晩ごはんは、ルネッサンスハーバービューホテルの中の、満福楼(Dynasty)を予約しました。ふふふ、いつもローカル店にばかり突撃しているわけではございません!
相変わらず呑気な我々、直前にいくつかの有名なレストランに電話をしたら、「5月いっぱい、予約は埋まってるんです…」と。お目当のものがある場合は、早めに予約しておかないとダメですね…(当たりまえ)。
ホテルに早く着いたので、ラウンジで少し時間を潰すことにしました。ラウンジは2階です。19時は我々にとってはアペリティフタイムですが、中華圏の人の晩ごはんの時間はもっと早いですよね。周りには誰もいませんでした。
夫はモヒート、私は「インセプション」というノンアルコールのカクテルです。氷が多すぎて全然中身が吸えないし、ストローはふにゃふにゃだし(笑)でもまあ、雰囲気を楽しむということで。
ナイスビュー、ではないですね…どんどん埋め立てをしているのが、さすが香港だなと思いました。そのうち香港島と九龍半島が繋がってしまうのでは…!?
良い時間になったので、いよいよレストランへ。ああ、この豪華な空間の使い方が、いかにも中華な感じ!
器は全てナルミでびっくり。お皿や急須、お湯のみにも、全て天女が舞っています。
夫はこのシャンパンがいたく気に入ったらしく、ずっとこれを飲んでいました。最後に「うちのお会計の4〜5割はあなたのお酒よね」と言ったら、本人は否定していましたが、気になったようで珍しくレシートをチェックしていました。図星だった様子。
オーダーはお店の方と相談して決めました。まずは冷菜、「マリネしたきのこ」と説明を受けましたが、これがもう驚きの美味しさ!こんなきのこを初めて頂きました。目隠しされたら、何か高級な貝かと思ってしまいそう。食感もしっかり、旨味もたっぷりです。
炒め物は、私の大好きな具材ばかり入ったこちらをチョイス。黒木耳、長芋、百合根とスナップえんどうです。もちろん予想通りの美味しさ!
そして、これ、外せないクリスピーチキンです!サクサクパリパリの皮と、しっとり滑らかなお肉の組み合わせが最高♡私、中国語で言うところの「脆(ツイ)」の食感が大好きなんです。
この「脆」は、サクサクして歯ざわりが良いことを表していますが、このチキンはまさにその食感。日本語も擬態語がたくさんあり、食への表現力が豊富な言語ですが、中国語の食に関する単語量は、本当にすごい。調理法に関しても食感に関しても、本当に様々な単語があるのですよね。
そしてお待ちかね、煲仔飯(ボウジャイファン)の登場です。これは香港の冬の名物で、お店によっては冬しか提供していないそうですが、こちらでは1年中頂くことができます。
お店の方が丁寧に取り分けてくれます。生姜の風味の効いたご飯に…
こちらの具材を載せて、たれと油をかけて頂きます。この日は鶏肉ときのこ…あれ、前菜と主菜の素材と丸かぶりでした…!しまった!
夫は「同じような素材でも、味付けも食感も全然違うしOK」と言っていましたが、私は非常に反省しました。でも、お味は確かに美味しかったです。おこげも美味しく頂きました。
満福楼(Dynasty Restaurant)
灣仔港灣道1號萬麗海景酒店3樓
ルネッサンスハーバービューホテル3階
TEL:2802-8888