デッドガール(ネタバレあり) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。


チ…チミたちのティン子には、理性がないのかネ?
デッドガール [DVD]/シャイロー・フェルナンデス,ノア・セガン,ジェニー・スペイン
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廃墟と化した精神病院跡で、リッキーとJTは、鎖で拘束された女を見つけます。
あら、シンデレラ?と思ったら生きてましたよ!!
JTはこの嬢ちゃんが身動き取れないのをいいコトに、
不埒な行為に及びます。
そこまで吹っ切れないリッキーはこのことは二人の秘密だかんね!と約束しますが、
JTはもう一人のアホ仲間・ウィーラーこのことをに教えちゃうのでした…。



観てて、むちゃくちゃ不快になっていく、久々に、
「うわ…ゲボでそう…」
と思ったくらい、不愉快で胸糞悪くなる映画でした。


どないな感じ?と思う方はどうぞ、自己責任で。
デッドガール公式HP ■


グロ描写が気持ち悪いとかじゃないんです。
・抵抗できない女の子に暴力
・抵抗できない女の子に暴行
・抵抗できない女の子を多人数で嬲る
・その抵抗できない女の子が、実はゾンビ(死体)…


もう、この「マダム的にはアウトよ!」なものが山盛りで、
き…きついです。
途中でリタしそうになりましたが、おばちゃんとは恐ろしいもの。
カネ出して借りたから全部観たるでぇ!この貧乏根性何とかならんか?


リッキーは女の子を見つけた時点で警察に届けようと言いますが、
JTは、ちょっと待って!と言います。

アンデッドだろうが、ゾンビだろうが、モンスターだろうが、
タダで自分の望むときに行為が出来る女を、
なんで手放さなあかんねん。

チミ、おかしいわ!絶対おかしいわ!!

リッキーは、なんだかんだ言っても普通の感覚の持ち主なので、
いくら動いてるとはいえ、
死体と、
しかも噛み付いてくる凶暴な女と、
ついでに傷などは回復しないので、グチョってなってる…、

と致すのは倫理的にも心理的にもアウト!なんですよ。

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しかしJTはそんなこと気にしないし、もう一人の仲間ウィーラーを誘って、共有のダッチワイ●状態にしてしまいます。

このウィーラーがまた、ちょっと脳タリンなのではないか?と思うほど、
バカで非力。
倫理観のまるでないJTや、どこまで友達依存なの?と思うリッキーとは違う意味でイライラ。

この映画、登場する男のほぼ全員がイラッと来る奴ら。

リッキーが惚れてる女の子の今現在の彼氏は、脳みそ筋肉男。
でも学校カーストでは上位にいることがわかります。

その筋肉男と連れが、デッドガールのいるところにやってきて、
最初は「ヤバイやん!これ!!」と言ってるくせに、
全裸で抵抗できない上に思うがままにできるで~と聞いて、
その気になっていく所もなんかヤダ。


この筋肉彼氏、噛まれて生腐れていくんですが、
OPPでトイレに行ったら、腸まで出て来た、Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
自業自得やん!



数限りない暴力の嵐で、デッドガールの顔は歪み腫れ上がっていきます。
彼女に噛まれたら生きながら死ぬ…死んでるのに生きてる…という状態になるので、
JTとウィーラーは、第二のデッ
ドガールを作ろうと一狩りしようぜ!しますが、
逆に捕獲しようとした女性にフルボッコにされます。

その時、筋肉男の彼女でありリッキーの想い人でもあるアバター嬢ちゃん略してアバ嬢が出て来て、
「彼に何をしたのか言え!」
と迫ります。

あ、こいつをデッドガール弐号機にすればいいんでネ?

アバ嬢、捕獲。
リッキー、大慌て、あたふたしながら彼女は見逃したってーとお願い。
「なんでやねん、お前の好きにできるんやで?憧れの彼女が思うままやで?」
と言い放つJT。


すったもんだしてたら、デッドガールが拘束を解いて、
ウィーラーとJTに襲いかかります。
そしてデッドガールは、何処かへ立ち去ってしまうのでした。
ええんかい?
ゾンビ放置してええんかい?

どさくさに巻き込まれ、アバ嬢は重症で虫の息。
「アバァァァ!」←言うてへん
リッキーの叫びが虚しく地下室に木霊する…。


陽射しの中、にこやかに微笑むリッキー。
イチャコラカポーを見ても、ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!ってならないの。

なんでかって?


だって、アバ嬢が、
あの地下室で待ってるもんね。



ぼくだけの、デッドガールとして。

おしまい。



学校にも家にも居場所がない。
わずか17やそこらで、開かれた未来が自分たちにはない事に気づき、
閉じた仲間内でだけ生きていければいいや…と思うJTたち。

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「橋田壽●子か!」と言いたくなるようにくどくどと、
僕らいつまでもともだちやん、
君には僕がいて僕には君がいる…、
それでええやん…と訴えてくるJTに、心底うんざりします。

自分から世界の扉を開けない奴に、
道が見えないのは当たり前ですやん。


どうあがいても低下層でしか生涯を終えられない若者の叫びに胸を打たれる…?
アホか!


ハマる人は、すごくハマると思うんですよ。
彼らの閉塞感にシンクロ出来る人なら死体(厳密には死体ではないけど)を弄ぶる部分の是か非かはこっちに置いといて、
JTのご高説も頷けます!ってなるのでしょうけど…。


おばちゃん、こういう若者嫌いやねん!
生理的に受け付けられないバカモノが、
生理的に受け付けられない行為をする!
この映画に流れる、軽やかな音楽も、映像も、構成も、
全てが予定調和のごとく生理的嫌悪感を促すっていう、

マダムにとって、ある意味奇跡の作品。

お薦めはしませんが、
禁断っちゃ禁断ですから、
話の種に観るものいいかと…。

死体とまでしたいんかい!
(これが言いたかっただけ)


アフォ面のJTが、どんどんヘンタイマンになっていくのが凄いです!
   ↓


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