ハンナ(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

美少女VS美女!
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オトンと二人で暮らしているハンナは、
オトンからサバイバル技術を教えられますが、
そんなことよりもっと他に教えることがあるじゃろが!




雪に覆われた北の国から…でオトンと二人で生きているハンナ(美少女)。
オトンはハンナに狩りの方法やら武器の使い方やら、
いろんな国の言語やら偽のプロフィールやらを教え込みます。



何でしょう、訳ありな感じです。

ハンナは「もういつでも準備OK」とオトンにせがんでます。
ある日ハンナは、オトンから「外にでる決意が固まったらスイッチを押せ。ただし引き返すことは出来ねぇよ?」と言われていたスイッチを押しました。


それはハンナの居場所をCIAに教える装置でした。

CIAのマリッサ姐御(美人)は「キタ━(゚∀゚)━!、ハンナキタ━(゚∀゚)━!」と、ハンナを追い捕獲することにします。



オトンはさっさとトンズラこきますが、
ハンナは捕まり砂漠のどまんなかにある収容施設に入れられました。
しかしハンナはそこを脱走。
ついでに、自分の事が詳細に描かれた書類も入手。


逃走するハンナは、旅行に来ているアメリカ娘ソフィーと知り合います。
彼女の家族の車で街に連れて行ってもらいますが、
町の文明に初めて触れたハンナはびっくらドッキリ。
「文明とは、こげに進んでおり申したかーーー」


一方ハンナに逃げられたことを知ったマリッサは、ハンナのオトンが自分を殺しに来ることも察知。ちゃんと襲われてもなんとかなるように手を打ちます。
しかもマリッサは出来る女なので、何でも屋の男たちに金を与えハンナを捕まえることに、と、こちらにも手を打ちます。

ソフィーと再開したハンナは、ソフィーたちの一家の車に同乗させてもらって旅をすることに。

しかしながら、
ソフィー一家の車がつけられていることを知ったハンナ。
ソフィーたちを巻き込まないために、敵と戦いますが、
そこで奴らを殺すところをソフィーに見られたりで、もう大変。


ソフィーたちはマリッサに囚われ、ハンナの居所を吐くように言われます。
弟が「グリムの家に行くて言うてはった」と口を割ったことから、ハンナの目指す場所が発覚。

「グリムの家」で、ネプラーというオッサンに出会いますが、そこもマリッサに襲われ、ハンナはなんとか攻撃をやり過ごしました。



文明の何たるかも知らないハンナですが、おぼつかない手つきでPCを操作し、
かつて行われてた「人体実験」(強化人間を作る)について知ってしまいます。


オトンと再会したハンナ。
彼は実のオトンではなく、ハンナは強化人間として生まれてきたこと。
マリッサが「こんな計画辞めだ辞めだ!」と言ったことから計画は中止され、
他の強化人間の仲間達はみんな殺され自分だけが生きていることを教えられます。


マリッサ=ラスボス

襲われたハンナを逃がすため、オトンは死亡。
ハンナはマリッサと最終対決をし、
傷を追いながらも彼女を倒すのでした。

でもハンナは、オトンもいなくなり、一人一人ハンナ~~~なのですよ。

        おしまい

練れてないなぁ…とは思います。
もうちょっと脚本を整理すれば、わかりやすくなったのに、と。
強化人間と言いながらも、ハンナがそんなに強く見えないのも、ちょっと派手さがなかったかな…と。



でも、ソフィーと初めて出会った時に、
父親から刷り込まれた偽のプロフィールを応用するでもなく一字一句間違わないように告げてしまうハンナを見て、
マダム号泣しちゃったの。

ええ、ここは泣きポイントじゃなくてよ。
でもさー、年端もいかない美少女が、
知力や格闘技術は教えられてても、対人関係や情というものを教えられてなくて、
それでも必死に答えようとしている姿を見ると、やっぱり泣けちゃうのよ。


極寒の僻地で暮らしていたハンナが、
文明に触れてその情報量の多さに(((( ;゚д゚))))アワワワワするシーンも、泣けてしまった。


強化人間=筋力や情報処理能力や知力をアップさせた、
「ヒト」を凌駕している「人間兵器」なのかもしれんけどさ。

ハンナよりハンナを追い詰めていた、何でも屋やマリッサのほうが余程、何かを得るために人として大切な「何か」を欠落させたようにしか思えなかったです。
もしかしてマリッサ自身も強化人間のプロトタイプみたいな存在だったの?




デーハーなアクションシーンやら、
ミステリ要素を期待したらちょっとがっかりしちゃうかもですが、
一人の少女が成長していく…でもその成長していくために誰かを生贄にしなきゃいけない話だとしたら、
なんとまぁ気の毒で哀れな話じゃないですか。

シーアシャ・ローナンちゃんの美少女っぷり!
でも眉毛はもうちょっとくっきりのほうが良かった。
ケイト・ブランシェットの美女っぷり!!

地味で淡々と進む映画ですが、
おませなソフィーちゃんとハンナが友情を育んでいくところは、
微笑ましいですよ。


ソフィーちゃんも、ハンナも、
この後、幸せな人生を送れますように…と、
おばちゃんは願ってしまうのでした。

そんな映画です。
マリッサ姐御の迫力と美しさ、ハンナのナチュラルな美しさ、オトンの影の薄さ…ポチ
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