サイコ(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

たぶん世界一有名なシャワーシーン。
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会社のお金を横領して逃げた女性が泊まったモーテルには、
こじらせ男子がいた!




マリオン、OL。
会社の昼休みに恋人と慌ただしく情事。



じょ…じょーじ…←それは違う

「もうこんなせわしないの嫌やし」
マリオンは言いますが、恋人のサムは、
お金がないので結婚出来ないよぅ…。


不甲斐ない男ですが、マリオンは彼を愛してます。
結婚するにはお金があったらいいのね!
だったら!
会社の金を横領するっきゃ無いでしょ?

古今東西、おなごの考える事に大差なし。


当時は現金かっぱらいですから、
マリオンは4万ドルもの大金をせしめて、とんずらこきます。


ドキドキしながら犯罪に手を染めたマリオン。
警察に目をつけられ、
テケトーにモーテルに入ります。


客のいないそのモーテルには、
ノーマンという男がいました。





裏手のちょっと小高くなったところには屋敷が建っていて、
そこにノーマンのオカンが居るようです。

マリオンがシャワーを浴びていると、
謎の人物が包丁一本サラシに巻いて…あ、すみません、
包丁一本を片手に持って襲ってきました。


グサリグサリ。
キャーーーーーーーー!!


マリオン、絶体絶命からの絶命。

その直後やってきたノーマンは、
マリオンの遺体をシャワーカーテンで包み後始末。


マリオンが行方不明になったことから、
姉のライラと私立探偵も調査を始めます。



疑われていたサムですが、
なんとか嫌疑も晴れ、
ライラと協力することに。

マリオンが、このベイツ・モーテルに来たことまで突き止めた私立探偵。
ライラに連絡をした後、
彼もまた行方不明に。

そう、私立探偵も、謎の人物に殺されてしまったのでした。
なむなむ。


ライラとサムは夫婦のふりをして、ベイツ・モーテルにやってきます。
そこで、ライラは無鉄砲にも独自に調査開始。
地下室で、椅子に座っている老婦人を見つけ、
声をかけますが、
彼女はミイラ化した死体でした。



キャーーー!
そこに、オカンになりきった、
オカンコスプレ姿のノーマン参上!


今観たらギャグにしか見えないけれど、
当時はごっつ斬新だったのです。

ノーマンは包丁でライラを殺そうとしますが、
駆けつけたサムに取り押さえられ、
あえなく失速。


ノーマンは、オトンの死後オカンと二人暮らしでしたが、
オカンがちょっとアレ系の人だったので、
ノーマンは彼女に振り回されこじらせてしまうのです。


そんなオカンに彼氏が出来たことから、
ノーマンはオカンを殺害。
しかしオカンを殺したことでノーマンのアブノーマルに磨きがかかり、
ノーマンの身体に、
二つの人格が宿るようになってしまったのでした。


結局ノーマンはオカンに乗っ取られ、
逮捕された後も、
ノーマンの人格は消えてしまい、
オカンが事の次第を詳細に語ってくれたのです。


沼から車が引き上げられ、
そのトランクには…。

というところで。

       おしまい



ものすごく有名な「サイコ」
今更感想もなぁ…という気もしますが、
有名だからこそ観ていない人も、そこそこいるんじゃなくって?


今風に言うところの、こじらせ男子ノーマン。
マザコンが、犯罪を起こす…という作品群の雛型になったんちゃうやろか?


今観ると、いろいろ変な部分もあるんですが、
すごく面白い。


血飛沫なんか全然なく、
シャワーと一緒に流れ出る血(モノクロ)が、
「やっちまいやがった」感を否応なくアップさせてくれるくらい。


昨今の、血飛沫ブッシャー、内臓でろでろな、
俗にいうスラッシャーな部分は皆無なのですが、
その分、
犯罪を犯した若い女性の心理が、
非常に上手く描かれています。



その、横領したヒロインが途中で退場、
おねーちゃんがヒロインに成り代わる構成も面白い。


一回観ておいても、
損はない作品ですぞ。

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