ANA国際線の機内上映には毎度、感謝です。
今回はサルマン・カーンの「SULTAN」と
幼い兄弟のロードムービー「DHANAK」
どちらも大変良かった。
一昨年辺りから機内上映でサルマンの映画を見る機会が多すぎて、サルマンファンでもないのにかなり見ているけど、結構最近は良い映画に出ているなと思うので以前ほど嫌ではなくなってるかな。
スルタンはインド人街のDVD屋のお兄さんの一押しだったので購入してみたけど、ちゃんとは見ていなかった。
今回、日本語字幕で一気にストーリーに引き込まれた。
良作。
一人のレスラーの挫折と復活を描いた物語は、色々と教えられるところがあった。
そして、DHANAK。
ヒンディー語で「虹」という意味らしい。
両親を事故で無くし、叔父の家に育てられる事になった10歳の賢い姉と8歳の盲目の弟のロードムービー。
9歳の誕生日までに目を治してあげる約束をしていた姉「パリ」はとても優しくて賢くて弟の目の代わりになるために2年分落第して、つきっきりで面倒を見ている。
弟の「チョットウ」は短気で怒りんぼ。だけど歌が大変上手い。
二人はおじさんに映画に連れて行ってもらうのが大好きで、ある日の夜も連れて行ってもらった帰りにパリは大好きなシャールクカーンが「目を寄付して誰かの役に立とう」とアイバンクの呼びかけるポスターを目にした。
それから毎日村の郵便屋さんにお願いして切手代を出世払いでシャールクに弟を助けて欲しいと手紙を書く。
ある日、村から300キロ離れた場所でシャールクの映画撮影がある事を知り、直談判に行こうと決意するパリは朝早くチョットゥを連れて家を出る。
お金もない二人は徒歩でロケ地に向かうその間に出会う人々との交流を描いたロードムービー。
珍しくストーリーに切り込んでみたけど、それ位気に入った作品。
子役の上手さとストーリーの良さは逸品。
何年か前には日本の映画祭でも上映されたらしいです。
ジプシー役のフローラ姉さんの美しさにも心を奪われました。
今回のインドではTVや雑誌や広告でのシャールクを全然見かけなかったなぁ・・・