北方謙三『三国志』(再読) | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
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ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

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最近読書に関するエントリが少なかったわけですが、理由がありました。
北方三国志を久しぶりに再読していたのです。
全13巻という大作なので、出張が続いてもしばらく持ちました。

吉川三国志とはまた違った「漢」たちの物語。
(俺は未読ですが)マンガ版やNHK人形劇とも違うキャラ立ちが魅力です。
桃園の契りも貂蝉の登場もなく、逆にリアル感が増幅しているような。

特にほとんどの作品で脳筋扱いされていた呂布の描かれ方は衝撃的。
(この作品内での)そのカッコ良さは、錦馬超と双璧である。

独自の登場人物をうまく使っているのも、この作品の特徴。
これを読まないのは人生損してる、と思えるくらいの大傑作です。