誰かに認められて、誰かに必要とされる

カナダの生活も慣れたこのごろ。

実は5月の頭から仕事を始めていてもうすぐで3ヶ月経ちます。従業人50人規模のだいぶ大きなレストランで国籍もバラバラです。

こっちではウェイトレスをサーバーといい、席に座ったお客さんからのオーダーを受けます。フロントにはホスト、ホステスが立ちお客さんに席を提供するように仕事が分かれています。というのもチップの文化がカナダにはあり、お客さんは各テーブルを担当したサーバーが提供する料理やサービスに対してチップを払います。だいたい15%が相場です。一方でホステスはサーバーにお客さんが均一に行くようにコントロールをするだけではなく、テイクアウトのオーダーや予約を取ったりします。

オーストラリアではこのシステムではなかったので新鮮な感じ

ちなみに今私はホステスとして働いています。日本人がお客さんとしてくるのは一日1%くらい(一日の来客が400人くらいだったら4人いるかいないか)なので接客相手は外国人。最初は電話を受けるのは結構ドキドキしていたのですが電話対応もだいぶ慣れました

ここで長期的に働く予定はないのですが仕事ぶりを見てスーパーバイザーやフロアマネジャーになれるくらいスキルを磨いて欲しいと言われている今日このごろです

というのも働いてる子はここで育つ学生もたくさんいるのでその子達に比べれば社会人経験もあり、全体を見渡せるスキルがある人は誰かとなったときに私に焦点が当たったようです。

こっちに来た当初はカフェで注文するのも一人でスーパーやショッピングセンターで買い物するのもなんだか怖くて(英語が聞き取れないかもしれない不安感)ドキドキしてた自分が周りから評価してもらえるまでになったのはすごく自信になります

日本にいたときは仕事が嫌いで楽しいと思ったことはほとんどなく、キャリアアップにも全く興味がなかったんです。さらに、出産後に仕事に復帰するお母さんの気持ちが理解出来なかったんです。

(転職して始めて仕事が楽しいものだって知りましたが。)

それも多分最初に入社した会社は厳しかったから。若手でも仕事を任せてもらえる環境は魅力的で入ったのですが、その分早く独り立ち出来るような厳しい指導が当たり前でした。社会人1年目の自分はよく怒られたっけ。怒られないように出来る振りをよくしたものです。決して自分らしいと言えない環境で楽しいと思ったことも今まで一度もなかったんです。

そんな自分が選んだ環境で

出来なかったことが出来るようになった楽しさと周りから少しでも評価してもらった自信によって今後オフィスで働くことに挑戦したいと思うように。オフィスでの仕事は1年や2年のスパンではなく、子育てが終わって子どもが自立した後も仕事を続けてみたいなと。

そのためには日本での経験だけでは仕事を見つけるのは難しいと聞いたので秋ごろから専門の学校に通うかと思っています。

その学校が

NAIT

ファイナンス系か？ウェブデザイン系か？

カナダのいいところは福祉がだいぶ充実しているところ。

永住権があれば
高校までの教育が無料。
医療費も無料。
出産で産休をとる場合国から手当が出るだけでなく、産後復帰するまでそのポジションを保持することが出来るそうです！ちなみに男性の友人は半年くらい育児休暇としてこの制度を利用しています。収入は減るにしてももらえるだけありがたい制度ですね！


周りの評価なんて関係ないなんて思うこともありますが
やっぱり誰かに認められて、誰かに必要とされるのはうれしいですよね！