パニック・トレイン(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

電車停まらへーん!
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世界の車窓から。
あれ?車窓が流れていくでぇ、駅に停まらへんでぇ!
客も少なくなってるでぇ!




医者のルイスは深夜の列車に息子のマックスと乗車中。
シングルファーザーなので、
息子には厳しくしちょりますけん!

ちょっと席を離れてたら、息子がえらい美人のチャンネーと知り合いになってますやん。

この美人さんはサラという人で、
子供好きでスゴイええ人です。


車掌が切符拝見~って来たのですが、
ちょっとワルぶってる若い兄ちゃん、
マジシャンのヤンは車掌と一悶着。


そのうちお客さんが次々降りていきます。

ルイスは線路沿いに誰かがいるのを発見し、
車掌に知らせようとしますが、車掌おらへん。

しかも降りるべき駅を通過して、
停まる気配もない。



残された乗客は、
ルイス親子と、サラ。
ヤンと銀行員のおじさんピーター、
そして上品そうなおばさま。
こんだけかい!!


減り過ぎや、
客減り過ぎや!!!



「運転手さん、ちょ、駅停まらへんがな」
ルイスがインタフォンで文句言うと、
インタフォン切られてしもたー。

「なんちゅうこっちゃー」と怒るルイスさん。
乗客たちは不安に包まれていきます。


そのうち、おばさまが、
「うっ!持病の癪が…」
と言って死亡。

ヒロインはサラだけで十分なんじゃ、
おばはんは画面に花も添えられんし要らんのじゃ!
という意図が見えたでぇ!(勘ぐり過ぎ)


ことを穏便に済ませたいピーターさん(融通がきかなさそう)ですが、
自分の降りる駅も通過した挙句、
スピードアップアップなので、
ヤバスヤバスとなります。

警察に電話したりしますが、
後手後手に回って、
「オメーら役に立たねーな!」
(・д・)チッ…



どうもピーターおじさんの話によると、
昔もこういう事件があったらしく、
犯人は駅にノンブレーキで突っ込んで
乗客もろとも死亡=皆様を巻き込んでの自殺。

今回もそれ?

運転室に入ろうとしても、
ドアがびくともせず。
どうしたらいいのやら。

そうだ!
連結器を壊して、車両を切り離しませう!

「よっしゃ、オレが行く!」
ヤンがいいます。

ヤンは大学を出てるのにマジシャンになり、
家族には「大成功してる」と言ってますが、
実は嘘で、
しかも明日家族がロンドンで公演する大スターマジシャンの自分を見に来るんでぇ!
あっはっは、どないしたらエエのん?
吉本新喜劇でよく使われるような、履歴を披露。

ヤンは、もう破れかぶれなんじゃよ~てなってるんですね。


ピーターはそれを制止。
もうちょっといけばスピードが落ちるところがあるから、
そこでやればいい。

ピーターとヤンはずっと対立していましたが、
ここに来てピーターはヤンの中に息子の面影を感じ取り、
父親っぽい心情になっちゃったのです。



しかし、素手で連結部分をどうこう出来るわけもなく、
しかもトンネルが目の前!
ヤン、危機一髪で助かります。


トンネルの中にセメント袋が積み上げられてて、
列車がほぼ停止してる今こそ、
外にでる時!

なのにドアが開かへんがな!
スライドドアちゃうんけ!
っていうかそれ以前に、
トンネルと列車の間、どんだけキツキツやねん!!


そのうち列車は力任せに進行し、
セメント袋もなんのその、
発車~~オ~~ライ~~!


消火器で作った即席爆弾を爆発させたら、
切り離すことは出来なかったけど連結部分が見えました。

ルイスが頑張って連結部位を外そうとします。
ピーターおじさんが来て、
手伝ってくれたので連結器が外れました!

やったー!

しかしそのはずみでおじさんは転落…、
なむなむ。


ルイスはおじさんの後ろに行くべきところを、
反対の車両の方に行ってしまったため、
暴走する列車に取り残されます。

おまけに爆発させたので列車は炎上中。


うぉぉぉぉ、
オレは生き残るぜぇーーー!
ダッシュしたルイス。
迫る炎!


ルイスが脱出したその時、
列車は爆発。
犯人死亡。


ルイスはサラの膝枕で、
意識を取り戻し、
めでたしめでたし。

       おしまい


かなり低予算で作られてるので、
とにかく人がおらへん。


おらへんので分かりやすい。

正統派主人公。
美しく優しく気配りもできるヒロイン。
守られるべき存在の子供。
頑ななおじさん。
ヤンチャな若者。

も、ホント地味です。

同じ列車パニックなら、
『メトロ42』→■
のほうが断然アテクシは好きだし、一般ウケすると思うの。


なぜならこちらはちょっち地味で退屈ダカラー。
特に序盤。


ようやく事件がスタートしたものの、
犯人の動機も、「そうなんちゃうやろか?」という推測だし、
どういう人間なのかもわからない。
かなりもやっと感はあります。



最初は個々で勝手に動いていたメンバーが、
どんどん結束していく過程は、
とても良かったです。


登場人物に裏がないので、
サラがむっちゃ理想化して描かれてて、
そんな奴おらんやろ?と言いたくなりました。


ドッカンドッカンガガガガーーーンキャー!
という映画を想像してたら、
がっかりします。

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