先月、
「パンコントマテ」を初めて作った際、
あまりにおいしくできたもので、
この数日間で、何度も作って食べているのですが、
お店(外食)では、もう5年位「パンコちゃん」を食べてなかったと判明しました。
久々にバルで、
「パンコちゃん」を食べてみたいなぁと思っていた矢先、
「おかげさまで2周年! all500円」という看板文字につられて入った『Pio 』で、
◎
「パンコントマテ」を発見したのであります。
願えば叶うってことですね。
早速、
店員さんに、どんな「パンコントマテ」なのか尋ねてみると、
以前は、トマトをすり込んでいたようですが、
今は、スライスしたトマトをのせるスタイルにしたとのこと。
今まで食べていた「パンコちゃん」とは違っていたので、
即頼んでみることに。
これです。
横半分にカットされたバケットに、
スライストマトが2枚のっかって、
バルサミコ酢・オリーブオイル・塩・ブラックペッパー・パセリがほんのすこーしかかってました。
ガブッといくと、
バケットとトマトを食べてる感じです。
そのままですが。
お店の方には申し訳ないですが、
自作「パンコ」に一票です。
しかし、
その他にオーダーしたお料理は、
どれもお腹も心も満足させてくれました。
とてもBIGサイズのピザです。
パン風生地もボリューミーで、
これだけでお腹パンパンになるほどです。
◎
自分で食べやすい大きさにカットして頂きましたが、
お皿からはみ出る位で、
具もてんこ盛りなので、
手で持って食べると、
ぼろぼろ落ちちゃいます。
大きな口を開けて一気にいくしかないってことで、
精一杯の大口を開けてかぶりつきます。
ペぺオイルをかけて。
「カヴァ」にも最高に合います。
ぐつぐつに煮えたぎったアヒージョを、
◎
スライスバケットにのせて頂きますが、
白ワインとのマリアージュ、
ぴか一です。
「ゴルゴンゾーラ&甘煮りんご&胡桃」とも高相性です。
最後に、
ちょっと紹興酒に近い味わいの「シェリー酒」に合わせて、
「ドライいちぢく」もつまみます。
しかし、
頭の中は、
「パンコントマテ」で充満です。
作り手さんによって全く違うパンコちゃんです。
それからまた自分でも色々とパンコちゃんを作ってますが、
「ハモンセラーノをのせたパンコがいい!」と、
神様からのお告げがあったので、
ハモンセラーノのせパンコを作ってみましたが、
これがイケるのなんのって。
また自画自賛ですが。
夢にも出てくるほどのパンコちゃんですが、
だからでしょうか、
先日、ばったり『ティオダンジョウ 』のシェフとすれ違い、
思わず、
「パンコントマテって作って頂けますか?」と唐突に尋ねてしまった私です。
すると、
「メニューにはないですが、もちろんです、パンもパンコントマテ用に用意しますよ」と、シェフ。
そこまでおっしゃって下さるならと、
それからすぐに『ティオダンジョウ』さんに伺ってました。
「レッドアイ」をひと口飲むと、
初っ端から、
出して下さいました、
○
大迫力のパンコちゃんです。
シェフ曰く、
「カタルーニャから取り寄せたパンで作りましたから」と。
フランスパンよりカンパーニュっぽいパンです。
ハモンイベリコ(黒豚の生ハム)がのってます。
ハモンセラーノ(白豚の生ハム)をのせたパンコも食べたくなりましたが、
それはまた改めてお願いしてみようと思います。
○
この他に、
記憶にある限り、
「鰹と新玉葱のマリネ 黒オリーブのせ」
「焼き野菜マリネ」
「マッシュルームソテー 生ハム風味」
「スペインチーズの盛り合わせ」
「からすみのスライス」等を頂いてましたが、
○
チーズに添えられた「オフホワイト色アーモンド」と「殻付きアーモンド」といった
レアものスペイン産アーモンドを食べていると、
リスになった気分になります。
○
「仔羊と白いんげん豆の煮込み マッシュポテトを敷いて」や、
「ピスタチオジェラート」
「カシスシャーベット」も、
ワイルドシェフらしい一皿でした。
やっぱり料理は、
作り手さんの鏡ですね。
自分にも言い聞かせながら、
食べ手となる方のことを考えつつ、
自分らしい料理をクリエイトしていこうと思います。
Muchas gracias!