- トランストリップ [DVD]/ジュノー・テンプル,エミリー・ブラウニング,マイケル・セラ
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内向的で社交性に乏しい女子が、
外国で見知らぬ人の中に放り込まれたら、
どうなりますか?
こうなります。
アリシアは、
「ヒッキーしてたらアカンで、ええ齢の娘さんが」
みたいな理由で、親からいとこのサラがいるチリに行かされます。
サラを訪ねて行ったのに、なんでか旅行に行くことに話が決まってました。
行くメンバーは、
アリシアとサラ。
サラの恋人アグスティンと、アグスティンの姉ちゃんバルバラ。
そしてアグスティンの友人ブリンク。
アウェイ、
完全にアウェイです。
「長旅だったのでシャワーを浴びたい」とお願いしたら、
「(・д・)チッ、めんどくさい子」
と悪し様に言われちゃったよぅ!!
バルバラ…怖い…。
アリシアちゃんがここでchi chiを披露してくれます。
ヤッタネ!
いざゆかん、観光地、リゾートアイランドへ!
…が、サラが都合で後から合流ということになってしもうたやないの!
「いややいやや、サラと一緒におりたいねん」
しかしサラは、表向き「学校の用事」と言ってますが、
実は堕胎手術をうけるので、
アリシアがついてきたら困るので、みんなと一緒に行け…と送り出します。
アリシアは英語しか話せないので、
ノリノリになっていくと、スペイン語を喋ってしまう3人との間に疎外感~。
音楽の趣味も違うし、
シモネタにもついていけない。
一番悪かったのは、バルバラの荷物を水中に落としちゃった事。
これでバルバラの中でアリシアは、
気に入らない子から、嫌いな子に格上げ(格下げか)されてしまうのでした。
さて、アリシアが与えられた部屋は、
海鳥の鳴き声がギャミーギャミーと、うっせー部屋。
アリシアは不眠症になってしまいます。
ブリンクは、アリシアにちょっかいをかけてきますが、うぜー。
バルバラは、全く友好的じゃない。
孤立していくアリシア。
彼女が殻にこもればこもるほど、関係が悪化していきます。
アリシアの立場から言えば、
言葉もわからない、
価値観も違う、
「絶対あいつらスペイン語でワタシの悪口言うてはる」
モード。
そんなギリギリな精神状態のアリシアに、
みんなが面白がって催眠術をかけます。
寝てない上に不安定なアリシアは、完全に術にかかってしまい、
いろんなことをやらされた挙句、
「火に突っ込め」と言われ、手に大火傷。
( ゚д゚)ハッ!
我に返ったら、手が痛い。
その痛みも相まって、余計眠れなくなるアリシア。
薬をドカのみしてしもうた。
様子のおかしいアリシアは、
海に飛び込んでしまいます。
ここは医者に診てもらう場面ですが、
あいにくこのリゾートアイランドには医者はどこだ?なのです。
メメクラゲなのです。
そこで、みんなは、島の呪術師にお縋りします。
呪術師の言うとおり、皆がトンデモ儀式を実行するのですが、
気がついたら、
アリシアの呼吸が止まってました。
死…死にはった????
Σ(゚Д゚)ってなる、皆さんですが
「それ、生き返るから、鼻の下こすっとったら生き返るから」
んなこと言われて、信じられっか!!
サラが必死にアリシアの名前を呼び、
鼻の下をこすりますが(やるんかい)、
アリシアは天に召されてしまったのでした。
なむなむ
おしまい
これ、評価がまっぷたつですね。
「良くなかった」が勝ってるけど。
確かに、あんまり面白い映画じゃないんですよ。
こんな子側におったらイラッと来るよなーな女の子が、
こいつら側におったらむかっとするよなぁなDQNと旅行に行ったら、
女の子が病みました。
それだけの話なんですが、
非常に、厭らしい。
バルバラが小姑みたいで、ちょっと腹が立ちます。
自分が人に嫌な思いをさせてても知らん顔なのに、
人が厭なことをすると過剰に攻撃しちゃうタイプ…といえば分かりやすいかしら。
アリシアが、消極的な依存気質で(多分メンタルが壊れた過去あり)、
もっとシャキッとせぇ!なんて思っちゃうんだけど、
これくらいの年頃の娘さんは、なかなか吹っ切れないわな。
孤島に旅行なんて、気のあった物同士でも諍いが起こるのに、
この場合、アリシアがスケープ・ゴートを引き受けちゃってる。
だから他のメンバーが結託しちゃうんですよね。
バルバラに「この、DOSUBETA!」
ブリンクに「この、ドTEINOU」
と、モノ申したいです。
神経が細い人と図太いのが戦ったら、
神経細いほうが追い詰められますよ~、
それがテーマ?
アリシアに感情移入できる人には、怖い映画。
アリシアにイラつく人には、つまらない映画。
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