学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

本書は

 

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』

 

『心が叫びたがってるんだ。』

 

などのヒット作を生み出した脚本家、岡田麿里さんに

 

とって初の自伝となる一冊です。

 

西原理恵子、柳美里両先生を足して割った感じ。

 

 

 

 

 

 

本書は

 

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』

 

『心が叫びたがってるんだ。』

 

などのヒット作を生み出した脚本家、岡田麿里さんに

 

とって初の自伝となる一冊です。

僕自身も「あの花」「ここさけ」を見ていて、

 

自分の心の奥底にしまったものをこじ開けられる

 

ような錯覚を覚えたものですが、それは本書を

 

読んで初めて分かったことでありまして、

 

その内容は「カリスマ脚本家」ともてはやされるような

 

華々しいものとはむしろ対極の半生―友達を冷静に

 

観察評価する。自覚的に自らの「キャラ設定」に

 

あえぎ続けた結果挫折し、最終的には中高の

 

ほとんどを不登校で過ごす…。

ここまでを読んで僕は柳美里さんの人生。

 

2016年に上梓した

 

『人生にはやらなくていいことがある (ベスト新書)』

 

(ベストセラーズ)をはじめとする諸作品を。

 

さらに、「緑の檻」とまで書いていた生まれ故郷である

 

埼玉県秩父市を出て専門学校に入学し、

 

脚本家となっていくまでのプロセスは、岡田さんに

 

とっての先達である漫画家・西原理恵子画伯の

 

『上京ものがたり』(小学館)や仕事で受けた様々な

 

理不尽な思いについての記述は

 

『この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫) 』

 

(角川書店(角川グループパブリッシング) )

 

に書かれていることとほぼ同じことが記されており、


「ああ。この本は西原理恵子、柳美里両先生を

 

足して割ったような内容だなぁ。」


などと、そのようなことを考えてしまいました。

なお、岡田麿里さんは2018年2月24日に全国公開

 

されるアニメ映画

 

『さよならの朝に約束の花をかざろう』

 

の初監督を務めるとのことであり、そちらも楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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