消えた来客(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

ちょっと難しいかもかも。
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建築家のフェリックスの家に、
人が来たけど消えた。
奴は家の中に偲んでいるのか?
し…忍びの者?



フェリックスは彼女のベラと別れました。
フェリックスがあまりに神経質なのに嫌気が差した模様。


「復縁したい」と思っているフェリックスに対し、
ベラは関心なし。

「こんなごっつ広い家に住めるのに!」
「広くてきちんと片付いた家がいいとは思わへん」
おおお、ベラはん、アンタとは気が合いそうやわ。



ご近所のおばさんちの犬が乗り込んできて、フェリックスはお怒りモードですが、
おばさんはズケズケな物言いします。
「オメー、彼女にフラレてやんの、Ψ(`∀´)Ψケケケ」


そんなフェリックス家に見知らぬお客人(おやじ様)が現れ、
「電話貸してチョーダイ」
と言います。

電話を貸してあげたら、いつの間にかおやじ様が消えていました。


その日から、家の中に誰かいそうな気がして仕方がない。
物音するし、人の気配もあるし。


フェリックスはちょっとビビってベラの家に行ったりします。

警察も呼んで屋敷内大捜査してもらいますが、
泰山鳴動して鼠一匹…どころか何も出てこーへん。


ベラに泣きついて家に来てもらい、
そのまま勢いでエッティに持ち込みます。

…が、ベラはよりを戻す気無し!


犬がまたもや乗り込んできて、不幸なトラブルからおばさんが死亡。
警察に呼ばれたフェリックスは、警察署内でベラそっくりの女性を見つけます。


家に帰ったら、奴がいて、
うわ、ビビるわ(゚д゚)!ってなったので銃を撃ち込み、
部屋に閉じ込めたったわ。
野垂れ死ぬといいわ!


そのままとんずらこいてたら、自分の書いたおやじ様の似顔絵が、
「5番地のマルティンさん」
かもしれないことが発覚。

子供のウワサ話、侮りがたし。


マルティンの家に侵入したら、そこはベラそっくりの例の彼女の家だったっていうね。
車椅子の美女、彼女の名はクラウディア。


クラウディアが車椅子なのをいいことに、
フェリックスは家に棲みつきます。
ストーカー一丁上がりっ!


次第にクラウディアに惹かれていくフェリックス。
しかも勝手に風呂に入ったり、
シャワー使ったり、
熟した女体(エロ表現)が自分を慰めてるのを盗み見て、
(;゚∀゚)=3ハァハァしたり。


変態一丁上がり!!


いくら鈍感なクラウディアでも、そこはかとなく気配とか感じるし。
「家に誰かいる!」と大騒ぎし、
友人のブルーノに電話して、警察もに来てもらいますが、
いちいち呼び出される警察はすごく嫌そう。


クラウディアの誕生パーティが開かれ(サプライズで)、
その客に紛れたふりをするフェリックスですが、
「さよならー」としながら実は家に残ってます。


クラウディアの失踪した旦那を、実はクラウディアが地下室に閉じ込めてた…、
黙ってたらエエのよー、な秘密を知っちゃったフェリックスは、
クラウディアとブルーノから狙われますが、
瀕死の重傷を追いながらも、クラウディア家の地下室から脱走。


クラウディアは車椅子ごと階段から落下。

地下室から地下道が自分ちまで続いていて(マルティンは考古学者だから掘りまくってたのか?)、マルティンはすでに死亡。


家に帰って、もうアカンわ…僕…となって二階の部屋にたどり着いたら、
そこにはベラ?がいて、
お腹の赤ちゃんがどうのこうの…。


どういうこっちゃねん?となって。

       おしまい



ベラとクラウディアが同じなので、
最後のところがよくわからんのです。

結局、クラウディアは旦那であるマルティンを地下室に閉じ込め、
フェリックスは、ベラを二階の部屋に閉じ込めてた…ってことでいいのかな?


あの地下道は、かなり前から出来てたみたいだけど、
もともと存在してたものなのか、
マルティンが作ったものなのか、
その両方なのか?


フェリックスが、ベラに執着してたくせに、
急速にクラウディアに心変わりしていったのは、
ベラの代わりとしてのクラウディアをも見つけたから?

…ってことは、
ベラはもうアカンって知ってたってことだよね?
クラウディアに自分を売り込んだりしてるし。



銃で撃たれたのは、おやじ様じゃなくベラか。
んじゃ、あの電話を借りに来たマルティンさんらしきおやじ様は、
この時点で死んでたとしたら、
おばけさん?
ここのところは、完全にスルーされてて、
どういうことなのか全くわからず。


フェリックスの病み具合が、
「ああ、そうなのか」
とね。
潔癖症だから、他人様のうちでも主の目を盗んでシャワー浴びたりするんだ。

神経質で嫉妬深くて、
執着心が強い。

だから自分の手元からベラが去っていくのは許しがたい。

でも、都合の悪いことは「忘れて」あるいは「認識せず」。

フェリックスの歪んだ愛情と、
クラウディアの歪んだ愛情。
ベラの閉じ込められた部屋。
マルティンの閉じ込められた地下室。
そして、母親の胎内に閉じ込められたまま、
生まれてくることが無い命。


自分がされて厭な(=怖い)ことを、
自分は平気で他人にしてる。
押し付けがましい愛情を正当化しながら。


中盤の、お笑い路線に油断して、
片手間に観てたら、

ななななな、なんじゃこりゃー?となっちゃうので、
お気をつけて。

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