきます。
大瀧に恋する女性は、花を咲かせたあと手術をされ死亡。
孤独だった少女は友人ができ、花が咲き誇りますが、
その友人は花が咲かないことから、他の子の胸に咲いた花を引きちぎるという暴挙に。


そして、大瀧と惹かれ合う響子の胸にも花が生え始めていました。


響子は満開になったその先を知りたい…と、
「雄蕊と雌蕊が受粉したら、種は出来ますんか!」
研究所にも辞表を出し、去っていきます。
あばよーー!


その後大瀧は、あちこちにシャニダールが自生しているのを見つけます。

響子は昏睡状態のまま、
シャニダールを咲かせていました。


花は、「寄生」しているのです。


そして大瀧は、響子の概念?の中で出会い、
響子も自分も、そして人が花となった世界を垣間見てしまうのでした。


     おしまい



恐竜を滅ぼしたのは、花。
植物を食い倒した恐竜に対抗するため、植物は「花」を生み出したのです。
そんな学説。


ネアンデルタール人の遺跡からシャニダールが出てきたのは、
彼らが死者を悼む気持ちで花を添えたのではなく、
花に寄生され滅んだんだぉ!

そんな学説。


ひとつひとつのポイントは、面白いしSFティックなのに、
何でこんなにかったるいんじゃ!

花防護服。
ダッサー!




で、結局みんな花になる人類お花計画なのけ?
エヴァの墓のようにズラーっと並んだ花・花・花…。

響子は、花を摘み取られるのではなく、
花を受粉させ、
あちこちに花を撒き、
寄生パワーを増加させたのか?


そんで人類を花にして、花にとってどんなメリットが有るん?


さっぱり訳が判らん。

とりあえず、
花の観察を真面目な顔でしている綾野剛が、
すっげー間抜けっぽくて笑えました…。


響子と大瀧は、花を媒介にして再び出ったのね。
これがホントの、
花キューピット!


教授がMNOに、花を渡し「チミはナオンに花を渡したことがあるかね?」と質問。
「無いです」
「フフ…チミはまだ獣なんだよ、人類は花を送るのだ」
うっせーわ!全国のMNOを敵に回したにゃー!
花より金よこせ!あ、ポチでもいいです
     ↓

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村