こちら、イタリア、すっかり秋めいて参りました。
と同時にお天気もすっきりしない日が多くなって、あぁ、冬がやって来るのだなぁ・・・と、本当~に物悲しい気分になります。
夏の間、真夜中過ぎまで広場で繰り広げられる音楽ガンガンのイベントに辟易していた私ですが、これにはずいぶん慣れました。
朝7時から道路の掘削工事で『ガガガガ!!ドドドド!!』って大きな音が響くのも、慣れました。
夜中の2時過ぎても、通りで大声で話をしている通行人にも、慣れました。
このくらいの騒音なら、一時的なものだし、その日我慢すれば良いだけのこと。って、まぁ割切ればあまり気にならない。
でもね、最近、私が悩まされているのは、
朝から大音量で鳴り響くラジオ。
これには、正直まいってます。
我が家の1階はパン屋さんで、私達はその上の2階と3階を使っているんですが、
3階の寝室で眠っていると、ここんところ毎朝大音量の音楽で目が覚めるんです。
目が覚めるって言う表現はちょっと違うかな?
「なに?! なに?! なにが起こったの?!」って飛び起きちゃうようなボリュームマックスのイタリアン・ロックが、ここ1週間程私の安眠を妨害するんです。
パン屋さんは、いつも朝の3時頃から仕込みに入るんです。
今までも、朝のラジオの音が気になることはあったんだけど、我慢できる程度だったんだけど。
最近、オーナーさんがこの早朝の仕事を20歳代の若者に任せるようになったようで、このガキンチョがね、お気に入りの曲がラジオで流れるとボリュームをマックスにするんですよ。
1曲だけなんですけどね、そのボリュームが半端なくでかいっ!!
いったい何時だと思ってるんだぁぁぁ!!!
朝の4時半だぞっっっ!!!
信じられん~ッッ !!!!
イタリアのガキンチョは常識ってものを知らないのかぁ?!
それで、主人にね、
「パン屋のオーナーに、お願いしてくれない??」って頼んだんですけど・・・
は、「ん~・・・」と生返事。
本来なら、大家さんにお願いしてパン屋さんに話をしてもらう所なんだけど、
大家さんは、のお父さんなので結局がお願いに行くしかない。
大家の息子!!
頑張れ!
パン屋のオーナーに「朝のラジオは小さく」ってに頼んで来て!!!
ってのおしりを叩くんだけど・・・、行かない。
仕方がないので、パン屋のオーナーがいつも喜んでくれる「サラダ巻」を作りまして。
「これ持って、お願いに行って来て!! あなたが行かないなら私が行って下手なイタリア語で単刀直入に
≪朝、ラジオ、うるさい、やめてくれ≫って言うわよっ!!!」
って脅してみたんだけど、
「じゃぁ、それで」
って言われてあきれた口が塞がらないですよ、私は。
それで、サラダ巻を持って、プンスカ怒りながらパン屋さんに行ったんですけどね、私が。
丁度オーナーは外出中でアルバイトの女の子しか居らず・・・
サラダ巻だけ渡して戻って来ました。
意味ないじゃんね・・・。
信じられない~ッッ!!!
うちの旦那は腰抜けだぁ・・・。
いつまで続くんだろう・・・大音量のイタリアン・ロックで目覚める不愉快な朝・・・。
本当に、本当に、もう、勘弁してくれ~・・・。
頼むよ、
お願い。