もう一度「探偵たちの鎮魂歌」 | ほんわりびより

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 名探偵コナン「探偵たちの鎮魂歌」ネタバレ感想です。しかも、長いです。
 反転してみましたので、ネタバレでもいいよという方は、ドラッグしてご覧ください。


 1回ではわからなかった謎を意識しつつ、もう一度コナンの映画に行ってきました。


 今回の作品に登場した白馬探偵は、すべて怪盗キッドが変装したもの。それは1回目も気づいたんですが、白馬のことをほとんど覚えていなかったため(だって、5年前に一度登場したっきりですから!)、事件解決まで疑いもしませんでした。

 でも、「白馬=ニセモノ」とわかった状態で見直してみると、最初からめちゃめちゃ怪しいです! 


 まず、コナンに向かって「小学生探偵のキミには負けるけど」と、ウインクしたところからして、わざとらしい! 白馬はもともとキザなキャラと言ってしまえばそれまでですが、あれは「俺、キッド。でも、事件解決が先だから、黙っててね」という挨拶だったのでは・・? この時点でコナンも気づいていたようで、何か言いたそうな顔をしています。
 それに、やけに事件のことに詳しすぎます。いくら白馬が名探偵でも、コナン&平次を遥かに上回る情報量はちょっと変。でも、白馬がキッドなら、もっと前から事件に関わっていますから、それも頷けます。
 さらには、いつの間にか服部の携帯電話をすりとっていました。とられた服部は憮然としていたけど、コナンは平然。ここも「白馬=キッド」&「コナンは気づいてた」を伺わせるエピソードです。


 あと、3度見てようやくわかったこと。
 今回、リストバンド型の遊園地フリーパスに爆弾がしかけられていて、蘭と和葉&少年探偵団は、自分が人質になっていることを知らないまま遊園地で過ごしました。そして、事件解決後に警察が爆弾を回収したはずが、元太の分だけ回収できておらず、一騒ぎ起きてしまいます。

 なんで元太はパスを渡さなかったのかが引っかかっていたんですが、トイレから戻ってきたところに流れた館内放送を聞いて、意識がそちらへ向いてしまったという理由でした。ハンカチで手を拭きながら歩いてくる映像から読み取れるんですが、1回でそこまで理解するのは、かなり苦しい・・・。
 
 それにしても、新一&キッド役の山口さんは上手いです。
 新一は、犯人は法でのみ裁くべきだという信念を持ってます
から、復讐殺人も犯人の自殺も、絶対反対。でも、今回、すごく身勝手な理由で蘭たちを殺されかけて、怒り心頭状態だったはずです。それでも自分で犯人を殴るなんてことはせず、「あなたは最低の人間ですよ」と、クールに一言。いつもの新一らしくない冷たい声音に、その感情がよく出ていたと思います。
 キッドと新一の2役を同じ声で演じていますが、ちゃんと性格違って聞こえますし。


 この他、一瞬だけ登場した隠れキャラやら、色塗りのミスやら、コナンをバイクで追っていた殺し屋が転倒したのはキッドの援護だ、グライダーの陰が一瞬うつってる! やら、蘭が読んでいた雑誌に京極さんが載ったかもやら、ネット上でいろいろ指摘されてます。
 あ、コナンが麻酔針を使ったシーンも見落としました(今回、博士の腕時計は外してます。あの麻酔は、手に持っていただけなのか、作画ミスで腕時計として身につけているのか!?)。

 でも、さすがにもう一度は行ってられないので、残りの検証はDVDが出てからってことで。