- パニック・トレイン [DVD]/ダグレイ・スコット,カーラ・トイントン,イド・ゴールドバーグ
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あれ?車窓が流れていくでぇ、駅に停まらへんでぇ!
客も少なくなってるでぇ!
医者のルイスは深夜の列車に息子のマックスと乗車中。
シングルファーザーなので、
息子には厳しくしちょりますけん!
ちょっと席を離れてたら、息子がえらい美人のチャンネーと知り合いになってますやん。
この美人さんはサラという人で、
子供好きでスゴイええ人です。
車掌が切符拝見~って来たのですが、
ちょっとワルぶってる若い兄ちゃん、
マジシャンのヤンは車掌と一悶着。
そのうちお客さんが次々降りていきます。
ルイスは線路沿いに誰かがいるのを発見し、
車掌に知らせようとしますが、車掌おらへん。
しかも降りるべき駅を通過して、
停まる気配もない。
残された乗客は、
ルイス親子と、サラ。
ヤンと銀行員のおじさんピーター、
そして上品そうなおばさま。
こんだけかい!!
減り過ぎや、
客減り過ぎや!!!
「運転手さん、ちょ、駅停まらへんがな」
ルイスがインタフォンで文句言うと、
インタフォン切られてしもたー。
「なんちゅうこっちゃー」と怒るルイスさん。
乗客たちは不安に包まれていきます。
そのうち、おばさまが、
「うっ!持病の癪が…」
と言って死亡。
ヒロインはサラだけで十分なんじゃ、
おばはんは画面に花も添えられんし要らんのじゃ!
という意図が見えたでぇ!(勘ぐり過ぎ)
ことを穏便に済ませたいピーターさん(融通がきかなさそう)ですが、
自分の降りる駅も通過した挙句、
スピードアップアップなので、
ヤバスヤバスとなります。
警察に電話したりしますが、
後手後手に回って、
「オメーら役に立たねーな!」
(・д・)チッ…
どうもピーターおじさんの話によると、
昔もこういう事件があったらしく、
犯人は駅にノンブレーキで突っ込んで
乗客もろとも死亡=皆様を巻き込んでの自殺。
今回もそれ?
運転室に入ろうとしても、
ドアがびくともせず。
どうしたらいいのやら。
そうだ!
連結器を壊して、車両を切り離しませう!
「よっしゃ、オレが行く!」
ヤンがいいます。
ヤンは大学を出てるのにマジシャンになり、
家族には「大成功してる」と言ってますが、
実は嘘で、
しかも明日家族がロンドンで公演する大スターマジシャンの自分を見に来るんでぇ!
あっはっは、どないしたらエエのん?
吉本新喜劇でよく使われるような、履歴を披露。
ヤンは、もう破れかぶれなんじゃよ~てなってるんですね。
ピーターはそれを制止。
もうちょっといけばスピードが落ちるところがあるから、
そこでやればいい。
ピーターとヤンはずっと対立していましたが、
ここに来てピーターはヤンの中に息子の面影を感じ取り、
父親っぽい心情になっちゃったのです。
しかし、素手で連結部分をどうこう出来るわけもなく、
しかもトンネルが目の前!
ヤン、危機一髪で助かります。
トンネルの中にセメント袋が積み上げられてて、
列車がほぼ停止してる今こそ、
外にでる時!
なのにドアが開かへんがな!
スライドドアちゃうんけ!
っていうかそれ以前に、
トンネルと列車の間、どんだけキツキツやねん!!
そのうち列車は力任せに進行し、
セメント袋もなんのその、
発車~~オ~~ライ~~!
消火器で作った即席爆弾を爆発させたら、
切り離すことは出来なかったけど連結部分が見えました。
ルイスが頑張って連結部位を外そうとします。
ピーターおじさんが来て、
手伝ってくれたので連結器が外れました!
やったー!
しかしそのはずみでおじさんは転落…、
なむなむ。
ルイスはおじさんの後ろに行くべきところを、
反対の車両の方に行ってしまったため、
暴走する列車に取り残されます。
おまけに爆発させたので列車は炎上中。
うぉぉぉぉ、
オレは生き残るぜぇーーー!
ダッシュしたルイス。
迫る炎!
ルイスが脱出したその時、
列車は爆発。
犯人死亡。
ルイスはサラの膝枕で、
意識を取り戻し、
めでたしめでたし。
おしまい
かなり低予算で作られてるので、
とにかく人がおらへん。
おらへんので分かりやすい。
正統派主人公。
美しく優しく気配りもできるヒロイン。
守られるべき存在の子供。
頑ななおじさん。
ヤンチャな若者。
も、ホント地味です。
同じ列車パニックなら、
『メトロ42』→■
のほうが断然アテクシは好きだし、一般ウケすると思うの。
なぜならこちらはちょっち地味で退屈ダカラー。
特に序盤。
ようやく事件がスタートしたものの、
犯人の動機も、「そうなんちゃうやろか?」という推測だし、
どういう人間なのかもわからない。
かなりもやっと感はあります。
最初は個々で勝手に動いていたメンバーが、
どんどん結束していく過程は、
とても良かったです。
登場人物に裏がないので、
サラがむっちゃ理想化して描かれてて、
そんな奴おらんやろ?と言いたくなりました。
ドッカンドッカンガガガガーーーンキャー!
という映画を想像してたら、
がっかりします。
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