列車のエアコンクラスは本当に寒い。
厚手のパーカー着て、ストール首に巻いて、毛布に包まる状態。
そして良く揺れる。

二日目の朝、お約束で地震の夢を見て目が覚めた。

「はっ!!夢か・・・」

インドの寝台に乗っていると必ず見る夢。
結構大きい地震の夢。M6とか7クラスの未経験の揺れの夢。
で、ぐわばっと起きて一瞬わけがわからない。
「地震!!」と思ったら、列車の中だから。

地震!!と思って起きたら丁度モーニングチャイの時間だった。
グラグラ上下左右、揺れに揺れるので、注ぐのも結構難しい。

それから1時間ほどして朝食。
毎食必ず「ベジ?ノンべジ?」と聞いてくれるのでありがたい。
ベジタリアンにすると、南インド料理なので迷わずベジタリアンを選択。
南インドを離れてから色々な南の料理をこの列車で食べてるよ。
コヴァーラムでは毎日ミールス。最後の日にマサラドーサ。
駅で初めてティファンを食べた程度。

朝食が来る前に、朝刊も届けてくれる。
なんて至れり尽くせりなんだ。
10時のおやつの頃にはマンゴージュース。
そしてランチ。
3時のお茶、ディナーにデザート・・・

これなら3200Rpするね。3180キロ走るしね。


それにしても、昨晩から時々あたしのブースにやってくる
インド人青年エンジニア、訛りのないキレイな英語は全くあたしには解らない。
もっと簡単な単語を使って「R」も発音してくれないと。
そうすれば少しは解る。
そしてそんなインド人のプレッシャーに負けたあたしは、寝たフリだとか、3度のうち2度は気付かないフリをしたりしてたら


「一人でばかりいて、友達も作ろうとしないで日本語の本を読んで、何しにインドに来たのだ」

とのたまう始末。

ごもっともでございます。(`・ω・´)ゞ

しかしこの台詞以外は殆どあなたの言ってる事が理解できないので、
コミュニケーションを取ろうという気も起きないのですよ・・・
そして、2度と彼があたしのブースに来る事はなかった。




$Nirmala *ayurveda-わだ