- スイートプールサイド [DVD]/須賀健太,刈谷友衣子,落合モトキ
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アタシ…ボーボーなんです…。
気になって、部活も頑張れない…。
そんな時、彼に出会ったんです。
高校1年生なのに、ツルリンな太田年彦。
同じ水泳部の先輩に、
「こいつまだ、ツルリンだぜーー」
と、言いふらされるし、皆様の目前に晒されるし。
なぜボクはツルリンなんだよぅ!
一方、毛深い系女子後藤綾子は、毛深いことがコンプレックスで夏でも長袖。
しかし彼女も水泳部なので、只今青春苦悩中。
こんな二人は、お互いがお互いを羨ましいと思っていましたが、
綾子がアプローチ。
「私の…毛を剃ってくれない?」
年彦は了解し、彼女のムダ毛(腕や足)をキレイにツルツルにします。
そして年彦は、妄想の世界にぶっ飛んでいくのです。
毎週彼女の毛をツルツルにする宿命(さだめ)を背負った男、年彦!
徐々に綾子に心ときめいていく年彦。
ツルツルの自分を超越したボーボーに思い焦がれるのは当然ですが、その相手が異性なのでより一層、恋の炎がボーボーになるのです!
本人はツルツルですが。
年彦が綾子にうつつを抜かしているその背後では、クラスメイトの坂下が、あざといとも思えるアタックをかけています。
こうして奇妙な三角関係が継続していくのかと思いきや、
坂下が二人の秘密を知ってしまいした。
おまけに三角関係ではなく、綾子は二宮先輩が好きだったことが発覚。
ここから、時彦は、サイコさんへと変貌を遂げ、
剃った毛を食べてみたり、爆破計画を立ててみたり…。
もう、どんどんおかしくなっていきます。
一方綾子も、何故かハサミで毛を剃ろうとして、血塗れに=自殺未遂だと思われる。
綾子も時彦も、坂下も、想いは空回りし続けて行きますね。
時彦は意を決して、綾子に、
「あそこの毛を剃らせて欲しいでやんす」
と頼み込み、綾子は「剃りたいなら、剃ればよい!しかし、オメーのことは好きではない」宣言。
ぎゃー、青春の残酷。
結局時彦は、何も出来ないまま、
「毛の剃り方を教えてあげるよ…」
と言い、二人の秘密の関係は、終わりを告げるのでした。
夏休みが終わり、部活が始まります。
そこで時彦は、自分にも毛が生えたことを知りました。
「ツルツルはツルツルにもどれ!毛ぇ剃ったる」とからかう先輩に、
綾子は言い放つのでした。
「私が、剃ります」と。
おしまい
毛を剃る…なんとエロティズムにあふれた映画!
何もそれらしき行為はしていないのに、
あふんあふんを垂れ流している映画より、よほどエロスを感じるのは、フェチ要素がたっぷり詰まっているからでしょうか。
腕や足のムダ毛をお手入れするだけならまだしも、
その時スク水で…というのもエロなら、
脇の下を剃る…というのも、かなり危険なレベル。
R指定は…R指定はかかっとらんのですか?
お子さんと一緒に観たら、
気まずさ130%ですよ!(当社比)
脚や腕を剃りながら、妄想の世界で考えている時彦。
「またまたうっとりしてもうたァーッ、これ以上はいけねぇ、これ以上はいけねぇ!」
ボーボーに憧れるツルツル男子。
ツルツルを羨むボーボー女子。
他人目を意識して、自意識が過剰になる高校1年生。
そんな切なく甘酸っぱい時期。
須賀健太くんが(もう二十歳なんやね)、コンプレックスに苛まれながらも、狂気に駆られていく時彦を、これでもかと演じきってます!
おばちゃんが、これを観ても「あははは」で済むと思いますが、
(あ、女子のママンは笑えないですからね)、
中高生の嬢がこの映画を観たら、
「きゃー、変態っ」
ってなると思いますにゃ。
毛に始まり毛に終わる、そういう映画。
だから、感性が合わない方や、
こういう「ちょっとした変態チックな雰囲気」が苦手な方には、
面白くもなんともない話。
この映画で笑えるかどうかは、
ある意味踏み絵かも。
アテクシはこういうのOKです。
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