大阪に行くなら、
仕事の合間を縫ってでも、
這いつくばってでも、
『カランドリエ 』の「仔羊」と「鳩」を食べなさいとの命令が、
↑この本の著者
から下されたので、
そこまで言うならばと、
仕事を終えて、
最終新幹線に飛び乗る前に行ってきました。
大阪在住の可愛い後輩くみちゃんを引き連れてです。
でも、くみちゃん、
羊と鳩が苦手だとのこと。
大丈夫なんでしょうか。
というわけで、
そんな彼女でも食べられて、
お肉に足りない栄養素を含む前菜を、
メインの前にオーダーです。
アミューズは、
お店名物「フォアグラのスープコロッケ」
です。
口に入れたら、
確かにスープです。
じっくり味わう間もないまま、
一瞬の出来事のように、
お腹に消えていきましたが、
迷う余地なく、
“2009年 園山真希絵の記憶に残る逸品”にノミネートされました。
言葉では表せない逸品ですので、
ご興味を抱かれた方は、
お試しくださいませ。
そして、
の旬満載な前菜を頂き、
いよいよメインのお肉2皿です。
くみちゃん、
硬直してます。
しかし、
温かい内に頂きたいので、
これなら羊がダメな人でもイケるってぐらい、
羊臭がなく、
肉質もしっとりやわらかです。
よって、
くみちゃんにもトライさせてみました。
すると、
「あ、食べられる、おいしい」と。
ズッコケルほど、
すんなり苦手克服です。
続いて、
もう一つのメイン「鳩のパートフィロー包み」は、
こんな容貌です。
中には、
赤みがほどよく残った感じの鳩と、
鳩の内臓がいます。
どうもくみちゃんは、
内臓系も苦手だったようで、
この部分だけは、
無言のまま私にまわってきました。
私は、
内臓もすこぶる好物なので、
快く頂き、
おいしく完食です。
この2品、
勧められただけあって、
想像以上に完成度の高い逸品でしたが、
前もって聞いてなかったアミューズの「フォアグラスープのコロッケ」のインパクトが強烈すぎたため、
迷いに迷ったあげく、
“2009年 園山真希絵の記憶に残る逸品”には、
この「フォアグラコロッケ」に軍配が上がりました。
新幹線の時間も迫ってきたということで、
たったとデセールにうつります。
甘いものに目がない私達には嬉しいワゴンデザートから、
好きなものをチョイスです。
「胡桃のビスキュイケーキ」
「フルーツコンポート」
「生クリームとカスタードのロールケーキ」
「プラムのタルト」
「ラム酒入りチョコレートケーキ」
このロールケーキ、
あと6cm分位、
おかわりして食べたかったです。
その後、
「マカロン・マンゴーゼリー・チュイル・温かいチョコレートタルト」で、
時間内に、終了です。
1時間ちょいしか時間がなかったため、
一時は、
本当に時間内に食べられるかと心配だったのですが、
プティフールまで
しっかりおいしく頂けて、
めでたしめでたしです。
しかし、
今回の大阪フレンチで、
何度、羊を食べたことでしょう。
なんとなく、
東京に帰っても、
一発目に、
フレンチで羊を食べてる予感がします。