マレフィセント(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

デビルウイングなら、すぐ生えてくるのに…。
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男に裏切られて手酷い仕打ちを受けたマレフィセントが、
男の子供である赤ん坊に呪いをかけるけど、
情が移って、わしゃどうしたらいいんじゃよー!




妖精の王国に棲む、翼のある者マレフィセント。
優しく美しい彼女は、
他の妖精たちからも一目置かれていました。

ある日彼女は、人間の男の子と出会います。
ヒトメアッタソノヒカラー!


アテクシがマレフィセントのおかーちゃんなら、
「あいつはアカン。アカン男や」
と忠告するでしょうが、残念なことに彼女にその忠告をするものはおらず。

マレフィセントと、その男の子・ステファンは、次第に恋仲になっていくのでした。


マレフィセントが16歳の時、
ステファンは彼女に「真実の愛のキス」を贈ります。
ガウガウ!「約束のキス」じゃないのか、ガウガウ!

マレフィセントは、気高い妖精の女王となり、
その魔力も他者の追随を許さないほど!
わかりやすく言うなら、極道の妻たちの岩下志麻姐さんのような…って、余計わからんわ!


ところが人間の国の王様は、
妖精国を手に入れたくて仕方ありません。
戦を仕掛けては、マレフィセントの前に敗北を喫してばっかり。
諦めろや…。



「誰ぞあの妖精女を討伐してくるんじゃよ、
したらばわしの娘を嫁にやって、この国の王となる資格を与えるぞよ」

野心の炎がボーボー燃えているステファンは、
マレフィセントに会いに行き、
その翼をもぎ取ってしまいます。


飛べないマレフィセントはただのマレフィセントだ。
…え?


とりあえず「飛ぶ」という能力を失った彼女は、
あの糞野郎…とギリギリ歯噛みするのでした。
もちろん人間が大嫌いになったのは言うまでもありません。



ステファンは王女と結婚し、赤ん坊を授かります。
その赤ん坊お披露目の儀式に、
呼ばれてもいないのに押しかけたマレフィセント姐さんは、
「この娘っ子が、16になったら糸車の針に刺されて眠ってしまうわ、ザマァ」
という呪いをかけました。

「ま、真実のキスを受けたら目が覚めるようにしといたるけどな」←優しい


ステファンは、びっくらこき国中の糸車を壊します。
そして、娘を3人の妖精たちに預け、
自分は妖精国を討伐することのみに、全勢力を傾けるのでした。


姫様・オーロラを預かった3人の妖精ですが、
こいつらがもう、どうしようもないアカンタレ揃いで、
さすがのアカンたれっぷりに、
マレフィセントと、彼女の配下であるカラスのディアヴァルがこっそり育児に手を貸す始末。



オーロラは成長し、マレフィセントとご対面することになります。
妖精たちを見ても、物怖じするどころか、親しげに振る舞うオーロラ。

いつしかマレフィセントは、オーロラが愛おしくてたまらなくなっていたのでした。



彼女にかけた呪いを解こうとするものの、
一旦かけた強固な呪いは、いっかな解除できず。


苦悩するマレフィセントに、さらなる苦悩が!
オーロラが、自分にかけられた呪いのことを知ってしまうのです。
オーロラショック!

失意のオーロラが城に戻る日がやってきます。
16歳になるのです。

国中の糸車は、オーロラの手に触れる場所にはない!
そう思っていた皆さん。

ところがぎっちょん。
オーロラは、お城の深い所にしまい込まれていた糸車の残骸の一つに触ってしまい、
敢え無くポテチンです。


深い眠りにつくオーロラ。
たまたま登場した王子が、
「ボクむっちゃこのこ好きや、チュウするわ、真実のチュウ!」
失敗。


王子様何しに出てきた?と思う瞬間。

自分のかけた呪いのせいで、
自分が最も愛おしい存在のオーロラを、眠りにつかせてしまい、
悲しみにくれるマレフィセント。

「一生貴女を守ると誓うわ」とマレフィセントがキスをすると、
オーロラは「おっ、朝か?」と剣士様のごとく目を覚まします。


真実の愛は、
マレフィセントの愛だったのです。



しかしステファンは、マレフィセントを恐れ憎むあまり、
狂気に走って行ってました。
彼女が唯一苦手としている「鉄」で、彼女を襲います。

劣勢、マレフィセント劣勢!!


その時オーロラが、マレフィセントの閉じ込められていた翼を見つけ出し、開放します。
主のもとに戻った翼。
翼のあるマレフィセントは、
超サイヤ人のごとく強くなり、
並み居る敵をバッタバッタと倒していきますがな!!



ステファンと一騎打ちになり、一度はステファンを見逃したろうと思ったマレフィセントですが、
ステファンが一人で「ぎゃー、何さらすんじゃよー、おめーなんか、殺してやるんじゃぜー」と大暴れした挙句、お城から転落し、死んでしまわはった…。
なむなむ。

オーロラは、マレフィセントという後ろ盾も得て、
しかも人間の国の王女様になり、
ついでに役立たずの王子ともいい中になり、
人間界と妖精界の女王として、
みんなから認められるのでした。

めでたしめでたし。

       おしまい



ステファン最低人猿股。

何故にステファンは生まれたばかりのオーロラを、
マレフィセントから遠ざけるためとはいえ、あんな三バカに託したのでしょう?


ここでマダム推理!

オーロラの実の母、つまり王女様は、
娘が呪いをかけられた事によりショックで、お心を病んでしまわれたのでは?
育児なんて出来ない状態になってしまわれたのでは?


そうでもないと、ナンボなんでも、あんな奴らに任せたりしないし、
16年間会いに行くこともないなんてことは無いはず。
むしろ、母性で持って魔女に対抗してみせる!くらいの気概を持つはず。

それが、すっかり登場しなくなったばかりか、
死ぬ間際になってもステファンに見とってもらうこともなかったのは、
カーロス・リベラ状態になってしまわはったんちゃうやろか?と想像しちゃうの。


ただ、これ、原作ファンには、許しがたい部分も多いんじゃないのかなぁとは思います。
愛の妖精が、三馬鹿にされてるし。


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これ読んだ日にゃー、
「お…お下劣ざますーーー」
と発狂するかもよん。


…と、斯様に、眠り姫がとんでもない人生を歩まされるこの小説を読んでしまったアテクシには、
怖いものなんて無くてよ!


とりあえず、
血がつながってなくてもオカンの愛というのは、
ごっつすごいもんなんじゃ。
そういう話にOKが出るようになった所、
時代を感じました。


しかし、王子様の空気感ったら…、
無いわ…!!

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