わんちゃんホンポより


ペットである動物は生活に喜びを与えてくれる唯一無二の存在。そんな大切なパートナーが突然いなくなってしまったらどうしますか? 今、愛犬を狙う盗難(連れ去り)が多発しているのです。



犬が盗難(連れ去り)に遭ってしまった
場合の対処法

柴犬

  • 保健所に連絡する
  • 警察へ相談して被害届けを出す

愛犬が盗難に遭ってしまったら……なんて考えたくもありませんが、もしもの時に備えて知識を持っておきましょう。

保健所に連絡をする

保健所で保護されている場合もありますので、必ず連絡をしましょう。マイクロチップを入れてあるから、保健所が連絡がくるはず…と思っていませんか?保健所によってはマイクロチップの読み取りができない機関もあります。

「もしこういう特徴の犬が来たら、必ず連絡を入れてほしい」と愛犬の特徴を詳しく伝えて、連絡をもらえるようにしておきましょう。保護期間は3~7日。最悪の事態を招かないために、すぐに動くことが大切です。

警察へ相談して被害届けを出す

保健所へ連絡を入れたら、警察へ相談して被害届けを出しましょう。これは立派な窃盗罪です。警察も盗難された状況などから、きちんと動いてくれます。もし家から盗まれた場合であれば、窃盗罪のほかにも住居侵入罪が適用されます。もし他人の家で愛犬が見つかった場合でも、自分で動くとさらなるトラブルに発展する可能性がありますので、気持ちをぐっとこらえて警察へ連絡をしましょう。

犬を盗難(連れ去り)から守る方法

待機する犬

  • 外出時に目を離さない
  • 首輪にタグとマイクロチップをつける
  • 長時間家に残したり、庭に放しっぱなしにしない
  • 知らない人にあまり詳しいことを話さない
  • 去勢避妊手術を(転売対象にならないため)
  • ペットの写真を常備しておく
  • 緊急時の避難プラン

血統書のついていない犬でも大型犬であっても、被害に遭う可能性は十分にあります。愛犬が盗難に遭わないための対策をいくつかご紹介します。

外出時に目を離さない

愛犬のお散歩のついでに買い物でも……とスーパーに寄ることはありませんか? 人通りの多いところでも、周囲の人は飼い主が誰かなんて分かりません。繋いでいるリードを解いて、そのまま連れ去ってしまうことがあります。

どうしても待たせておかなければならないときは、なるべく目が届く場所を意識しましょう。また、車内であっても危険です。実際に車の鍵を壊して侵入されたケースや、窓ガラスを割ってペットを連れ去ってしまったケースもあります。

首輪にタグとマイクロチップをつける

首輪に飼い主の名前と住所が分かるものをつけることも有効です。ただし飼い主の個人情報に直結してまうので十分な注意が必要ですし、そもそも首輪を捨てられてしまったらどうしようもありません。

その点マイクロチップであれば、体内に埋め込まれているので個人情報が漏れることもなく、さらにチップの中には愛犬の個体識別番号というものが入っていますので、たとえ相手が「私の犬ですよ」と主張してきた場合でもきちんと証明ができます。

長時間家に残したり、庭に放しっぱなしにしない

犬だけで長時間家を留守にするのは危険です。番犬として訓練されていれば大丈夫でしょうが、非力な小型犬や人懐こい犬種は、大型犬であっても家に侵入されて連れ去られてしまうことがあるのです。また庭に放したままですと、家に置いている以上に盗難されやすいことはいうまでもありません。

知らない人にあまり詳しいことを話さない

お散歩をしていると、「とっても可愛いワンちゃんですね」なんて知らない人に声をかけられることが多いと思います。愛犬を褒められると、ついつい色々なことをしゃべってしまいませんか?「血統書つきですか?」「犬種は何ですか?」と言った質問については、盗難目的の下調べの可能性もあります。

もちろん悪意のない犬好きの人かも知れませんが、見ず知らずの人にはあまり詳しいことは教えないようにしましょう。「もらってきたのでわからないんです」などとぼかして答えるのが得策です。

去勢避妊手術

犬はシーズンになると、相手を求めて放浪する習性があります。うっかり外へ出てしまった愛犬が連れ去られてしまわないように、またパピーミルへの転売対象にならないように手術をすることもおすすめです。ですが、去勢や避妊には賛否両論ありますので、獣医さんへ相談してメリット・デメリットを考えることも大切です。

ペットの写真を常備しておく

最近は携帯やSNSの影響で、写真を撮ることがとても身近になりました。ペットの写真もたくさん撮っていることでしょう。なるべく直近のペットの写真を保管しておけば、何か起こったときにすぐ動くことができます。

スマートフォンのカメラ機能は画素数がとても高いので、特徴をとらえた写真を何枚か撮っておくとよいでしょう。ちなみにSNSでやたらとペットの情報をあげることは、盗難目的の相手に情報を流してしまう危険もあるので、ほどほどにしたほうがいいかもしれませんね。

緊急時の避難プラン

家族内で災害が起こったときの避難プランは相談していますか? そこにペットは含まれているでしょうか。動物愛護管理法を管轄する環境省では、「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」という冊子をWEBに掲載しています。こちらも参考にして、避難プランを考えておきましょう。

犬の盗難(連れ去り)の実態

ポメラニアン

盗難被害に遭いやすい犬種はヨークシャーテリアやポメラニアン、マルチーズ、チワワなど、小型で愛らしいものが多いそうです。しかし一方で、ラブラドールレトリーバーのような大人しく人間に警戒心の薄い大型犬も狙われやすいといわれています。いったいその目的は何なのでしょうか。

自分で飼うため

これは「可愛いから欲しくなった」という身勝手な理由です。庭に放されていた姿を見ていたら、お散歩中のお利口な姿を見ていたら……などなどきっかけはさまざまですが、いざ飼ってみたら想像と違う、世話がとても大変だったといって簡単に捨ててしまうこともあるそうです。または飼い主への嫌がらせとして、連れ去ってそのまま捨ててしまうという信じられないケースもあります。

飼い主から「お礼」をもらうため

「見つけていただいたらお礼を差し上げます」というペットを捜しているポスターやビラを見かけたことはありませんか? 必死に捜す飼い主の心につけ込んで、わざとペットを誘拐して金品をせしめるというケースがあります。法律上、人間と違って犬はあくまで「所有物」扱い。誘拐されたといっても犬はしゃべれませんし、誰に連れ去られたのかは分りません。

転売

これがもっとも悪質なケースです。生後間もない純血種の子犬を連れ去ってペット市場で販売したり、血統書がついていないい子犬でも偽の証明書をつけて販売する悪徳業者の存在があります。

または「パピーミル」という子犬を繁殖する業者への転売されることも。ただしパピーミルへの転売はあくまで去勢をしていない犬に限りますので、処置をしている犬については転売される可能性はゼロに近いといえるでしょう。

犬の盗難(連れ去り)に関するまとめ

散歩中の犬

ペットの盗難と一口にいっても、その目的はさまざまです。苦楽をともにしてきたかけがえのない存在を、身勝手な理由で連れ去られたらたまったものではありません。まずは愛犬のための防衛策をきちんと立てておきましょう。それと、転売目的の悪質なものに対して私たちにもできることがあります。

不審者はドッグオーナー達で共有する

見知らぬ人にペットの詳細を聞かれたときは、ドッグオーナー同士で情報の共有をしましょう。万が一、何かあったときにも協力しやすい環境を整えておくことが大切です。

犬を入手するときは信頼のおけるところで

インターネットであらゆるものが買えてしまう現代は、ペットだって容易に買うことができてしまいます。もし買おうとしている子犬が転売目的で盗難されたものだったら? 知らず知らずのうちに、転売された犬を買っていたなんてこともあります。もし新しい家族を迎えることになったら、信頼のおけるブリーダーやシェルターを頼ることをおすすめします。

自分の愛犬だけではなく誰かのペットも幸せな犬生を送れるよう、個人でできることは限られますが、できることをできる範囲でやっていきたいですね。

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大切な命 

悲しい結末にならないために

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