バイオレンス・マウンテン 陵辱の森(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

そ…そりゃまぁ…そうなんやけど…タイトル…煽り過ぎちゃうん?
バイオレンス・マウンテン 凌辱の森 [DVD]/ソフィー・ロウ,ピーター・ストーメア,マクシミリアン・ハーニッシュ
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山に住む一家が悲惨な目に遭う。



山で家畜の放牧と農業?でほそぼそ暮らす一家。
お父さん、お母さん、おねえちゃん、弟。


お母さんが、髭の男となにかもめていて、
お父さんは銃を手にお母さんの援護に行きますが、
逆に撃たれ殺されてしまいます。

お父さんが亡くなって、早幾年。
おねえちゃんは、可憐な美少女に成長していました。
お母さんは病気がちなので、
まだ小さい(小学生くらいなのかな)弟も家業をお手伝い。

そんな貧しい暮らしの中でも、二人の仲は大層良く、
微笑ましくなるほどに愛情の深さが伝わって来ます。


ある日、お母さんが起きてこないので、弟が様子を見に行くと、
お母さんはベッドで冷たくなっていました。

その頃、おねえちゃんは水浴びしているところを男に襲われ、
陵辱されてしまいます。



母の代わりのおねえちゃんが町に降りてきて、
しかも顔や手足に傷があることを不審に思った一人のおじさんが、保護司のおばちゃんに連絡。

お姉ちゃんを辱めた男は、そのことを友人ふたりに話した模様。

おねえちゃんは、家に乗り込んできた男3人組に、またもや陵辱されます。
弟を人質に取られてるので逃げることも出来なかったのです。



保護司のおばちゃんが来てくれても、
ただただ怖く、隠れてしまうふたり。


そしてまた男たちがやってきます。
ポロポロと涙をこぼし泣くだけだったおねえちゃん。
弟に諌められ、逃げることに。


しかし男たちは銃を持って、ふたりを人間狩りのターゲットにしようとしていたのでした。

森の中を逃げる姉弟。
追いかける男たちは遊び感覚で容赦しません。


追いかける男のうち、1人は崖から落ち死亡。
1人は不手際から自分の銃で自分を撃ってしまい死亡。(暴発したんかな?)



残る1人がおねえちゃんをしつこく追いかけ、
彼女の家の前まで追い詰めます。
保護司が姉弟をかばおうと前に立ちふさがりますが、
おねえちゃんは男と対峙。

ああ、おねえちゃんは覚悟を決めたんだ…と思ったら銃声。
あの父を殺した髭の男が、男を撃ち殺したのです。


姉弟は、保護司に連れられ山を降りていくのでした。

     おしまい



バイオレンスなマウンテン!
ここでもう、エロリンな香りプンプン。
陵辱の森!
ここでまたもや、エロリンな香り増加。


しかし、確かに、山で美少女が陵辱され逃げまわる…話なんだけど。

全然グロくもエロくもないのです。

美しい自然の中、逃げ惑う少女はどこかファンタジーの世界にでもいるかのような…。
それくらいヒロインが可愛くて綺麗。

おパイをポロポロ放り出すこともなく(一回だけちらっと見せてくれますが)、
なんとお上品なのでしょう。

エロ目当てに観たやつ、
リベンジのグロ目当てに観たやつ(オレ)、
皆ここに正座してお詫びしんさい!

「すんませんしたーーーっ」


台詞が殆ど無く、
それでも話がわかってしまう。
台詞だけに頼って状況説明を延々としている、SUGAKO・HASHIDAは、見習えばいいのです。


さて。
子鹿のように何も出来ず泣くだけだったおねえちゃんが、生きるために全力を振り絞るのも。
弟がお姉ちゃんを助けるために奮闘するのも。
見どころなんですが。


この映画。
台詞がないから「含ませてる」だけなんですが、

あの髭の男は、おねえちゃんの実の父親?
毎年おねえちゃんにプレゼントを送ってたし。
そしてお母さんはそのプレゼントを火にくべて燃やしてたし。
まるで穢らわしいものでもあるかのように。



…とすると、おねえちゃんを襲った男は髭の息子だから、
近親相姦?
知らぬこととは言いながらーーー。
敬虔なキリスト教の村でそれは、禁忌も甚だしいのでは?

だから髭は、男を撃ち殺したのでしょうか?

おねえちゃんは、保護されて山を降りるときに、
髭の車に、自分がいつももらっていたプレゼントの箱がおいてあることを知ります。

ここでなにか感づいたに違いない。


運命に翻弄された美少女は、
精神的にタフな女に生まれ変われたでしょうか。
きっと生まれ変わったでしょう。

エロも、グロもありません。
でも深く考えたら怖い話なのかも。

とにかくヒロインが可愛くて美人なので、
嬢好きには、たまらんで!

バタ臭い美人じゃなく可憐で楚々とした日本人が好きなタイプの美少女ですぞ、ポチ
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