スマホ世代のためのパソコン入門 | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

「スマホなら自由自在に使えても、

 

パソコンはあまり馴染みがない。」

 

そんな10代、20代の存在は僕がそんな彼、

 

彼女らのことを知ったのは2015年から17年に

 

かけて大学で学生相手にものを教えていた

 

時でした。

 

 

 

 

「スマホなら自由自在に使えても、パソコンは

 

あまり馴染みがない。今の10代20代にはそんな

 

人が増えています。」

本書でいうところのそういう世代の存在を知る

 

きっかけになったのは市の雇用創出事業に

 

よって開催された釧路公立大学経済学部の

 

下山朗准教授(現在は奈良県立大学地域創造

 

学部准教授)の求職者向けのセミナーに参加

 

してからのことでした。

何回目かのセミナーの休憩時間の際に

 

下山准教授が


「今後あなた方はそういう人たちと働かなくては

 

ならないんですよ。」


と予言していたことを昨日のことのように覚えて

 

おります。

のちに僕が釧路公立大学へと週3日から5日通い、

 

北海道学生研究会SCAN第6期、第7期生、

 

および下山ゼミ第10期、および第11期の大学生

 

たちと2015年から2017年にかけての3年間みっちり

 

付き合い(その時のことは拙著

 

『斜めからの視点に立つ~釧路公立大学下山

 

ゼミ生・学生団体SCANたちと分け合った日々~』

 

にまとめてありますのでそちらを参照のこと)、

 

僕と行動を共にしてくれていた下山ゼミの面々は

 

デミアン・チャゼル監督の映画『セッション』

 

顔負けの2年間を送るので、下山ゼミの学生が

 

釧路公立大学内の電算室を占拠しているのは

 

『伝統』だったわけですが、何人かのゼミ生を

 

捕まえて聞いてみると異口同音に


「そうですね。このゼミに入ったからこそパソコンを

 

こんなに使うようになりましたが、いつもはスマホが

 

あればいいですからね。」


とのこと。

最終的に、僕がみっちり付き合っていた第10期

 

下山ゼミのあるチームは地域経済分析システム

 

(RESAS:リーサス)を当たり前に使いこなして

 

データを収集・分析し、その結果をエクセルや

 

パワーポイントなどを駆使してプレゼン資料に

 

まとめ上げ、その成果をホテル・ニューオータニ

 

などのでかい会場でプレゼンを行うまでになったので、

 

その時点で僕が教えることは何もなくなってしまい

 

ましたが…。

話を戻して、僕が彼らの言葉を実感したのが

 

仕事の都合上、どうしても連絡が取れるようにと

 

購入したスマホを日々使うようになってからで

 

ありまして、


「あーなるほどなー。これじゃあ確かにパソコンを

 

使わなくなるのも分かるわ。」


とつくづくそう思ったものでした。

しかし、本書はもちろんのこと、拙著をはじめ

 

この文章はパソコンを使って書いたものでありまして、

 

ホワイト、ブルー問わず、今やほとんどの職種で

 

社会に出るとパソコンを使えない場合ままず、

 

仕事になりません。

「若者がITにリテラシーが高くてパソコンを

 

最初から使いこなせる。」


などというのは全くの「幻想」であることを、本書を

 

読んで「認識」しておかなくてはなりません。

本書の狙いは


「スマホ世代がスムーズにパソコンを使えるように

 

工夫したパソコン入門書」


とのことでありまして、

 

「スマホ世代ならではの視点」

 

からそのUIの違いを詳細に説明した一冊で

 

ありまして、スマホを持っていなかった当時の

 

自分には見えていなかった「視点」を僕は

 

下山ゼミの彼、彼女らから教わりましたが、

 

もし機会があれば本書を(パラパラとでもよいので)

 

読んでもらい、感想を聞いてみたいなと、そのような

 

ことを考えております。

 

 

 

 

 

 

 

 

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