アジア人の鼻の手術のジレンマ 鼻尖手術と鼻先の硬さ | リッツ美容外科Dr.牧野のブログ

アジア人の鼻の手術のジレンマ 鼻尖手術と鼻先の硬さ

こんにちは。リッツ美容外科東京院の牧野です。
本日は目黒で診療です。

本日は検診デーです。たくさんの術後の患者さまがいらっしゃいますので経過をしっかりとみさせて頂きます。よろしくお願い致します。

本日は日本人を含むアジア人の鼻の手術をする際にしばしば挙げられる問題についてお話しします。

それは鼻先の手術をする際に出てくる術後の鼻先の硬さについてです。
一般的に多い患者さまのご希望としては鼻先を高くしてほしい、細くしてほしいといったものですが、この際に当院では鼻尖縮小術や鼻中隔延長術を行います。

この術式は鼻先になんらかの軟骨を移植する方法を行いますが、単に軟骨をのせるon lay(オンレイ、軟骨を重ねて鼻先に移植する方法)ではなく、主にstrut(ストラット、鼻先に支柱を作る方法)を行なっています。

オンレイ手術の方が簡単なのですが、効果が弱くなってしまいます。また効果がどれくらい見込めるか不安定な手術になります。これはオンレイを載せるための土台になる鼻翼軟骨の大きさ、柔軟性が個人によって異なるためです。

美容外科手術で効果が出ているか、いないかは写真で見ると一目瞭然です。
効果が出ていないことは、どんな理由があるにせよ、美容外科医は言い訳ができないと思っています。

そのためストラットを用いているのです。

これにより大なり小なり鼻先は硬くなってしまいます。
日本美容外科学会ではしばしば鼻先の硬さが硬くなると不自然な硬さや表情の不自然さが生じてしまうので、このような手術を行うべきでないとの発言を聞くことがあります。

オンレイ手術や鼻翼軟骨の縫縮などではこのような鼻先の硬さや動きに影響が少なくなりますが、手術効果は落ちてしまいます。

変化を出して鼻先が硬いのを受け入れるか、鼻先は自然なやわらかさを維持して変化が少ないことを受けれるかということになります。

鼻の手術をお考えの方は鼻先はそのようなジレンマがある部分だということを知っておいてくださいね。


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