100円のコーラを1000円で売る方法2 | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

『100円コーラ』の第2弾です。

 

宮前久美が次に挑んだのは彼女は高度成長期の

 

成功体験に囚われた日本企業で

 

「新しい成長ストーリー」を打ち出すことができるか?

 

というまさに日本全体が陥っている『病』でした。

 

 

 

 

 

 

ストーリー仕立てでビジネスの要諦がわかる

 

『100円コーラ』シリーズの第2弾です。

第1弾のテーマはマーケティング理論に続いて、

 

今回は「ビジネス戦略」です。 

本書のコピーは

 

『ポーターからランチェスター、

 

野中郁次郎までビジネス戦略がストーリーで

 

学べる一冊』

 

とあって、巻末に紹介されている参考文献の

 

エッセンスが記されてありますのでこれを読んだあとに

 

これらの原典に当たってみるというのもよろしいの

 

ではないのでしょうか?

物語は駒沢紹介で会計ソフトの商品開発を成功させた

 

宮前久美が新たに挑むのは


「日本企業がサムスンに対抗する方法」


というとてつもないもので、その背後にあるテーマ

 

として「成功体験からの脱却」というものがあるの

 

だそうです。

彼女の『抵抗勢力』として立ちはだかる壁になって

 

いるのは清水専務率いるベテランセールスチーム。

 

彼らが1990年のバブル崩壊で終わった日本の

 

高度経済成長後の約20年以上にもわたって不況で

 

苦しみ続けている存在の象徴として描かれます。

ライバルのバリューマックス社では内山明日香

 

率いるチームが駒沢商会のシェアを切り崩しにかかり、

 

とまさに八方塞がりかのように見えるのですが…。

やはりそこは彼女、『メンター』の与田誠の的確な

 

アドバイスと部下である井上君への無茶振りと

 

今回新たに登場する中国人の父と日本人の母の

 

間に生まれたロンロンという新キャラクターを迎え、

 

自身の持ち前のガッツで『突破者』といわんばかりに

 

問題を解決していく姿が印象的でした。

しかし、最後のほうで与田誠が駒沢商会を去り、

 

新たに外資系のガンジーネットの日本支社社長

 

として立ちふさがるところで本書は終了します。

さて、第3弾は出るのでしょうか? それも楽しみに

 

しつつ、本書のサクサク読むことのできる面白さと、

 

内容の深さを感じていただけたらと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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