お世話になっている大先生のサプライズお誕生日祝いに選んだ場所は、
今月初旬にオープンしたばかりの『レストランJ 』です。
今から6年位前に、
私がフードジャーナリストとしてスタートを切ったばかりの頃にやらせて頂いていた連載 で、ご紹介していたお店でした。
振り返ってみると、
恥ずかしい過去です。
その取材後に、軽井沢に移転なさったのですが、
それから再び東京に帰ってこられたという情報を耳にし、
予約が取れなくなる前に行かねばということで。
2人で、
6500円と9500円の2つのコースをそれぞれ頂きましたが、
全て食べ終えて、
感無量なお料理に、
茫然となってました。
「シャンパンのトマト割り」で乾杯し、
お決まりのサンペレグリノ(レモンをしぼって)をオーダーしたのですが、
レモンは
無農薬国産ものをたっぷり出して下さいました。
しぼり放題で、
ビタミンC補給です。
では、感動のお料理紹介とまいります。
(※ダウンライトの個室だったため、暗い写真になってますが、ご了承を)
アミューズ「牡蠣のムニエル ワンスプーンで」(両コース共に)
「明石産天然真鯛のマリネ ずいきを敷いて ルッコラグリーン山葵ソース」(両コース共に)
緑のお豆みたいな形をしたのは、
山葵とルッコラをミックスして瞬間冷凍したものとのこと。
小技がキイテマス。
興奮のあまり、
威勢よく、「トマトシャンパン」をこぼし、
テーブルクロスを真っ赤に染め、
グラスを破損させてしまいました…。
お店の方々、
申し訳ございませんでした。。。
「自家製バジルパン・胡桃パン・フォカッチャ」
「色々野菜のテリーヌ 新鮮な仔鹿のハツ添え」(6500円コース)
赤バジルソースがちらほらです。
「仏産フォアグラのコンフィ 胡麻豆腐添え」(9500円コース)
ブルーベリーソースがちらほらです。
「沼島産落ち鱧と国産松茸のコンソメ仕立て」(9500円コース)
中には、ポーチドエッグが隠れてました。
ロブスターオイルがかかってます。
骨までさくさく食べられるように、
低温でじっくり揚げてあります。
そうそう、
シャンパングラスやワイングラスは、
全て「Eisch 」ものとのこと。
私も大注目していたグラス です。
全グラスを「Eisch」で揃えてらっしゃるお店は、
日本でまだここだけではないでしょうか。
なんてrichなんでしょ。
「房州産伊勢海老の炭火焼き きのこのラヴィオリのせ」(9500円コース)
サフランカレー風味です。
お次、
なんじゃこりゃってドームの器が2つ登場です。
どうやら燻製器とのこと。
この燻製ドームを開けると、
得も言われぬ燻した香りの煙が顔前に広がり、、、
顔を見せてくれたのは、
「茨城産仔鳩のロースト 焦がしバターポルチーニソース」(9500円コース)
鳩は、内もも肉と胸肉が使われています。
火の通し具合といい、
調理法といい、
ガルニの野菜といい、
至福の食べ心地です。
燻製ドームのもう片方は、
「飯田産千代幻豚
の炭火焼き 柚子胡椒ソース」(6500円コース)
です。
鳩に添えられていた野菜含め、
どちらの野菜も、
しっかり噛み応えを残す調理法が施されているため、
噛めば噛むほど旨みの出る野菜味も楽しめます。
逞しい野菜です。
そして、
この千代幻豚 、
肉質はもちろんのこと、
絶句するほどおいしい脂身に、
シェフを質問攻撃にすると、
「脂のようで脂じゃないんです。白肉ですよ。
コレステロールも下げてくれる働きがあるんですよ」と。
口に入れると、
さらっと溶けていくオリーブオイルみたいな脂身でした。
痺れるほどの最上級豚肉です。
“2009年 園山真希絵の記憶に残る逸品”入りです。
「J’sスペシャルチーズケーキ&ローリエのジェラート」(6500円コース)
通常のチーズケーキの倍量のクリームチーズが使われ、
ナッツも4種類入ってます。
ローリエ風味のジェラートも人生初です。
「ココナッツのブラマンジェ入り無農薬人参のスープ」(9500円コース)
この3倍量位食べたいスイーツです。
しかし、
「デザートでサプライズをお願いしたはずが、ふつーに出てきてる…。」
「川田農園産坊ちゃん南瓜のプリン&3種チョコを使ったソルべ」
「りんごのタルト」
「ういきょうのジェラート&ういきょうの素揚げ添え」
「ローズマリーのソルべ」
といった豪華絢爛バースデー美味スイーツプレートが参上です。
ほっぺたが緩みっぱなしのオールスタースイーツです。
「液体窒素で作られたメレンゲ&ヌガー」と、
「新倉ハーブティ」
「エスプレッソ」
でしめ括りです。
バースデープレートもしっかり頂き、
私がお祝いされたいい気分になってましたが、
お店の方々のサプライズ協力&愉悦なお料理、
さらには、
僅かな時間でも共にさせて頂いたお誕生日の主役様に深謝です。
今日はよく眠れそうです。