オープンウォーター・サスペクト(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

海に出たら遭難した。そ…そうなん?
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海はよ~~、でっかい海はよぉぉォォ。
ヨットで海にゴーゴー。
したら嵐が来て、嫁だけが生き残る。
遭難したヨットでただ一人生き残ったケイト。
彼女が記者に取り囲まれた時に、ホンの少し微笑んだことから、
本当は旦那と娘を殺したんちゃうんか?と疑惑の銃弾…じゃなくて遭難。




海岸に、喉を掻っ切られた遺体が漂着。
これはケイトの夫なのではないのか?

疑惑爆発。


入院中のケイトに刑事が尋問をします。
その尋問に堪えるようにケイトは遭難のあらましを語るのでした。


1年もトンズラこいていた旦那、ショーンが帰ってきました。
嫁のケイトは、実母のところに居候してるので、
ショーンの帰還をあんまり喜んでないのですが、
娘のエミリーは、「パパが帰ってきたー」と大喜び。

ショーンは「おれ、心入れ替えて働くし、ヨットでこの国から抜けだして別天地で新生活を始めようやん」と、テケトーなことぬかしくさります。
ケイト母は、騙されたらアカンと言いますが、
エミリーがパパパパパパパパというのでケイトも仕方なくヨットに乗り込みました。


しかし、そのヨットが実は盗難品で、
警察に眼を付けられます。

警察が乗り込んでくる前に出港してしまったショーン。
嵐がキタ━(゚∀゚)━!

アババババババババとパニクったショーンは、
「直ちに救命ボートに乗るべし!」
と言い出しました。
それなりに海に詳しいケイトは、ヨットにいたほうが安全(食料も飲水もあるし)と反抗するのですが、
ショーンに押し切られて、救命ボートに。


しかしショーンは食料品の入ったバッグの代わりに酒と煙草の入ったバッグを持ってくる始末。
役に立たねぇ!!



こうして家族は遭難するのです。


ショーンは怪我をして、
「俺はもう助からないから、娘を助けるためにオレの血を…」
とか言いながら、結局船から落ちたー。(自殺?)


血ぃ置いていけや!!
この役立たずが!!


体力のないエミリーも死亡し、
エミリーの亡骸を海に流すケイト。

「…ってわけで、ヨットは盗んだものって気がついたのはずいぶん後になってからだし、
ショーンは勝手に海に落ちて死んだし、エミリーは衰弱死したから海に流しました」

ホンマか?
ホンマの真相は、どないやねん?


急転直下、あの海岸のご遺体はショーンではありませんでした。
なんじゃってぇぇぇぇぇ?(#・∀・)


フツーに遭難してはったわけです。
これでケイトが何らかの手段を講じて、夫と娘を殺しちゃったの、うふふ、だったら面白かったのに!

結局ケイトの過去回顧録をぼーっと観てるだけで、
否!
観さされただけで。


      おしまい



ケイトが稀代の悪女で、
娘がずっとかわいがってた自分じゃなくパパにばかりなついたのに腹が立ち、
全く計画性もないままに家族を海に連れ出したショーンにも腹が立ち、
遭難に見せかけた完全犯罪を企みました。

なら、
そしてそこにはアッお驚くようなトリックがありました。
…なら、まだしも。

普通の、遭難事件かい!

実話だから偉いと思うとったら大間違いやぞ。
そんな思いさえ去来する今日このごろです。

何かありそうでありそうで…あったーーー!と引っ張るならまだしも、
ありそうでありそうで、なんもないわ、だったら

オレのこの期待をどこに持って行ったらええのん?そう思いますよね、皆様?


あっさり「遺体は旦那さんじゃなかったです」は、無いわ~。

ほんでケイトがダメ夫とわかっていながらついていったのは、
「実母に対する反抗から」とか、お前未だに反抗期か!(そのくせ金銭的には頼る)


何より、
やらかしたっぽい訳あり女性は、
一体何者なのか?
いつの間にか友だちになってるやないか~~い!


そんな消化不良感が、沸き上がってくる作品。
まぁ、
オープンウォーターシリーズだからな、
そう思うと怒りもおさまり…、

おさまるかっ!!
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