「なぜ出版社であり、IT企業である
カドカワが高校を?」
本書はインターネットを活用した新しい
通信制高校「N高」を取り上げたノンフィクションです。
僕が現役の高校生だった時にはここに
行っていたでしょう。
本書はインターネットを活用した新しい
通信制高校「N高」を取り上げたノンフィクションです。
本書を読みながら僕は高校時代のことを
思い出し、結果的にはある程度の「恩恵」が
あったものの(詳細は拙著
『斜めからの視点に立つ~釧路公立大学
下山ゼミ生・学生団体SCANたちと
分け合った日々~』を参照のこと)、高校生活
そのものには一切いい思い出はなく、中退を
考えていたこともあり、本書を読みながら
「あー。もし高校時代にN高があったら間違いなく
そっちに行っていただろうなー。」
と、そんなことを考えておりました。
本書ではN高の創設を思い立ったいきさつから
多くの苦難を経て創設した経緯。N高に通って
自分の「居場所」を見つける事が出来た生徒
たちのことが特集されており、最後まで一気に
読んでしまいました。
中高生の不登校が社会問題化しているのは
僕が現役のころからあったわけですが、世紀を
またいでもいじめや自殺の報道を耳目する
たびにため息をついている昨今でございまして、
まだ始まったばかりのN高がそこを変えていく
要因の一つになればと、この場を借りて
お祈りしております。
ネットの高校、はじめました。 新設校「N高」の教育革命
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