ある優しき殺人者の記録(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

サスペンスかと思って観てたら、なんじゃこりゃー!!
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あの子は事故で死んじゃったけど、
神の命に従って人を殺していったら、
あの子は蘇ります!
いやいやいや、なにそれぇ?




ジャーナリストのソヨン。
カメラマンの田代とともに、ある場所にやってきます。


障害者施設からトンズラこき、
18人も殺しちゃったサンジュンが、
「オレノウタヲキケ!」
じゃなくて、「オレが何故このようなことをしたかを撮れ!そして語らせろ!」と言ってきたからです。


難儀な仕事やなぁ…と思いながらも、
サンジュンは昔の顔なじみなので、指定の場所に出かけます。



そこはボロいマンション。


サンジュンは、かつて仲良しだったユンジンを復活させるために人を殺し続けているのだとソヨンに伝えます。


神さんが言わはったからさ~~。
もうな、神さんが言わはる符号が、ピタピタ合うわけよ。
これは、ナンボアホなオレでも、
神さんのご命令やと思うわけやん。


そういうわけであと2人殺したら、27人殺しが達成できます。
それをチミたちがドキュメント映画にしてくれたらいいってことですよ、ネ?


何言うとんねんこいつ?なソヨン。
そして、
( ゚д゚)ハッ!まさか残りの2人ってアタシとカメラマンのことかァァァァァ!


「ちゃうちゃう、最後の二人は、日本人のカポーやねん。
こいつらの愛のパワーを頂いたら、神様の言う通り」


「アホなことは辞めなはれ!
人を殺してユンジンが助かって…それでいいの?」
まっとうな正論を言うソヨンに、
「ユンジンが生き返ったら、オレの殺した人らも生き返るんやもん」




そうこうしてたら、本当に日本人のカポーがやって来ました。
バットでカポーをしばきあげるサンジュン。

ところが、ラスボスは強かったー。


ボコ殴りされてても、
「おどりゃー、何さらすんじゃ」
と立ち向かってきよる。


カポーの女の方を人質にとって、
「チ…チミが死なないと、この嬢ちゃんが痛い目に合いますよ」(震え声)


「やってみろや、このフ●●●●野郎が!」
「や…やったるわい!」
とりあえず彼女さんをひん剥いて、chi chiを見せます。


ところが、この彼女さんも肝が座ってるというかなんというか、
挑発されたサンジュンに暴行されても平然。


何か勝手が違う…と、慌てるサンジュン。
もうお家に帰りたいと思うソヨン。
オレ空気やん…なカメラマン。



そんな彼らにはお構いなしに、
愛の行為に励むカポー…。



「チ…チミたちは死ななきゃいけないの!
だって首に痣があるでしょ?神様は痣のある男女を所望なの!」


しかし、痣があったのはソヨンとサンジュンでした。


バーサーカーモードになったソヨンがカポーの女の首を切りますが、辛うじて息がある女にグサグサ刺され。
サンジュンも、ボコボコにされながら男を殺し、
カメラマンさんは巻き込まれて刺されます(不憫な…)。


「ああ、こんなところじゃなく、もっときれいな場所で、あなたに殺されたいわ」
ソヨンの最後の言葉で、
廃墟の屋上付近に行くサンジュン。
カメラマンさんもついてきます(タフガイ)。


サンジュンはソヨンを手に掛け、
「神様ー、これでユンジンが生き返らなかったら、
オメーのことを恨むからな」
と飛び降り自殺をしようとしたら。


空の彼方から、
タコみたいなんが現れ(これが神様なのけ?)
あひょー!となって、気がついたらユンジンが事故に遭う現場に来ていました。



サンジュンは「早くここから逃げなさい」と彼女を逃し、自分は事故にあってしまいます。

そして次に気がついたら、
サンジュンとユンジンとソヨンは、
普通のおとなになり青春を謳歌していたのです。


ユンジンとサンジュンは恋人同士みたい。

で、殺された人たちは、
どうなったんでせうか?


      おしまい



いや…どう捉えたらええんでしょう?

chi chiが出た出た、
chi chiが出た~~、あ♪良い良い。


こう納得したらいいんでしょうか?


精神的におかしくなってる人が、連続殺人を繰り広げ、
その動機が「事故で死んだ少女をよみがえらせるため」…っていう、
ありがちな話なのかと思ってたら。


最後に死ぬはずだった日本人観光客が、
無茶苦茶タフマンで、
男の方は凶暴だしクチは悪いし、
女の方は変態だしクチは悪いし。

このまま犯人死んじゃうの?からの全滅エンド。


からの~~~。
神降臨。

まさかのタコ。

そして、ハッピーエンド。

どうしたらええのか、正直わしにはわからぬ。


犠牲になった、他の方々の生死については何一つ語られていませんが、
もしあのカポーが生き返ってたら、
きっと、
あちこちでアカンことをしでかして、
ネットで俎上に上がっていることでせう。



眠たくはならなかった、
ドキドキハラハラはした!
でも唖然呆然でした。


「とんでもない眼に合わせてやるぜ!」と言いながら、やってることはchi chiモミモミ…。
…ヲイ…これだから**は…。
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