ネパール日記 ~ ちょっと山登り Ⅱ ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

魔女


ゴルカの朝は雲の中


Gorkha-1 08829

朝食後、みんなで散歩に出た

あと1ヶ月も経つと、チルドレンズ パークから素晴らしいヒマラヤの山々が見渡せるのだが

まだ雨季も終わらないこの時期は、あたり一面が雲だらけ

それはそれでなかなかの風景だと私は思っている


Gorkha-2 08829

登校の子供たちと挨拶を交わしながら小道を登る

チルドレンズ パークに到着してもただ雲の中をさ迷う感じ

霧の向こうの細い道から始めはうっすらと姿を現し

時折下って来る人々が絵になる

Gorkha-3 08829


戻る途中で実家に寄るマンガールとそのお供のマノツと別れ

一旦ホテルに帰ってチェックアウトの用意をし、2人を待つ


2人が戻って来たのでホテルを後にし、いよいよ子供たちの通う学校に向う


学校は山の麓にある

到着するとスペリングコンテストは既に校庭で始まっていた

学校のセキュリティーマンが荷物を見ていてくれるというので

早速コンテストの様子を見に行く


コンテストは子供たちを4つの色別に分け
それらの組の中で選ばれた代表者が戦う形式だ

先生が出題する英単語のスペルを間違いなく言って勝ち進む

緑の応援団を従えてスラジが代表の椅子に座っている

私たちは正面に陣取り


School 08829

魔女、来たよお~!


とスラジに向って手を振ると

以外にも彼は目の端に私を置いて引きつった顔でそっぽを向いた

昨夜とは打って変わって極度の緊張が伺える


Suraj-1 08829

マズイな・・

案の定、マイクを向けられた彼は緊張のあまり舞い上がって

本来なら分かるはずの答もブッ飛んでしまっている


Suraj-2 08829

私たちの周りには、物珍しさからか
コンテストの最中にも拘らず生徒たちが大勢集まりだして

校内から引かれたマイクのコードを踏み散らしたものだから

コードが外れてしまい、先生が慌ててそれを直したり

子供たちには持ち場に戻るように注意を促さなければならない状態になってしまった


それでもまた子供たちが集まって来ては話しかけてくるし

先生は再三再四注意をしなければならなくなるし

スラジを見ればこちらの様子が気になるようで回答に集中できない様子だし・・

これではコンテストのお邪魔になる・・ 

と、私たちはその場を離れる事にした


暫くしてコンテストは終わったようで

またしても学校を後にする子供たちに取り囲まれる事になる

めいめいが自分の名を一生懸命に名乗るのだが

ごめんよ・・

その場では15名ほどの名を覚えたが

10分も経つとそのほとんどを忘れた


Students 08829

Kamar 08829
カトマンズからやって来て、なかなか学校や友だちに馴染めず

心細い思いをしていたスラジに声をかけ、親友になってくれた

スマン君


学校を後にし、子供たちと一緒にバスパークへ

仲良くなったこの学校のスクールドッグがついて来て

街に着く手前までの長い距離を送ってくれた


School dog 08829
遠くまで送ってくれてありがとうね  

もうここでいいから学校に戻って


バツの悪そうな顔で私たちの所に戻って来たスラジは

この頃にはすっかり元気を取り戻しており、私を安心させた

子供たちとはバスパークでお別れ


私たちはゴルカを後にし

次の地、ドゥンブレのバザールに向う


ドゥンブレから小1時間歩いた所に、マンガールの嫁の実家、そしてマノツの実家がある

この夜の村での宴会は実に凄まじかった


それはまた次回