- 共謀者 [DVD]/イム・チャンジョン,チェ・ダニエル,オ・ダルス
- ¥5,184
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臓器がほしい人、それを売る人、
それを提供する人…って、提供ってアンタ!
臓器密輸ブローカーのヨンギュ。
この人は過去に、臓器を抜き取るかわいそうな役回りの人にとんずらされた挙句、兄貴分のヨンチョルが船から堕ちてお陀仏になってしまわはるというチョンボをやらかしたゴイスーな経歴の持ち主。
今回は、中国に向かう船で、新たにブローカーの仕事をするため、イヤイヤ参加。
一方、新婚旅行に行くため船に乗ったサンホ。
奥さんのチェヒは車椅子。
ところがサンホが「小腹が空いたから」とカップ麺を買いに行ってる間に、
奥さん消えたーーー。
また、同じ船にはユリという、オトンに移植手術を受けさせたいから中国に行くヨー!という親孝行な娘さんも乗っています。
チェヒとユリは、袖すり合うも他生の縁で親しくなったので、
ユリは絶賛パニック中の旦那さんサンホに同情し、
チェヒ行方不明に、協力して彼女を捜すことに。
チェヒは、なんと臓器密売組織にとらわれていたのでした。
「チミの臓器をいただきマンボ!」
こうしてブローカーと、サンホと、ユリの三竦み物語がスタートかと思ったら、
なんとヨンギュはユリの知り合いでした。
つかヨンギュの片思い。
探し方が杜撰なので、チェヒは見つからずじまい。
そして新事実!
チェヒは出落ちマン・ヨンチョルの妹でした。
チェヒが行方不明になったというのに、船員さんは結構冷たいし、
サンホは、ハワワワワしてるだけだし、
そうこうしてるうちにユリのお父ちゃんもおらんくなって、
どんだけ行方不明者出したら気が済むねん!な船です…。
ユリがオトンを探してたら、
内蔵をごっそり抜かれたオトンを見つけました。
オトンは移植手術を受けに来たつもりが、
臓器提供者になっちゃったのです。
(;´д`)トホホ…
でも、こんな病気持ちのジジィの臓器、あんま役に立たんのんちゃうん?
ヨンギュは、好きなユリのために、違法な臓器売買に手を染めたら、
その臓器提供者は、兄貴の妹だったという、
なんて世間は狭いんだ状況。
さてさて、実はこのブローカーの要にいたのはサンホでした。
保険会社に勤務してるサンホは、ヨンチョルを亡くしたチェヒに近づき、
結婚。
ヨンギュはサンホと戦い、サンホを仕留めます。
ユリは結局何も知らないまま。
そしてラスト。
死んだと思ってたサンホはしっかり生きていて、
イケメソ笑顔で爽やかに嗤い…。
おしまい
主役がコロコロ変わるので、
一体どの視点で観たらいいのか、非常に困る。
だから正直、観て数日経った今、
「どんな話やったっけ?」と悩みつつこれを書いてます。
片思いの彼女と兄貴を天秤にかけたら、
兄貴のほうが勝ってしまった…のでチェヒを助けようとしたヨンギュ。
両思いだったら、きっとユリに肩入れしただろうなー。
サンホが黒幕だったので、風呂場でチェヒが囚われてる時も、スルーぶちかましたんですね。
ああ、気がつかないの?そこにいるじゃない…!と肩入れしてたのに、知っているのに知らん振りしてやがったわけですよ、糞虫野郎が。
で!
ユリのような立場にいる人が、非合法な移植を望まなかったら、
こういうお商売は成り立たないけど、
臓器がほしいのよ、欲しいんだったら!という人がいる限り、
このような、臓器ブローカーはなくならないんだろうなぁ…。
つまり、
サンホやヨンギュと言った、直接手を下す側の人間だけで開く、
違法に臓器を欲しがる側の人間も、
共犯関係なんですよって意味合いで、この「共謀者」ってタイトルが来るわけなんじゃね?
ところで「たいそうグロい」と聞き及んでおりましたが、
どこがグロいのか判らん。
おとやんが開きにされてたシーンか?
やっぱり、死刑になるほどの犯罪を犯した人は、
臓器提供者になって、
角膜や腎臓くらい差し出せよ、
もう肝臓も心臓も、差し上げますって気になれや!
そうしたらこういうお商売も、ちょっとはやりにくくなるんちゃうんかなぁ…、
なんてことを考えてしまうアテクシなのでした。
とりあえず…。
良う判らん!
実質上のギブアップ宣言…。
どんでん返しがすごかったら面白いってもんじゃないんだなぁと、
思い知らされましたよ、アテクシは!
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