アドラー心理学の考え方、気持ちいい! | 占い考察備忘録。心理占星術が好き。

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宿曜占星術・タロット・西洋占星術について考察した内容をまとめておきたいブログ。時おり心理学も絡めています。
今は四児の母(三人目双子)として家事育児に奮闘中。
老後は占い師として復活することを夢見ています。

こんばんは、まいな惺と申します♪
たまには心理学テーマで更新してみようと思います。


最近、知人の方が『嫌われる勇気』というドラマをお勧めしてくれました。
普段あまりテレビは見ない私なのですが、その方は「刑事ものだけど心理学がもとになっているよ」とお勧めして下さり、心理学に目がない私は早速ネットで見逃し配信を見ることにしました(笑)

そのドラマに使われていたのは『アドラー心理学』でした。

私は学生時代に心理学を学んでいたものの、精神分析の類やカウンセリングの技法ばかりに傾倒しておりましたので、新鮮でありいい勉強になりました。
またドラマをのんびり見るという気分転換の時間としても、楽しい時を過ごせております。


さて本題ですが。
アドラー心理学では個人を分割できない存在として捉え、その全体としての個人が心身の機能を使い目的に向かって行動していると考えているそうです。
もっと言えば意識や無意識、感情や思考にも矛盾がないということだそうで…。

これではちょっとわかりにくいかと思いますので、以下に自分の行動をアドラー心理学になぞらえて表現してみますね。


私は昔から学校の勉強が好きではなく、社会に出てからは事務などの仕事も向いておらず、また結婚してからは家事なども出来る範囲でしかやっておりません。
それは「自分は駄目だ」と思っているから、つまり「自分には能力がないから無理だ」という諦めの気持ちを持っているからです。

これをアドラー心理学の観点から捉えますと、私は「自分は駄目だ」と思うことで勉強や事務仕事等をやらない決断を下しているにすぎません。
自分が駄目だろうが何だろうが、勉強や事務等に頑張って取り組んでいくという決断もできるはずなのです。


ただ実際、私は学校の勉強も事務仕事も家事も好きではありません。
ハッキリ言えば嫌いです、やりたくないです(笑)

そんなこんなで逃げ続けてきた結果、今は学校の勉強や事務仕事をしなくても何とか生活ができており、また自分に合うお仕事も見つかり、家事も夫がよくやってくれます。

これをアドラー心理学の観点から見ますと、私は「自分は駄目だ」と思いながらも、嫌なことをやらないですむという【目的】を達成しているわけです。
もっと言えば、嫌なことをやらないで生きていくといった【目的】を達成するために「自分は駄目だ」「自分には能力がないから無理だ」という無力感を持ち出しているわけです。


うーん、、面白いですね!!
これはアドラー心理学のほんの一部かと思いますが、私もこれに関しては素人なので今後もドラマ『嫌われる勇気』を見て楽しみながら学んでいきたいところです。

ちなみに精神分析となると、「自分は駄目だ」と思うのは幼少期に自尊心がしっかり形成されなかったからなんとかかんとか、無意識の抑圧がなんちゃら…(以下略)となります。
この理論ですと色々考えすぎてぐるぐるしてしまう私なので、アドラーの考え方ってスパッとしていて素敵だなぁなんて思った訳です。

ドラマで言ったら香里奈さん演じる安藤蘭子さん、見ていてスカッとする程かっこいいです!


・・・
最後にちょっと、いやかなり話がそれてしまうかもしれませんが。

そもそも「嫌なことをしない自分は駄目だ」ということ自体が、自らを生きにくくさせる思い込みなのかもしれません。

自分にとっては嫌なことでも、誰かにとってはやりたいことであり、その誰かに役割を与えられることもあるでしょう。
いや、そんな意味付けをしなくとも、嫌なことを避けること自体は果たして駄目なことなのか…?


人それぞれ、これに限らず様々な思い込みがあるかと思います。
その辺りが果たして本当に正しいのか、ちょっと掘り下げてみるのも面白そうですね♪

お読みいただきありがとうございました。


まいな惺(まいなさとる)
大学院で学んだ心理学の理論をもとに、占星術やタロットを研究してます。
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