「五十は老人の青春時代」 | 西園寺マキエの「フリーターの彼氏と幸せに生きられる?」

西園寺マキエの「フリーターの彼氏と幸せに生きられる?」

フリーライターとフリーターが17年付き合い続けて47歳を過ぎるとどうなるか? 仕事・お金・恋愛・結婚、そして人生について考える、アラフィフのブログです。

突然ですが、アラフィフ御同輩のみなさん、今日のタイトル、いいセリフだと思いませんか?

いや、私が思いついたのではありません。エレファントカシマシ、宮本浩次さんのお言葉であります。

ここのところ、年齢からくるもろもろにかなりやられちゃっていた私でしたが、宮本さんのこのお言葉を聞いて、がぜん、元気が湧いてきました(笑)。

まー、私やヨシオのように、結婚もしてなけりゃ、子供もいなくて、フツーに働いてこなかった人間はあんまり関係ないのだけれど、一般的には、50歳に入るころから、子育ても仕事も落ち着いてくる。そうなると、みんな、けっこう元気に、活動的になってくるのよね。

しかも、昔と違って、メールやらSNSやら、連絡を気軽にとりあえる手段がいろいろあるから、きっかけさえあれば、昔のお仲間と交流が復活する。

そう。50歳を過ぎると、まるで青春時代が甦るかのような変化が、人生において起き始めるのだ。

実は、私のまわりでも、大学時代のバンドサークルで同年代だった人々がバンドを再結成したので、先日、そのライブを見に行ってまいりました。

大学時代にやっていたバンドだから、ざっくり言って、30年ぶりの再結成。すごいよね。付き合いが途切れなかったことがまずすごい。メンバーは当時とほぼ一緒。TOTOのコピーバンドなんだけど、みんな腕が衰えているどころか、前よりうまくなっている感じで、実に楽しいライブでした。

やっぱり、楽器はいいね。自転車と一緒で、一時期本気でやると、年取ってからも、練習すればそれなりに復活できる。いや、がんばれば、そこからもさらに上達する。曲によっては、若いときはできなかったものも、サマになってきたりする(ま、逆に若くないとできない曲もありますが・笑)。

そして私は、ああ、一生続けられる趣味があるというのは良いことだなあと、つくづく思ったのでありました。

実際、自分と同じ年代のアラフィフの人々が元気に人生を楽しんでいるのを見ると、見ているだけでも、こちらも元気がもらえます。

そんなわけで、私も、そのライブを見に来ていたほかの先輩の方々と、「俺らもバンドやろーぜ」という話になり、現在、メールでやりとりしながら、ゆるゆると曲決め中。

ああ、楽しみだわ~。

しかし、タイトルの「50は老人の青春時代」に戻るけれど、ある意味、50ぐらいって、実は一番いい時なのかもなー。

ある程度金はあり(ヨシオはさにあらず・笑)、仕事も山場を越え(ヨシオはさにあらず・笑)、時間も40代よりは自由がきくし、頭も体もまだそこそこよく動く。もっと先にいくと、そうも言ってられなくなってくることだってあるからねえ。

50過ぎて、学生時代にやっていた趣味を復活できる人々というのは、幸せな人生を歩んでいるってことになるんだろうな。いろんな意味で。

そして、逆算すると、若い頃、いい友人たちと出会い、つきあいを深めるというのは、人生において、ものすごく重要なことだったんだなあと、改めて思ったのでありました。