さまよう刃 (角川文庫 東野 圭吾)

¥740
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自分の子供が殺されたら、あなたは復讐しますか?
長峰重樹の娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見される。

犯人を告げる一本の密告電話が長峰の元に入った。

それを聞いた長峰は半信半疑のまま、娘の復讐に動き出す――。

遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作。





「愛の流刑地」 ・・ 結局、途中で放り出したままなんですが、

夫に、Amazonで 「本を注文して」 と頼まれ

1500円以上じゃないと、送料無料にならないから と

文庫本を物色していて、見つけました。


届いて、なんとなく ぱらぱらっとページをめくったら

そのまま吸い寄せられ、

二日間 トータル4時間弱で 読みきりました。


おかげでちょっと、睡眠不足気味ですが。



少年犯罪・・

山口県光市の母子殺害事件の、判決が少し前に

世間を騒がせていました。


その時に、「少年法」って何なのだろうと

疑問を感じた方も多いと思います。



子供を持つ親として・・

本当に、考えされられることの多い小説でした。


女の子の親としては

どうか、こんな犯罪に、娘が巻き込まれませんように と願い


男の子の親としては

この犯人の少年達のように 成長しませんように と願いつつ


そう思いながらも、

自分は、厳しい親 を欺いて、遊ぶことばっかり考えてたなと

思い出したりしながら 読みました。


ラストは、(東野さんなので)

また、うならされる 意外な展開 も用意されていました。





ちなみに夫は

最初の、2ページでギブアップ。


「何か、いやな事件が 起こる予感 がする始まり方」


だから、そーゆー小説なんですって!!!


娘ラブな、夫に読んでもらって

自分がその立場になったら、どうするか 聞きたかったのですが・・・。