- ファイ 悪魔に育てられた少年 [DVD]/ヨ・ジング,キム・ユンソク
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ぼくには、５人のお父さんがいます。
お父さんたちは、いろんなことをぼくに教えてくれました。
でも肝心のことは教えてくんなかったので、
おどれらぁーー！ってなっちゃいました。
車内で人質をとっている犯人。
人質が救出されたと思ったら、その人質が、救出に来た人を刺し殺す。
オレたちゃ、超犯罪集団白昼鬼！
５人揃って！
ゴレンジャイ！！
高校の制服を着た、大人しげな少年ファイ。
彼はこのゴレンジャイに育てられていました。
ファイは幼いころ彼らに誘拐されてきたのです。
そしてファイには、モンスターが視えるのですじゃ…といっても超能力とかクリーチャーとか全く関係ない映画ですぞ。
ゴレンジャイ達。
・チームリーダー、鋼の神経の持ち主ソクテ
・頭脳派、ファイのことを案じているジンソン
・スナイパー、銃のことならまかしとけ！ボムス
・ナイフ使いたぁ俺のことさ！ドンボム
・サーキットの狼にも頭文字Dにも負けないドライバー！ギテ
彼らがファイの「お父さんたち」
その他に、日常的な世話をしてくれる優しい女性ヨンジュもいてはります。
お父さんたちは、幼き頃よりファイに自分たちが持つスキルを教え込む、エリート教育をしております。
立ち退き要求を退け続けているヒョンテクをやらかす仕事を請け負った白昼鬼。
ファイは鍵を開けに行きますが、トラブルから家の中に。
そこで小さな男の子の写真を見つけます。
そこら中にある「このこを捜してください」のチラシ…。
ヒョンテクが帰ってきて、
ファイは、ソクテから彼を殺すことを命じられ、手にかけました。
しかし、ファイはその後知るのです。
ヒョンテクこそが自分の実の父だったことを。
自分の手で実の父親を殺してしまったファイは、
ゴレンジャイを憎みます。
そして復讐に手を染めていくのです。
ファイを犯罪から逃し、留学させようとしていたインテリ・ジン・ソンが先ず餌食に。
次々と「父親」たちを手に掛けるファイ。
一番気を赦し、仲良くしていたギテは、ファイを止めようとし、
高所から落下します。
既のところでギテを助けるファイですが、
ギテは自らその手を放し墜落死してしまうのでした。
最後に残ったのはソクテ。
ファイは、入院中の母親を守りに行きますが、
母親は既にソクテにより殺されていました。
ソクテは、かつてヒョンテクを憎んでいました。
羨んでいました。
だからヒョンテクが愛する女性を手篭めにします。
ヒョンテクが新たな幸せを手に入れ子供を設けた時、
その子を奪い取ります。
ソクテは、それでも、ファイに父性のようなものを確かに感じ取っていましたし、
ファイもソクテを父として尊敬していました。
…が、
実の親を殺されたファイには、
もう「恨みを晴らす」ことしか残っていなかったのでした。
すべてが終わり、
ファイは姿を消します。
黒幕だったおっさんが、何者かに撃たれ死亡。
ファイの歩む道は、
ただ地獄へと続く道のみ。
おしまい
ヒョンテクさんとその奥さん、
なんかもう不憫すぎて…。
ファイが、
ヒョンテクさんが、地上げに負けず居座っていたのは、
「ここに子供が返ってくる日を待ってたからだ」
と言う所…。
ファイは決して悪魔の心を持っていたのではなく、
むしろ人よりも他者の痛みを感じ取れる子だったのが判って、
胸が痛くなりました。
自分の父親を、
自分が殺し。
せめて母親だけでも…と思ったら母親も殺される。
JKの女の子と、ほのぼのした日々を過ごしていた時のファイ。
あっちが本来あるべきファイの姿なんでしょうね。
５人からスキルを叩きこまれたおかげで、
この若さにして最強の襲撃者（暗殺者）となってしまったファイ。
彼が生きる道は、
もう闇社会しか無いのかしら。
韓国映画は、かなりえげつなくて、
ヨンジュさんは、足の指を切られたかなんかで逃げられなくされてます。
ソクテに。
ちょっと中だるみする部分もあるのですが、
ファイが気の毒で、
泣けました。
ジャニ主演だとこういうのは作れないよなーと思います…ポチンジャイ！！
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