うちでは平日の朝は日テレを観ているが、「ハテナビ」というコーナーがある。これは普段言われないと気づかない疑問=ハテナなことを調査する、というもの。で、まあ、日本人なんでお得意の横文字表記となるわけですが、そのまま、

HATE NAVI

もうお分かりですね。
日本人は英語を学ぶまえにヘボン式ローマ字を習得します。私はこれが英語学習の入口での障害だと思っていますが、ハテナビというカタカナ造語を、前半はローマ字に。後半は英語にしているわけですね。で、問題は、HATEの方。

英語を第一外国語いしているひと10人に10人が、これは
hate = ヘイトをナビする事だと解釈してしまいます。

おそらく、日本のホテルの部屋で目覚めてテレビをつけたら、何を言っているかは全く分からないけど、なんとなく、嫌なものを探してふざけてる、みたいなことにしか映らないでしょう。

これはある意味、日本の伝統というか負のお家芸で、まだ日本に英語という言語が今ほど一般に浸透しておらず、外国人も希だった時代に、舶来風の商品名をつけたものに数多く見られます。

カルピス。

この名前の由来は存じ上げませんが、アルファベットでは
CALPIS

となります。

日本人にとって「カルピス」とは、白い甘い液体を水で薄めて飲むもので、誰でも知ってますよね。

で、問題はこのピスという響きです。
英語でピスと言えば、
piss

すなわち オシッコ。

最近の例では近畿大学が英語表記を変えたようですね。
近畿大学を英語にすると、
Kinki University.

ところが、英語でキンキと発音すると、
kinky = スケベな、とか、性的に変態、エログロ
となってしまうんです。

要するにアルファベットを甘く見ないことです。