NYから発信しています♪
前回の「ここだけのヤバイ話」から、いっそうヤバくなって参ります。(^^;)
さて、新米トレーナーには、フロア当番 (別名ブルーシャツ当番: 水色のトレーナーシャツを着て、ジムの片付けをしたりメンバーの質問に答えるなど雑用をするフロアトレーナーの役割)があり、1日3-4時間、入ったばかりの新人は週５日割当てられます。
クライアントが増えてき次第、フロアに出る日数が減ってきて、最終的に０になってめでたく卒業となります (これで中堅クラスのトレーナーの仲間入り♪)
どれ位で卒業できるかは、各人の腕次第。手八丁口八丁、トレーナーとしての腕よりもセールスが上手い人の方が、早く卒業できることは否めません。
また、若いピチピチの女性が、ピッチリした超ミニパンツ (ただし色は黒と決まっている) で太腿あらわに、もしくはムチムチの胸を押し付けながら、男性メンバーに手取り足取りエクササイズを教えてあげると、
「よっしゃっ、ぜひ君のセッションを受けようっ！！」
と言ってお客さんになってくれる事もよくあります (高卒の若い女性が、運動生理学の修士号をもつ男性トレーナーよりも集客•集金能力が高かったりするのも、この辺がミソです。^^;)
また、彫刻のようなナイスバディを持つ黒光りした(何が?!)男性トレーナーは、大金持ちの有閑マダムに指名されたり、ゲイのオジサマ(けっこう多いんです)のお気に入りだったり... (『一体ここはどこなんだーっ！』と突っ込みたくなる事もあります)。
とにかく、自分の持つあらゆる”武器”を使い、それを磨かないと生き残れない。この辺が、学歴•年齢•性別•人種も全く関係ない、裸一貫、素手で勝負という部分です。
私はセールスの才能も高くないし、お色気作戦も使えない(ちゅーか使う気がない)し、しゃべりも日本語訛りがあってアメリカ人のように説得力ある英語で話せない。
同期のトレーナー(それも私よりはるかに若い)が、どんどんフロア当番の日数を減らしていっているのに、私は万年平社員みたいな気分で、どうやって自分のニッチを見つければいいのか、悶々とする「おしん」の日々が続いていました。
当番日数がなかなか減らないと、マネージャーからお呼び出しを食らって、やがてクビになるか、その前に自分で嫌気がさして辞めるかのどちらか—という厳しい世界です (３時間半でやめたというトレーナーもいました)。
確かに、フロア当番はあまり嬉しい仕事ではありませんが、一方では、ジムに来ているメンバーと色々お話ができる素晴らしい機会であることは確かです (上級トレーナーでも、新しいクライアントを開拓するために、率先してフロア当番を引き受ける人もいます)。
特に、Equinox はセレブなメンバーが沢山来るので、彼らと知り合いになれる絶好のチャンスでもあります！！
また、当ジムの回りには、ニューヨークでも屈指のトップモデルエージェンシーが目白押しで、そこのモデルや俳優たちがワークアウトに来ており (トップ３のエージェンシーのモデルはフリーパスで入れます)、目の保養にもなります♪
ただ１つの欠点は、あまりに美形に見慣れてしまって、一般の人が全員ブサイクに見える事でした (『これって不幸？！』と思ったことも... ^^;)
そんな中で１人、当ジムに来るキレイどころのモデルたちでさえブサイクに見せるほどの、光り輝く美形オーラを放つ男性がいました。
その彼は、私が入って６ヶ月以上経つのに、なかなかフロア当番を抜け出せずに悶々としていた頃、週2～3回ジムで見かけるようになった絶世のイケメン・モデルでした。
しかし、彼は物静かで、いつも伏し目がちに黙々とベンチプレスなどをやっているのですが、他のモデルたちが雑魚に見える位のオーラを放っていたもので、つい『あ、また来てる』なんて、チラッと横目で見てはドキドキしちゃったり...♡
そうしたら、ある日、何と彼と目が合ってしまったのです
それで、ついお互いニッコリ笑ってしまって…
彼は、ジムで笑顔なんか見せたことがありませんでしたから (美形ならではのクールな感じ)、一層インパクトがありました。
私も、あくまで "フロアトレーナーとして" 何か言わなければと思って (美形だからといって差別はいけませんから！コホコホ...)
「何か必要ですか？スポット (ベンチプレスなどの介助) しましょうか？」
と声をかけました（おおーっつ！ ついに来たーっ！！）
～☆ ～☆ ～☆ ～☆ ～
やー汗ばんで参りました。(^^;)
話が長くなりそうなので、続きは次回という事で... お楽しみに！(^_－)—☆
では、素敵な１日を♪
Love from New York