2017年5月の花形歌舞伎 | みしゅらん旅に出る

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2012年8月、上海から大阪に戻って参りました。
日々のこと旅のこと、編み物のことをあれこれ書いています。
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ちょっと旅行記を中断して、先日の歌舞伎の記録を。旅行から帰った連休最終日、久しぶりに大阪松竹座に言ってきました。大阪で歌舞伎を観るのは鴈治郎さんの襲名披露以来のはずなので、けっこう久しぶりです。

今回は大好きな亀ちゃん(現:猿之助)と中村ブラザーズが出るということで、楽しみにしていた公演です。本当は昼の部に行きたかったのですが、あっという間に完売したのですよね〜。

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というわけで、夜の部へ。夜の部は「野崎村」と、「階段乳房榎」です。亀ちゃんは極悪非道な浪人、磯貝浪江のお役!久しぶりに悪い亀ちゃんを観るのを、楽しみにしていました。

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野崎村は…好みの問題だと思いますが、何度見ても、私は「辛気くさい…涙」と思ってしまうんです。登場人物みんなが最後に不幸になるという、この展開のどんより感よ!

でも、一緒に行った歌舞伎歴数十年のお姉さまによれば、「久松は最高の<もたれ役(俳優が気持ちを発散できない、観客の喝采も受けにくいお役)>で、役者はこれができてなんぼですよ」とのこと。なるほどそんな観点もあるのですね。でもちょっとこの日は冗長だったかなあ…


楽しみにしていた怪談乳房榎は、何の予習なしでも楽しめる、明快で楽しいお芝居でした。勘九郎さんは、喋り方やふとした表情はお父様に本当によく似ていますが、お父様とはまた全然違った良さがある!この日は3役早替わりで、客席にも来てくれたりと、エンターテイナーぶりを存分に発揮していました。

亀ちゃんは本当に極悪で、悪過ぎて茶目っ気を発揮する場面もなく、最後まで同情ポイント0(笑)好きな役者さんなのでどうしても贔屓目はあると思いますが、やっぱり抜群の安定感で、安心して観ていられます〜。返す返すもお昼の部にも行きたかった!

そうそう、竹三郎さん(82歳!)のお元気な姿も拝見♡七之助ちゃんは野崎村のお光より、お関の方が良いと思ったけれど、どうやらご本人はお光ちゃんがお好きなようですね…

いずれにせよ、楽しい観劇でした♡次は夏の仁左様かな。


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というわけで、あっという間に日常の生活に戻っております。日曜のランチは定番のAUPAにて。今日はこれから京都にて、高校時代の友人の結婚式です♡