貞子3D2(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

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映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

貞子はあんまり出てこないよー。
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前回の貞子事件から5年後。
貞子と爆笑の死闘を繰り広げた茜は、娘である凪を産み落とし死亡。
茜の恋人孝則の妹、楓子が凪を育てていたが、
新たなる貞子事件が始まり…。




実質、楓子が主人公。

PCやスマホ画面がいきなりバグを起こしたかのようになり、
その画面を観たら、死んじゃうよーな事件発生。
最初の犠牲者は、自分の御目ん玉を突き刺して死にますが、
御目ん玉シーンは、諸般の事情によりカット。


安心のPG-12設計やでぇ!!

茜の娘、凪は保育園でもボッチ。
孝則の妹楓子が、凪の面倒を見ています。
孝則は、病院の守衛みたいな仕事をしてはる。
前作のWeb関係の仕事から、えらい転職しはった。


楓子は、幼いころ母親が自殺していることがトラウマ。
母を助けられ無かった自分に、強い罪悪感を抱えています。
でも兄貴である孝則は、全く罪悪感も何も感じていない模様。
しかも、凪を丸投げです。何やねん、こいつ。

凪はいつも、真っ黒な画面に髪の毛の長い女の絵を描き続け、
その絵が、例の事件を予知しているように見えてしまう楓子。
事件の起きた現場には、凪がいるし…。



他所で起きてる事件にも心痛めてる楓子なのに、
凪にいじわるをした同じ保育園の、ちょっと鼻悪いのかな?と思うセリフ回しの女の子や、
家事を手伝いに来てくれてるホームヘルパーさんが死亡するに至り、
「この子ヤバイんちゃうん?」
と思い始めます。


折しも電車内でスマホを観ていた人たちが急に苦しみ出し貞子化。
貞子に呪われたら、ゾンビみたいになるですよ。
んで髪の毛がのびーるですよ!!



刑事の垣内は、「呪いの動画」事件と今回の事件には関連性があると見て調査。
「呪いの動画」は信じてるのに、
前の担当刑事が、
「貞子の呪いです」と言っても、
「あんた何言ってるかわかんないよ!」と切れ始めます。
あたしゃ、あんたが何言ってるかわかんないよ、何その性格の豹変は!


とうとう楓子も呪いの動画を見てしまい、貞子の呪いの輪の中に取り込まれます。
凪が悪鬼の形相で楓子に迫り来るよ。



楓子は、前回の事件の首謀者である柏田死刑囚に会いに行き(あっさり会える…)、
「凪を殺すか自分が死ぬかしないと呪いからは逃れられない」
と言われます。


心身ともに疲れ果てた楓子は、凪を抱えて橋の上から落としてしまおうとするのですが、
凪が急にキャラ変更。
「私を殺すの?」
としおらしく言い始めます。
「みんな私を怖がる…私も怖いのに…お母さんに会いたいのに…」
すっかり情にほだされる楓子。


孝則が、実は病院の地下室で茜がまだ生きている…そして彼女の中で貞子と戦ってる…と言い出して、楓子を茜の元へと誘います。
凪が貞子に取り込まれないように、茜はここで凪を守ってるんや…と。
茜は5年も寝てるのに、化粧ばっちりでゴージャスなネグリジェです。
おまけにマニキュアまでしてやがります。

「凪と茜さんを会わせられないの?」
「無理ポ」即断。
二人が会ったら貞子が復活するカラー。


なんだかんだあって、病院のPCも貞子ウィルスに感染。
刑事垣内が、孝則をボコボコにします。
凪→事件の原因・茜→事件の鍵という思考のようです。
「オラオラ、茜に合わせろや、凪とか言う小娘待てやコラ!」そんな思いの丈を孝則にぶつけてみました。
ネグレクト孝則にはいい体験ですよね。


凪は楓子に助けられ、茜に会いに行きます。
いま、会いに行きます。

「おかあちゃーーーん」
はっと目を覚ます茜。
二人が触れ合おうとした瞬間、茜は垣内により射殺されます。
垣内も自殺。

貞子復活の(゚∀゚)ヨカーン

案の定井戸が現れて、真っ赤な水がゴボゴボ溢れ、凪はその中に!
楓子も凪を助けようと、血の海の中に。

一度は貞子に奪われそうになった凪ですが、
「あの時は、オカンを助けられなかったけど、凪は助けてみせる!」とふんばり、貞子から凪を奪い返します。

貞子復活ならず。

しかし、貞子の種はすでに蒔かれていて、
あっちこっちで子貞子(凪と全く同じ容姿)が、増殖しスマホやPCを弄って、貞子復活を待っているのでした。

     おしまい

ものすごい酷評を訊いてたので、覚悟してましたが、
ハードルを限界いっぱいまで下げて観ると、突っ込みどころは多いけど、まぁ…そこそこ?

でも、Jホラーの怖さじゃないです。
アトラクション的な怖さ。
びっくりさせればOKみたいな~。



ゾンビっぽいのとか(家政婦のおばちゃんは、もうまんまゾンビ)、
シュレッダーを振り回して襲ってくる大学教授ゾンビとか(笑える)、
デーハーなシーンは多いけれど、鏡に映り込む…だの、後ろを何かが横切る…だのと言ったゾッとする怖さは皆無。

凪がいかにも…な悪役子供から急転直下、犠牲者になってしまうのはどうなん?と思いましたが、まぁあのまま、貞子の直系の悪い子供だったら楓子が身を挺して助ける意味もなくなっちゃうし…。

悪いコトしてたのは凪じゃなくて、凪そっくりな子貞子の誰かだったんですよね、きっと。
あれ?じゃあ家政婦さんが死んでも平然としてたのは何でかなー?
考えちゃダメ!


唐突にキャラ変更したために、つじつまの合わない部分もありますが、
死刑囚と面会してるのに看守もいないような作りだから細かいことは気にしない方がいいです。

続編もありそうな雰囲気。
ちょっと調べたら、脚本書いてるのが「戦慄迷宮3D」や「ラビット・ホラー」の方なのね。
ああ…なんとなく納得…。

しかしスマ4って…!スマホにいろんなことが起きるよ~な作戦。
ガラケーを置いてけぼりにした戦略に、ビックリよ。

お母さんがいなくて可哀想…なんて殊勝なこと抜かしてやがりますが、凪には
・茜(生みの母)
・楓子(育ての母)
・貞子(なんか母)

と三人の母がいるじゃないか!すげーじゃないか!!

楓子役、瀧本美織ちゃんの、おっとりっした喋り方、結構好きです。

凪役の子役ちゃん、宏々路で「こころ」って読むのね。
読めるか!
ヒロヒロジーって読んだわ!(それも極端)


全然怖くないので、親御さん同伴なら小学校高学年でも大丈夫かも。
刑事さんが自殺するシーンはちょっと衝撃度高いかもなので、気をつけてね。
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