ウェア WER(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

ジャージマンが大暴れする話。
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バカンスに来ていた親子が惨劇に巻き込まれる!!
こいつぁ事件だぜ、八っつぁん(誰?)
人権弁護士が、「正義は私にあり!」と叫びますが、
そんなものはなかった。




おフランスにバカンスに来ていた親子が何者かに襲われ、
オトン→顎を引きちぎられ太ももを食われ死亡
息子→下半身を奪われ死亡
オカン→なんとか生き残るが、顔の半分が食いちぎられる。後に死亡

という悲惨な事件に巻き込まれます。

野獣の仕業か?と大騒ぎのおフランス。


そこへ犯人として、でっかい男タランが逮捕されたというニュースが舞い込んできました。
オカンが証言した犯人像とすごく似ていたから…が理由。



人権は弁護士、正義のケイトちゃんは、
「彼は無実よ被害者よ私が助けるわよ」
と勢い込んでます。


元カレの大学教授も呼び寄せ、今カレ未満のチームメイト男子と3人で、
「タランの無実を勝ち取るわ、ふんごー」
鼻息も荒いですが、
元カレと今カレ未満は微妙~~~~~。



タランはなんたら言う珍しい病気で、
もっさもっさのモジャ公の毛深さにプラス巨軀の持ち主。
警察でずっと黙秘してますがケイトにだけは、ちょっと話したり。

タランのオカンは「息子を助けたっておくれやす」とヨヨヨ…と泣きの涙。

でも警察が横暴なので一悶着起きて、
元カレがタランに引っかかれてしまいました。
わかりやすい伏線です。



デカい熊が射殺され、犯人こいつじゃね?というところから、
タランは検査を受けることになります。
今まで二回のDNA検査をしたのですが、きちんとした結果が出なかったこともあり、
満を持しての検査。


ピカピカフラッシュを当てられたタランは、
ポケ●ンショックの時の子供のように自我をなくし、
凶暴なケダモノに変身。
拘束具を引きちぎり、医者を皆殺しにします。
結構乱暴な殺し方。力任せ殺法!!


毛むくじゃらのでかい体。
そこからあふれだす人間とは思えないパワー、そして残酷さ。

タランを逮捕した刑事は、
「オメーが無罪言うから検査受けたら、これでっか!!!」
と怒り爆発。

そらそやな。


それでもタランを保護したいと願うケイトちゃん。
一方タランに引っかかれた元カレは、体調に異変を感じ取るのでした。
元カレはケイトちゃんに、
「オレが怪物になったら、お前の手でオレを殺してクレクレタコラ」
とお願いします。


元カレはタランの実家に行き、隠し部屋を発見。
拘束椅子も発見。
あのババァ、タランが怪物になることを知っていたやんけ!


したらババァが襲ってきましたが、
元カレはババァを返り討ち。

そして元カレは、何を思うたのか、
貝印を使ったらええのに…と思うほど切れ味の悪い剃刀で髪の毛を剃り始めます。




タランは人を殺し続けます。
今カレ未満はタランに捕まり、
「オレ、お前の事助けるために尽力したったやん~」
と命乞いしますが、顎を引きちぎられて絶命。
イケメンだったのに残念です。



ケイトちゃんはここに至って逃げるのですが、タランに追いつかれ命と貞操の危機!!


そこに元カレが登場。
つるピカハゲ丸くん(スキニー)VSモジャ公(ゆるゆるジャージ)
壮絶な戦い(殺し合い)がスタート。


力は拮抗してるので、肉弾バトル。

ツルピカが辛くも勝利。
「さぁ、オレを殺してくれーーー」
ケイトの前に跪いて死を乞いますが、ケイトが警察に撃たれ、
「なぜぇ?」状態。


ツルピカ怒り、警察のヘリ(ここからケイトを撃った)を墜落させるのでした。



ケイトは意識不明のまま病院に入院中←お前なんのために出てきてん
あちこちでケダモノに食い殺されたかのような遺体が続々と発見され、ヨーロッパ、震撼!


元カレはすっかり人間形態に戻り、インタビューに答えてます。
「アレは、化け物の仕業です。そう、狼男の…」


狼男やったんかー!

       おしまい



ケイトちゃんが、アホ過ぎて!!
今カレ未満は即座にこんな女とは手を切り、
新しい恋に生きるべきだったのです。


そのお相手がアテクシでも、べ…別によくってよ?


タランは、モジャモジャの身なりに構わない男。でもその野獣のような身体の中には、
愛する人を守る熱い気持ちが宿って…ませんでした。


変身したら凶暴になるだけ。
殺って殺って…殺戮の炎がオレを焦がすぜ!!
そう、殺害こそ本能!!
野鳥捕り損ねて、死んでしまうどっかの国のおおかみおとことは大違いです。

人間の女との間に子供作って浮かれてんじゃねーわ!
おフランスから、愛をこめてタランがいうたらんかい!



狼男と言っても、いかにもなケダモノになるんじゃなく、
フツーの毛深いガタイのいいオトコにちょっと牙が生えたりする程度。




ツルピカに至っては、
お前どこが狼男やねん?と突っ込みたくなるほど。
夜道で遭遇したらただの変態さんやで。


グロは結構グログロしい。
子供が半分にちょん切られてるのは、ちょっと切ないにゃー。

警官や医者を殺すときも、スイカ潰すみたいにグシャって感じで、
ケタ違いのパワーを見せつけて面白いです。


ただ、むさいオッサン同士がガチバトルしててもあんまり絵面が良くないのと、
ケイトちゃんがあまりに役立たずで、要らん事しぃなのにイラっと来ます。


そんで、ケイトちゃんは意識不明のまま、
元カレツルピカはすっかり髪の毛も生えそろいテレビに出て語ってますけど、
こいつが新たなる狼男として人を殺していってるってこと?
ラストは、ちょっとあれですが、
全体的に観たらグロも多いし、結構面白かったにゃー。


タランが犯人にされたのも、
タランと母親が土地の買収に応じなかったから。
なんでその土地を買収したいかって言うと、
そこの土地は密度がとても高く、
核廃棄場にする予定地として候補に上がってたカラー。

…という原子力依存おフランスをちょっと皮肉ったコネタも入ってましたが、
あまりうまく料理されてなかった気がする。



それもこれも、
ケイトが無能だからです。

さっさと元カレを撃ち殺しときゃ話し終わったんちゃうんかい?あぁ???ポチ
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