- フリア よみがえり少女 [DVD]/ファン・ディエゴ・ボト,バルバラ・レニー,マヒカ・ペレス
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かつて自分が死なせてしまった少女の生まれ変わりなのか？
ダニエルとラウラは小学校教師の夫婦。
なかなか子供が出来ず、特にラウラが我が子を欲しています。
ダニエルのもとに、昔の知り合いマリオが訪れます。
マリオと言っても、
配管工のおっさんのマリオではありません。
マリオは、ちょっとうち来て娘に会うてくれへん？
とお願いしますが、
「そんな義理はねぇ！」と断るダニエル。
ダニエルとマリオは、かつて親同士が再婚するかもしれない間柄でした。
しかし縁談がご破算になってからは、それっきり。
マリオは家に帰り、
歌を口ずさむ娘、フリアを見やりながら風呂場で自殺してしまいます。
マリオの葬儀に出たラウラとダニエル。
ラウラは身寄りがないフリアを引き取ろうと画策。
ダニエルも仕方なく許可します。
フリアという娘っ子にメロメロなラウラ。
ちょっぴり寂しんぼなダニエル。
マリオとダニエルには秘密があり、
マリオの妹クララを死に追いやった過去を持っていたのです。
クララが歌っていた歌を口ずさみ、
クララが持っていた赤いリボンを髪に飾るフリア。
ダニエルが「クララ」と呼ぶと振り返るフリア。
フリアは、クララの生まれ変わりなのでは？
そして自分のしでかした過去の罪を暴きに来た…否、復讐に来たのでは？
と、精神的に追い詰められるダニエル。
そんなダニエルを見ながら、ラウラはすっかりフリアの虜。
ダニエルは、幻覚や悪夢に怯える毎日。
フリアの身内が見つかったという連絡が入ります。
それはフリアのおばあちゃん。
つまり、マリオとクララの母親でした。
週末、貸し別荘みたいなところにやってくる3人。
そこへ「もしかしたらフリアを引き取れることになるかも…」という連絡がラウラに入ります。
善は急げ！と行動を起こすラウラ。
おばあちゃんは、娘が殺された（実際には事故なんだけど、殺されたようなもん）ことで精神を病み、フリアをクララだと思い込んでいたらしいのです。
でも、ホントはフリアにいろいろ知恵をつけて、
マリオに嫌がらせしてたんですぜ。
ラウラはフリアを引き取れることになります。
その頃ダニエルは、
「もうクララの幻に縛られるのは嫌だからフリアがいなくなればいいんじゃね？」
「しかもラウラってば最近フリアにばっか優しいしー！チックショウ」
とフリアを亡き者にしようとします。
しかしラウラが駆けつけ、傷を追いながらもフリアをかばいきり、
揉めてごちゃごちゃしてたらダニエルは崖から落ちて死んでしまいました。
ラウラとフリアは、
二人仲良く暮らしていくんでしょうね。
おしまい
だ…旦那さんの立場がない…。
ラウラがすっごく子供を望んでいて、
フリアに愛情を注ぎ込むのは分かるんですけどね。
赤の他人の娘っ子のほうが旦那さんより大事なんですかね。
自分の子供ならそりゃ、旦那より大事ですけど。
他所の子やし…。
もっと、ニュートラルな立ち位置で物事を見られなかったのかなぁ…と思っちゃう。
…のも、ラウラがあまりにも盲目的にフリアを愛しすぎて、
ダニエルを蔑ろにしてるのが透けて見えて、
ちょっと、なんだかなぁ…だったんです。
そら、ダニエルも悪いですよ。
過失とはいえ、妹になるかもしれない女の子を殺しちゃうんだから。
でもさー、
胸の奥底に閉じ込めてあった記憶を引きずり出されて、
うえぇ～～～んってなってるのに、
「生まれ変わりとか…、アホちゃう？
( ｀д´) ｹｯ!」
ってな態度とられたら、身の置き所がないですよ。
で、ラウラとフリアは、
過失とはいえ旦那と、父親になってくれるかも知れなかった人を殺してしまったことを、これからずっと十字架として背負っていくんでしょうか？
むっちゃスッキリした感じでしたけど。
母性愛ってすげー。
孫に、クララのことをいろいろ教えこんで、
自分の息子を死に追いやるんだから。
狂気の母性愛。
クララとフリア。
もしかして、母性のある種のツボを押すスイッチを持つDNAの所有者なんか？
悪魔っ娘じゃーー！
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