ウルヴァリン:SAMURAI(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

日本ロケ、観に行きたかったよ…。
ウルヴァリン:SAMURAI [DVD]/ヒュー・ジャックマン,真田広之,TAO
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ウルヴァリンがジャパニーズに来て、
デッキブラシで身体を洗われる!




第二次世界大戦中の長崎でローガンは、日本の兵士矢志田を助けます。
ローガンの不死身っぷりに惚れ惚れした矢志田。
後年自分がガンに侵され余命僅かになった時に、
「会いに来てアイニーでゅ~!!」
と、ユキオを使いに行かせ、ローガンに日本に来てもらった挙句、
「あんたの不死身の力、ワシにちょーだい」と厚かましいお願いまでします。

矢志田は、ものごっつい金持ちで、どこの純和風旅館や!な邸宅で自宅療養中。
カネモチなので、世界有数の医者(美人女医)を専属にして、生きながらえてました。



矢志田家には、矢志田の息子シンゲンと、孫のマリコがいます。
マリコは、ローガンがむさいので「清潔にして来いや!」と言い、
お陰でローガンは、風呂場でおばちゃん達からデッキブラシで身体を現れる羽目に。
お流ししましょうか?
カコーン。
そんな雰囲気ちゃいます。おばちゃん・デッキブラシ・檜風呂。何たるミスマッチ!

でもローガンが可愛いです。


ローガンが来て矢志田死亡。葬式に。




その葬式会場で、日本のヤクザが大暴れ。
ローガンがバトりますが、あの不死身パワーがどんどん消えていってるのです。




マリコを守るため、ローガンは新幹線の上でヤクザとバトル。
ヤクザ強ェェェェェ!
いくら不死身パワーが無くなったとはいえ、ウルヴァリンと互角に戦ってるよ!!
ここ、見どころね。

ローガンが苦戦するので、「ラジニ・カーントを召喚すべきなのでは?」と思いました。




襲撃者からマリコを守る貯め、ホテルに泊まって身を隠そうとしたローガンですが、
そこはラブホ。
そこでローガンは傷の苦痛と出血のため意識を失います。

ラブホの受付のおばちゃんの息子が医者(獣医だけど)だったおかげで、
とりあえずの手当をしてもらい、ローガン達は長崎へ。
何故か路線バスで。


そこでローガンは、近所の人のため倒れてきた木を切ったり、
鍋をごちそうしてもらったり、マリコから政略結婚の話を聞いたり、案の定マリコとアチチになったり。

箸をごはんにつきたて「お行儀が悪い」とたしなめられるローガンも可愛かったです。

しかし、アチチの翌朝、マリコはヤクザに誘拐され、
駆けつけたユキオと再び東京へ。

実はマリコを誘拐した黒幕はシンゲンで、矢志田が、
遺書で全ての遺産を息子のシンゲンでなくマリコに継がせると訊いて、
「一生懸命頑張ったぼくって何?」と思ったのと、

矢志田がローガンに憧れるあまり湯水のごとく会社の金を使い、アダマンチウムをアホほど買ったり、
高い報酬で医者引っ張って来たり…と、
会社の屋台骨が傾くほどの無駄遣いをしていたことに腹を立てていたからです。
その尻拭いをしいたのはぼくちゃんなのに、何でマリコやねん!
マリコなんか死ねばいいのに!


しかし、シンゲンとは別勢力の「女医(毒使いの蛇女)&忍者部隊(首領はマリコの幼馴染でボディガード)」が邸宅を襲撃。
マリコはまたまた連れ去られます。
おまえピーチ姫みたいなやつやな。


ローガンはここで、矢志田が使っていた医療器具を使い自分の身体をスキャンしてみたら、
心臓に変な虫がついてることを発見。
取り除こうとします。
ユキオは制止しますが聞く耳持たねー。

かろうじて生き残っていたシンゲンが刀振り回してユキオが応戦。
ローガンは不死身パワーを取り戻し、シンゲンはあっけなく敗退。

ローガンは、マリコが連れ去られた矢志田一族の発祥の地へと赴きます。
ここで最終決戦。



忍者に弓で矢を射られまくり、毒が回って意識を失うローガン。


気がついたら椅子に縛られてて、
横にはアダマンチウムで作られた鎧がおりました。

この鎧が動き出し、ローガンを襲いますが、的を狙いそこね椅子を破壊。
自由になったローガンVS鎧。
ネーミングはシルバー・サムライ…。

しかし鎧強いー!
忍者部隊の首領ハラダも、女医に反旗を翻し、鎧と戦いますが、あっさり殺されました。
ローガンも爪を折られ、そこから細いドリルみたいなのを入れられ、命を吸われていきます。
鎧の中にいたのは、死んだはずの矢志田でした。
ローガンの不老不死に憧れるあまり自らが不老不死になろうとした矢志田。
ローガンが、もうアカンという時に、マリコがローガンの折れた爪で矢志田の脳天をぐさり。

「オメーの葬式はもうあげたんじゃ!」
あんだけお祖父様~と言ってたのに、アチチな男ができるとあっさり手のひら返し。

矢志田は今度こそ死に、ローガンに「サヨウナラ」と言ってもらえます。
そしてローガンは矢志田の若き指導者となったマリコを残し、日本を飛び立つのでした。


で、2年後。ローガンの前にマグニートーとプロフェッサーXが「ハァイ」と現れるところで、

         おしまい

恩を仇で返すトンデモねー矢志田。
あれだけの権力と金を持ったら、マリコを表に出し傀儡として自分は、ずっと権力のトップで生きていきたいと思ったのも、そりゃまぁ仕方ないのかなと思ったり。

ただすごく不思議だったのは、何百年もの歴史を持つ大権力者矢志田の御曹司を、矢志田の家が戦争に送り出すかな?そこは上手く隠し通すか、何とかするんちゃうかな?
矢志田の正義感が「お国のために」と行動させたんだとしても、
周りがほっとかないと思うんだけどなぁ。
それともその当時はまだ田舎の偉いさん的立場しかなかったのか?


ウルヴァリンが、異文化とコンタクトを取って、戸惑ってるのがとてもかわいい映画。
ラブホの地下に獣医施設があったり、
パチンコ屋に逃げ込んだり、
秋葉原を散策(逃げてる)したり。


不死身じゃなくなって、傷ができれば治らず苦痛にあえぐことになるローガン。萌え~。

そしてなんと言っても、事あるごとに夢の中に現れ、
「こっちへ居らっしゃいよ」
と誘ってくるジーンが怖かったよ。

ジーンを殺してしまったことで苦しんでいたローガンが、
マリコのあっさりさっぱり好きだった家族も振り切る割り切りの良さに感化され(嘘)、
ジーンと決別出来たように見えたのも良かった良かった。

日本語になったらいきなり演技力が落ちるメンツの中、一人頑張ってた真田広之はすごいなー。
ハラダなんか「アナタノコトガチュキダカラー」ですよ…トホホ。



ユキオちゃんのアクションが、
かっこよかった。
ウルヴァリンファンは是非。
新幹線にドスを突き立てるヤクザ…すげぇ…ポチ!!
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