愛用品 | シャルム 公式ブログ

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東京都世田谷区の輸入車販売店です。<安心><信頼><品質>のプライス、豊富な経験と知識でより良い車輌をお客様にお届けしています。

ここ最近、当社では高年式の低走行車がよく入庫

してきます。

この高年式車の場合、オークション等できちんとした

高点数のものがもちろん多く、見た目が綺麗過ぎる分

逆に事故車、板金歴、他等のジャッジも大変難しくなり

ます。

(※高年式とは、例えば、1~2年落ちで、走行が

   数千キロ~みたいな車輌)

実はこの高年式車輌、10台に1台位の割合で、

とても疑わしいものが出てきます。

このあたりですと、オークション会場の車輌課の査定を

専門でやっている人間でも見落とす事が多いのが

現状です。

 


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私も一応、”JAAI  日本中古自動車査定士”

ではあるのですが、自分でじっくり見ていても見落とす

事がしばしあるのが現状です。

過去は、業者が皆使っている、LEDの強力なやつ

を使用していました。


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ただしこの通常のものですと、例えばオークション会場

の下見なんかは、大きい所ですと1日に外車だけで

3000台程出てきます。

1台,1台をじっくりなんか見てられないのです。

そこで、一部の仕入れ業者さんが持っていた強力な

機械を私も手に入れております。


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通称”ペイントチェッカー”。


簡単にいうと、車の塗料の厚さを測る機械。

通常は5~15万円位する高額なものです。


先程言いました高年式の車輌、これを当てる

と一発で何処と何処が数値が違うので、

”ここは板金で色が入っている”とか

”ここはパテが入っている”とか

明確に数字に現れるので、板金塗装の大きさ

や当時の状況等まで大体想像できます。

板金をしている位は目で見て解っても、塗料の

厚さまでは見ただけでは解らないという事。


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逆に極上車は、どれもきちっとしております。

※国によって新車時から色の入っている車も

 あります。

やり方としては、気になった車があるとまず

①ボディ一周全ての箇所ににチェッカーを当てる。

②数値が高い箇所がある場合、そこの部分だけ

 を重点的に疑う。

これを手に入れてからは、お陰でほぼ完璧な仕入れ

ができています。

先日もこんな事がありました。

外装4,5点で走行数千キロの車をオークション

で落札、当社に入庫して再検査したところ、出品票に

チェックの入っていない箇所2ヵ所で、チェッカーの

数値が上がります。

これはと思い、そこを重点的に見ると・・・

板金だけなら事故車にはならないのでいいのですが、

どうも怪しく微妙な感じ。

ただし事故車になるかどうかはアンダーパネル等全て

外さなければ解らない程の微妙な状態。

という事で、クレームを入れオークション会場に返送。

再検査の結果 ・・・”R”点というジャッジ。

勿論、即座にキャンセルとなりました。

実はこういう事、よくあるのです。

とくに低走行で高年式の車輌にはあるのです。

よくお客様から”なんでこんなに新しいのに前の方は

この車輌を手離したの?”なんて聞かれる事もある

のですが、それは事故を起こしてしまった等も理由の

一つとしてあるという事なんです。

この手のほとんどが、ディーラーの展示車、試乗車

では無いという事なんです。


このようにどんなプロでも間違いや見落としは必ず

あります。

ただ、お客様に対しては”見落としました”ではすまない

事。

プロとして今後も品質の向上に努めたいと思っております。