ミッション:15(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

閉じ込められましたよ、エレベーターに!
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エレベーターの中から出られなくなった3人の軍人。
トイレはどうすればいいのか!




病院内のエレベーターが突如停止。
乗っていたのは、全員が何らかのPTSDを抱えた軍人さん達。


紅一点のホワイトさんは、
敵に拷問され「なんでも白状しまっさかい助けとくんなはれ!」と言ってしまったことにトラウマ。

オールズマンは、女性と子供という非武装な人しかいないところを爆撃したことがトラウマ。
ディエゴは、仲間を見捨てて自分だけ助かったことがトラウマ。



トラウマ三銃士!

心に安息を与えるため、お薬で治療してもらってたりしたら、
この災害に遭遇したわけです。

インタフォンで外部と連絡するものの、
埒が明かん!
携帯を使ったら、ワシントンが核攻撃され壊滅状態になってる映像が飛び込んでくる。


「みんな避難しちゃったから、チミたちもそこでじっとしとって」
「あ、もうすぐ放射能が来るけど、そこはよろしく」

なんじゃってーーー!
アホか、ヴォケェ!!はよ助けんかい!!

放置プレイ。



さてこの3人、お薬を飲んでます。
これは、かれらトラウマ三銃士が、パニック下に於いてどのような行動を取るかの心理実験だったのです。


つまりドッキリ。
いろんなトラップを仕掛けて、彼らがどんな反応をするか。
スタジオの皆さんお楽しみください…的なアレ。


ホワイトさんは、前向きに脱出することを考えますが、
オールズマンは、「じっとしとけって言われたでしょ!」と、頑ななまでに命令を守ろうとします。
間に入ってとりなすディエゴさんが気の毒。


ホワイトはエレベーターの天井を開けてそこから逃げようといいます。
しかし放射能が来る、きっと来る…なのでオールズマンは、要らん事すな!と思ってますよ。


ホワイトとオールズマンがもめた時、
とりなしたディエゴさんが、オールズマンの持っていたナイフで刺され死亡。



ホワイトは、
天井に登りますが、
下からオールズマンにナイフで「曲者っ」「ぐあっ」と足を突き刺されました。


でも、くじけないわ、アタシ。
生きて子供のところに帰るのよ!!

ホワイトはワイヤーをよじ登って、どこかの扉から外に出ようとします。


その頃、
実験失敗じゃね?
そう思ったエライさんがエレベーターを落下させ、
オールズマンは墜落死。



ホワイトさんだけが、ウンとこさウンとこさとワイヤーをよじ登り、
なんとか脱出します…。
しかし、
ワシントンは全然平和、核攻撃なんか受けてない。
ドクターのPCで、自分たちが実験材料にされてたことまで知っちゃうのでした。


怒った彼女は、
「この事全部、世間様にバラすから覚えとけやぁ!」
と偉いさんを恫喝するのでした。

       おしまい




薬物でPTSDを快方に向かわせ、
再び戦場に送り出す実験。


実際に、そういうのもあるらしいです。

3人が薬を飲んでいて、
心拍やら瞳孔の拡大やらで、
心理状態や体調を把握して、
薬の作用を確かめていきましょう…という人体実験なのです。


とにかく活動的なホワイトさん。
命令には絶対、融通がきかない人からサイコさんになっていくオールズマン。
いい人は早死の法則通りあっさり死んでしまうディエゴ。


天井から埃が落ちてくると、
「放射能やーーー」
とパニクったりするオールズマン。



気持ちは分かるんですよ。
彼は基本的にはとても繊細な人だと思うのです。
律儀に規律を守ろうとしてるし。
ただ、トラブルが起こった時に自発的に行動を起こせない人。

死ぬ間際に言うべきでした。
「オールズマンだけに…、
オールスマン…かった」
…と。



どんどんおかしくなっていくオールズマンと、
女ながら知力体力共に、フル稼働するホワイト。


エレベーターもの(もう、そのうち一大ジャンルになるんちゃうか)の最大の問題点、
トイレ問題を、
完全スルーしたらアカンと思います。

まぁでも、
キャラがわかりやすいところは褒めてあげたい。
3人しかおらんから、わかりにくくなり様もないか。


人の心を薬で無理やり再起動させて、
戦場に送り込もうって、
すげぇブラックやん!
びっくりよ。

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